2016年3月2日水曜日

去年の冬、きみと別れ

去年の冬、きみと別れ



中村文則作品ということで読みました。
昨年は教団Xで度肝を抜かれ、
これまで以上に彼の小説が好きになったんですが、
過去の作品で読んでないものを読み進めています。
ジブリのPodcastにゲスト出演していた回が
とてもオモシロいので教団Xを読んだ方は
是非チェックして欲しいです→リンク
本作はミステリー要素が強く、
迷宮に近い印象はあるんですが、
登場人物の内面描写や考えの話も含まれていて、
読みやすいバランスになっています。
ミステリーとしての完成度が相当高くて、
迷宮よりも数段ギアが上がっています。
どんでん返しの構造はゴーン・ガールに近く、
さらにメタ構造を使ったエンディングの締め方は
うわー!と存分に楽しみました。

0 件のコメント: