2018年7月31日火曜日

2018年7月 第4週

7月23日
粋な夜電波を聞きながらカレーを作って食べた。
久々に家でカレーを作った気がする。
粋な夜電波はFinal Spank Happy特集。
OD登場しての2人の仲睦まじい様子を
ぼんやりと聞いていた。
プライムビデオで「シャイニング」鑑賞。



言わずと知れたキューブリックのクラシック作品。
最近だとレディプレイヤー1で
がっつり使われていたのも記憶に新しい。
映画を見始めた頃に見たような気がしたけど、
見終わってから見てねーわと気づいた。
とにかくショット1つ1つのフレッシュさ、
ホテルという広い空間を生かした演出と、
逆に狭い室内でのワチャワチャ感の対比がかっこいい。
音楽(というか音響?)も曲はもちろんのこと、
ボリュームの大小を含めたミックスの素晴らしさ。
当時これを映画館で見た人、ぶったまげただろうなと思う。
言わずもがなのジャックニコルソンの演技も最高。
こないだ後輩の子に教えてもらった、
シャイニングのドキュメンタリーも見なければ。

7月24日
一日、横浜でセミナーで缶詰め。
いつ使うんですか、この知識。という内容だったので、
違う部分の脳みそ違う感じでとても疲れた。
横浜ぶらりしようかなと思ったけど、
全然無理だったので即帰宅。
移動中のBGMはずっとBuddy。



Pharellにフックアップされるものの、
そこから鳴かず飛ばずとなったけど、
KaytranadaとのEPを経て1stアルバムリリース。
これがまーむちゃくちゃいい。
メロディアスな曲調とフロウが心地よいし、
トラックのバリエーションも豊富で繰り返し聞いちゃう。
自民党議員のLGBTの生産性低い、
と言い放った話題をフォローして疲れてしまう。
この議員が比例名簿の上位にいること自体が信じられないし、
議員の立場なのに自分の思い込みで
ガンガン言い切って発言しちゃう稚拙さにも呆れる。
百歩譲って間違っていたのだとしたら、
発言の撤回と謝罪をして欲しい。
(脅迫されたから消したじゃなくてね)
今回の騒動で思ったのは
やっぱ紙媒体の威力大きいなということ。
ネットでも当然魚拓とる人いるから、
そんなこと言っていないとは言えないのだけど、
紙の不可逆性が威力を発揮するという、
いとうせいこうの小説のような世界が
やってくるのかもしれない。
7月25日
「地下鉄道」数週間かけてやっと読了。


地下鉄道
地下鉄道
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コルソン ホワイトヘッド Colson Whitehead
早川書房
売り上げランキング: 111,020

昨年、どこに行っても噂を聞いた作品で
読むのを楽しみにしていた。
奴隷制度から何とかエスケープしようとする、
アフリカンアメリカンの話で超オモシロかった。
隠語としての「地下鉄道」をもし本当に
当時そこに鉄道があったとするなら
という形の小説なんだけど、
それ以外は今まで見たり読んだりしたことのある
事実としての奴隷制のエグ味成分がこれでもかと
真空パックされている。
単純に史実だけ並べるのではなく
脱走劇のエンタメとしても抜群にオモシロいところが白眉。
日本の漫画の「俺と悪魔のブルーズ」もこの系譜にあり、
改めて読み直したいと思っている。
(新作出ないんですか!!)
この作品はバリー・ジェンキンス監督で
アマゾンスタジオでドラマ化されるらしくそちらも楽しみ。

7月26日
通勤時にmixcloudで橋本徹のミックスを聞く。
今回も最高の新譜山盛りで大満足。
シングル曲が多い中で
Damian Lemar Hudson
「Voyager Drive」の気持ち良さがずば抜けていた。



ドライブしているだけのMVも最高だし、
こないだ行ったLAの風を思い出す〜(言いたいだけ)
男性シンガーによるSadeバイブス全開曲。
Logicの「Black Spiderman」で有名になった彼だけど、
再生回数少なすぎる…流行れ!
昼は弁当持ってきていなかったので、
職場の近くのカレー屋に初めて行った。
チキン&ポーク食べたけど美味しかった。
とくにポークをバターで仕上げているのが新鮮だった。
仕事を終えて出張の前乗りでそのまま新幹線に乗る。
未だに品川からの移動に慣れないし、
東京駅の広さに比べると物足りない。
乗車して速攻で定番の崎陽軒と
サッポロクラシック飲んで爆睡。
起きてNetflixで「ROOM237」鑑賞。



シャイニングの魅力に取りつかれた人たちの
最高すぎる深堀の数々。
画面上のファクトとして残っているもの、
あまりにも不可解なものが多すぎるが故に
これだけカルト化しているのだと思う。
あまりにも曲解しているものに疑念を持ったり、
これは本当にそうかも。。。と思わされたりして楽しい。
映画のこの部分はこういうメッセージなんだ!
監督にも裏を取ったから間違いないんだ!
その努力は賞賛されるべきだし、
勉強になるとは思うけど
映画の見方が狭くなってしまう気がする。
情報が一瞬でシェアされて、
考えが凝り固まってしまいがちな今こそ見るべき映画。

7月27日
寝坊しては母親に起こされる屈辱から1日がスタート。
一日まるまる会議。昼休みに1人抜け出して、
旧ヤム鐵道でカレーを食べたことが唯一の救い。
華麗に定時退社して後輩の仕事が終わるまで
ディスクユニオンで久々に真剣にレコードディグ。
Gallant、Starchild & the new romanticsのLPと
Janet、Neptunesのシングルをゲットできてホクホク。
後輩の案内で天満で飲んだけど、
前に来たときと雰囲気があまりにも変わっていて驚いた。
浅草と同様、若者だらけになっていて、
ここにいたおじさんたちはいずこへと思った。
1軒目はおいしい日本酒と和食の店で相当美味しかったし、
2軒目のイタリアンもかなり美味しかった。
そしていずれもコストパフォーマンス超高い。
東京やとこの値段で食べれないものばかりだったから、
程よい都会が一番ちょうどいい気がする。
後輩とは真面目な仕事の話をなぜかしてしまった。
2人とも転職しまくりだけど、
結局自立するのが一番よくない?という話に落ち着いた。
まぁまぁ酔っていたのですっと帰宅。
この日、1日中ずっと聞いていたのは
VanJess「Silk Canvas」


90's R&Bとハウス、最近のトラップのモードなど、
超素晴らしいバランスで作っている傑作。
個人的には今年1位くらいに好きなアルバムだった。
アリーヤ好きな人にはモロに刺さると思う。
「Touch The Floor」は個人的な今年のサマーアンセム。

7月28日
昨日の酒を引きずりながら起床。
ユニオンでフライヤーを見かけたシリアルキラー展へ。
十数年ぶりに中央線乗って
皆が海遊館方面へ向かうのとは逆方向へ行くと
海際のだだっぴろい空間にポツーンとギャラリーがあった。
入場料2000円でちょい高いんだけど、
充実のパンフレット付きだし展示のクオリティに大満足。
エド・ゲイン、チャールズ・マンソンといった大物もあるし、
知らないシリアルキラーの絵もillなバイブスを放っていて、
とても興味深かった。
ディーラーから購入しているものもあるのだけど、
コレクター本人が直接死刑囚とコンタクトして
ゲットしたドローイングもあるし、
そのときの手紙も展示されていた。
どの人か忘れたけどキリスト教にがっつり傾倒していて、
シークレット・サンシャインを思い出したりした。
梅田まで一旦戻ってスタバで休憩。
地下鉄乗っているときに女性専用車両に乗ったのだけど、
休日は女性専用ではないはずなのに
9割がた女性しか乗っていないのは
何か暗黙のルールがあるのだろうか?
今読んでいるIQがあまりにもオモシロ過ぎて
ページをめくる手が止まらない。
暑さも落ち着いたので中津まで歩いて、
名越啓介の写真展「KINSHASAA!」を見に行った。
写真家自体は知らない人だったけど、
去年見た「わたしは、フェリシテ」でキンシャサの街が
強く印象に残っていたから行ってみた。しかも無料。
ビビッドな色合いが刺激的でキンシャサの
生活が見えてくるナイスな展示だった。
洋服屋さんの上の階でやっているのだけど、
従業員とこちらがマンツーマン状態になるので、
それが少し息苦しかった。見張られている感。
友人と会うために三ノ宮へ。
最近ZINEに興味を持っていて、
どんなんがあるのかなと思いstorage booksへ。
椅子も置いてあるユルい空間で結構長居した。
友人夫妻&そのお子とともに中華料理屋へ。
店構え渋めで音楽アーティストの
打ち上げ会場になることが多いらしく、
壁面にサインが所狭しと並んでいた。
どの料理も激ウマで満足。
仕事の話、お子の話、本の話とか
忌憚なく話せる友達大事やなーと感じた。
そのあと、家にお邪魔させてもらって、
前から気になっているソニーのプロジェクタを
見せてもらった。TV買い換えたいけど、
同じ値段もしくはそれより安い値段で
プロジェクターを買えるなら。。と悩んでいる。
実際に見せてもらうと想像以上の超短焦点だし、
映画見るのは最高だなーと思った。悩ましい。
もう1件飲みに行って本の話となぜかオウムの話して散会。
帰りにNOONに立ち寄って
軽く1杯飲んで帰ろうと思ったけど、
久々な人が多くて結構話し込んでしまい泥酔。
台風接近の中、タクシーで帰宅した。

7月29日
起きたら10時で予約していた新幹線の30分前だった。
ソッコーで予約変更して支度して新大阪へ。
台風の影響を心配していたけど通常どおり動いてた。
A席をとっていたのだけどB席に人が来て激萎え。
Youは何しにここへ?と思わず言いそうになった。
視線が気になるのでiPadで映画見るのやめて
ひたすら本読んで寝てを繰り返していた。
家に帰ってからはフジロック流しながら、
だらだらとしていた。外があまりにも暑い。
(Anderson Paak.見たかったけど、
火曜日にライブ行くので我慢した。)
にわか格闘技活動を始めているので録画したRIZINを見る。
女子格闘技独特の少し喧嘩めいた部分も
だいぶ見れるようになったし、
放送された試合は両方とも判定だったけど良かった。
堀口vs扇久保を楽しみにしていたのだけど
一部カットされてて悲しかった。でも堀口強い。

7月30日
大阪帰りの週明けはしんどいんだな。
会社行ってもそこまで仕事はたまっておらず、
今日も今日とてセミナーで永田町へ。
昼からだったけどあまりにも暑くて、
外5分くらいしか歩いてないのに汗だくになった。
ソッコーで帰宅してSofa King Fridayと
粋な夜電波を聞きながら晩ご飯を準備する。
Sofa King Fridayは先週ほどのキレはないけど
どんなときも韻を踏もうとする、
メテオの神回でオモシロかった。
ラッパーはオモシロい人であるべきだなと思う。
夜電波はフリースタイルで何も記憶に残っていないけど、
それが良さでもある。おじさんの駄話。
かかった曲がどれも超カッコよくて、
とくにFKJと同じレーベルからリリースされた、
Dariusがシビれるくらいかっこよかった。



橋本徹のラジオでもかかっていたNai Br.XXも最高。
「誘惑のアフロディーテ」をプライムビデオで鑑賞。



ウディ・アレン監督作品。
ギリシャ神話と養子の話を交えた話でオモシロかった。
血の繋がり神話を鮮やかにひっくり返して、
みんな幸せになれればいいじゃんという結論が好き。
その結論に至るまでシニカルな道を通って行くのだけど。
とくにウディ・アレン本人が演じる父親の
ダブルスタンダードな具合、
つまり娼婦の女性に対して蔑視しながらも
その女性は養子として引き取った最愛の息子の母親である。
最近の作品だとこのダブスタが崩壊して、
目も当てられない地獄に突入するのだけど、
この作品は落ち着くところに落ち着いていた。
あと海外の人って基礎教養でギリシャ神話を
理解しているのかな?と映画を見ていていつも思う。
日本の何とかのミコトも理解できていないくらいなので、
ギリシャ神話なんて到底フォローできていないのだけど、
勉強すれば世界広がるかなと思ったりした。
さらに土日の間にたまっていたYoutubeを消化してたら、
あっという間に遅くなったので寝た。

7月31日
朝からAnderson Paak聞いて
今日のライブに向けて高める。
午前中だけ仕事して午後は華麗に有給休暇。
帰り道に最寄駅の中華料理屋で昼飯に
牛肉高菜チャーハンと
海老ワンタンスープのセット頼んだら、
海老ワンタンスープがどんぶりに入って出てきて、
チャーハンよりも大きくて意味がわからなかった。
腹タプタプのまま帰宅し掃除機かけて、
日記をだーっと書きながら
Kid Fresino & DJ CHOのミックスを聞いた。



ハウスってこの辺の感じなのかーと思いながら、
最後にFrank Ocean Feat. KOHHの「NIKE」かかって
これデータで持ってるのすげー
インタビューの内容はZINEと近い内容だったけど、
彼らの内輪で話している感じのZINEの方がオモシロかった。
あとマイメンの多くが聞いていただろう、
アトロクのMPC特集 by KREVAが
とても刺激的な内容だった。
MPCグルーブ神話を立証した貴重な回。
MPC3000の微妙なノリを
ずばり聞き分けれなかったけど、
数値で説明されると明瞭明快で分かりやすかった。
MPCが完成するまでの変遷も
プロジェクトXなノリでオモシロかった。
そもそもKREVAのサンプリングで作った、
トラックのクオリティが渋すぎた。
その後、続きが気になりすぎて
ジョー・イデ「IQ」読了。


IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョー イデ
早川書房
売り上げランキング: 1,886

久しく推理小説読んでなかったけど、
何かが解決していく快感を久々に味わった。
しかもLAが舞台でヒップホップ、
ギャングスタカルチャーを下敷きにしているので、
個人的にはオモシロさ倍増。
あとがきにどんな著者なのか説明されていて、
日系アメリカンの50オーバーのおじさんらしく、
しかもこれが小説デビュー作。
シャーロックホームズに
インスパイアを受けている話が興味深くて、
まったく何か新しいものというより、
今の時代は組み合わせ、
もっといえばDJのような編集感覚が
フレッシュさを産むのだなと心底思った。
読み終えてすぐに豊洲ピットへ。
Anderson .Paak & The Free Nationals単独公演。
30分押しで始まったライブはとにかく最高だった。
ラップする本人がドラムを叩くという
超画期的なバンド編成な訳なんだけど、
彼のドラムスキルにただただ圧倒された。
中盤以降、ほとんどの曲で彼がドラムを叩いてたんだけど、
強烈なクライマックスがどの曲にも用意されている。
極めてロック要素が高いバンド編成で、
前ノリなグルーブが新鮮だった。
知っている曲もバンドでアレンジされて、
全然違う印象になることのお手本のよう。
前半のロックテイストなアレンジも好きだったんだけど、
「Lite Weight」「Am I Wrong」「I Luh You」
このブギー系3曲は至極だった…多幸感。
とくに「I Luh You」のコール&レスポンスのところで、
Anderson Paakの声にエフェクトかけて、
エモい展開を生み出すのが最高最高!
(ちょっとしつこかったけど)
やっぱライブ行かないとなーと思った夜だった。

2018年7月23日月曜日

2018年7月 第3週

7月16日
粋な夜電波を聞きながら家事。
冒頭から謎のキンプリ押しで戸惑った。
キンプリのダンスの衝撃はチャーリー・パーカーを
初めて聞いたときに匹敵するらしい。
毎朝ZIPで見かける中で、
そんなダンスイケイケなイメージなんて
持っていなかったから意外だった。
それはともかく趣味と人格の同一化が始まった
90年代以降の記号としての音楽ではなく、
生き続けていくために好きになる音楽って尊いよね
って話はとても興味深かった。
「これ聞いている自分」という
相対化された感覚は拭い去れなくて、
まさに最近考えていることずばりだった。
今の枕があまりにもヘロヘロだったので、
蒲田のニトリで新しい枕を買った。
これで快適睡眠になるはず。
とにかく外があまりにも暑すぎる。
信じられないくらい。
毎年言っている気がするけど、
今年は段違いに暑い気がする。
そんな気がするばかりで本当のところは分からないし、
具体的に去年の記憶と実際の気温を
比較する行為に興味はない。暑いものは暑い。
商店街のお店で買ったバカみたいな
値段のコロナを飲みAhmad Jamaal聞いてchill。
SFで購入したけどカバー含めて超好内容、
音で涼しくなれるグッドミュージック。



晩御飯の準備をしながらReplicant FMを聞いた。



ダイビングは興味ないけど、
離島行ってのんびりしてぇ!と思った。
あと絵日記の話がオモシロくて、
実は絵日記は人への情報伝達手段を学ぶのに
とても適した勉強方法なのでは?という仮説。
限られた空間に文字と絵を落とし込む作業って
意外に難しそう。
この日記は無制限に気分が乗った時は
たくさん書いているけど
もう少しルールがあったほうがいいのかも。
思ったこと、見たことを残しておきたいから、
これはこれでいいんだけど。
あとオウム真理教の死刑執行の話から、
死刑の是非の話に転がっていく過程もオモシロかった。
存続と廃止のどちらかで二元論かと思いきや、
現行犯射殺する文化もあってみたいな、
簡単に答えにたどり着かない議論は
ディベート向きな題材だなと思ったし、
去年読んだ「テロ」という小説は
直接死刑の話でもないけど、
かなりテーマ的にかすっているから
もう一回読み直したいな。
(図書館で借りたから手元にない…涙)
晩御飯は家庭菜園で育てている
ローズマリーを使って鶏肉の香草焼きを作った。
OLか!

7月17日
Mndsgn「Snax」聞きながら出勤。



80's感バリバリシンセ meets ヒップホップ。
いろんなアカペラが入っていて、
それが何なのか考えるのも楽しい。
ミクステならではのラフな仕上がりなのも
久々に聞く感触で好きなところだった。
会社の前にローソンがあるので、
東京ポッドのコンビニ論でプチ鹿島が薦めていた
カフェラテを買ってみたら美味しかった。
それよりもコーヒーワンオペ問題が気になって、
セブンはセルフでコーヒー入れるけど、
ローソンは店員さん入れてくれる。
出勤タイムの朝、ほぼ全員がアイスコーヒーを
頼んでいるので、店員がひたすら入れまくって
適当にカウンターに置いて
客がなんとなく自分の発注分かなと思って
持っていくシステムになっていた。
ちなみにコンビニ論で笑ったのは、
大型のローソンをローサン、
大型のセブンイレブンをセブンイレバン
と呼んでいたところ。言語感覚が最高すぎる。
帰路、WET「Still Run」を聞きながら。


1曲目にThe Star Child & New Romanticが
featで入ってて、それがかなり好きだし
アルバム全体も生音中心のオーガニック系で心地良い。
帰ったらプライムセールで発注していた
商品諸々が全部届いていた。
ついにKindlePWとFireTVを購入してしまった。
KindlePWは英語の勉強用で洋書読むために買ったんだけど、
機能のあまりの革命性に痺れまくった。特に単語帳機能。
もっと早く買っておけばよかった。
FireTVもテレビがアップデートされたような気持ちになる
素晴らしいUIとリモコンのコントロールのしやすさ。
TVが超古いので新しいやつに買い換えたい。

7月18日
Okzharp×Manthe Ribane「Closed Apart」で出社。



Dear Ribane」が超好きなので、
満を持してのフルアルバムが
どんな感じなのかなと思ったら、
重ためなトラップ系のサウンドで結構好きだった。
Drakeの「More Life」に参加したBlack Coffee然り、
南アフリカ勢が持つ独特のリズムのノリがある。
英語もネイティブでない分、聞き取りやすいなー
と思っていた矢先、pitchforkで「poor」と書かれていた。
そしてレビュー自体もかなり酷評で悲しかった。
確かにDear Ribaneはアフリカの言語の語感と
音楽の素敵なマリアージュだったから、
英語のシンプルなフレーズよりもそっちの方が
英語圏の人にとってはオモシロいのかな。
蒲田でセミナー受けてから、
気になっていた唐揚げ屋に帰りに行ったら
臨時休業でマジ卍。
むしゃくしゃしたので代わりに
王将の餃子を買って帰った。
ラジオクラウドで最近聞けてない番組を
ざっとダウンロードしてお風呂で聞く。
参院の議席6増の話がかなり地獄めいていて、
権力は民衆が隙を見せれば
好き放題やってくるのだなと心底思った。
「政治家になるくらいの志があるのだから、
まともな考えを持っているはず」という
甘い見込みは崩れ去っていく。
そして、今の政権はこの甘い見込みにつけ込んできて、
平気な顔をしているのがとにかく怖い。
あと今日のセミナーでも、とある法律の改正にあたって
2022年目処に段階的に進めようとしていたら、
「2020年までにすべて完了させよ」
と内閣府からケチがついたらしい。
2020年にすべてが変わるという幻想、
それに向かって頑張ろうという押し付け、
ぜーんぶまとめてf*ck off!!!

7月19日
帰り道にDirty Projectors「Lamp Lit Pose」を聞いた。



前作のエクスペリメンタルな雰囲気から一転、
がっつりバンドサウンドに回帰していて、
これはこれで好きだった。Striking up the band!
とくにAmber Markを客演に迎えた、
「I Feel Energy」はもろにMJオマージュな
仕上がりで最高最高!
(Amber Markの最新EPも相当調子いい、とくにSadeカバー)
帰宅するとミツメのライブ盤、NEI & Ryo Kobayakawa、
JETSETノベルティのFitz Ambroseのミックスが届いてた。
NEI & Ryo Kobayakawaがかなり良くて、
久々にイントロのあるEP聞いたし、
インストの使い方が構成として素晴らしいと思う。
(そもそも曲がどれも超かっこいいんだけど。)
名古屋周りは才能が溢れている。
この曲だけでも聞いてみて欲しい。



7月20日
Jaden Smith「Syre:The Electric Album」を聞きながら出勤。



Christina Richがfeatで
MVにヤマピーが渋谷を歩いている「Ghost」は未収録。
冒頭2曲がLidoプロデュースなんだけど、
Lidoっぽさが全然感じられなかった。
Jadenがコントロールしているのか、最近の作風なのか。
唯一ラップしている最後の「icon?」が好きだった。
今日は午後からセミナーで移動のあいだに
The Internet「Hive Mind」を聞いた。



Matt Martiansがインタビューで語っている通り、
過去作に比べるとご機嫌な曲が多くて夏にフィット。
ファレルっぽいドラムに極上のメロディが乗っている、
「NEXT TIME」が一番好きだ。
Airbnbで探した家でレコーディングする試みはオモシロい。
環境によって出来上がる音楽は変わるだろうし、
その開放感、抜けの良さはアルバムに反映されている気がする。
夜は渋谷で前の会社の先輩と飲みに行った。
結局やめてしまったけど、趣味の合う先輩方と
知り合えたことは良かったと思える。
アト6のデート飯部を猛プッシュされたので聞かなきゃ。
ただ久々に自分の好きなことを会話できる人たちと話したので、
自分が一方的に喋っていた気がする。酔っ払い。
3件ほどハシゴしたので帰宅後即死。

7月21日
朝早く目覚めたのでNETFLIXで「ディアーディアー」鑑賞。



公開当時気になっていたけど見逃していた。
嘘をついてる状態、欺瞞を抱えている状態から、
真実が明らかになり主人公3人がむき出しになった瞬間。
それぞれが映画でしか見れない瞬間の連続でとても興奮した。
空間と光の使い方を考えさせてくれる映画だった。
多くの監督の元で助監督を務めた菊地健雄のデビュー作で、
いろんな監督からの映画を見たコメントがオモシロいし、
まさかの蓮實重彦御大からのコメントも→リンク
あと、この映画における中村ゆりのセクシーさは危険水域。
男性諸君はそれだけでも見る価値があるよ。
ハリウッドには映像レベルで勝てないし、
バイオレンス表現も韓国には劣る中で、
日本映画が描く日常の物語ってもっと必要だと思う。
だから、ミニマルな設定でこれだけオモシロいことできる
素晴らしい監督の作品をこれからも積極的に見たい。
スーパーへの買出し前にまた近所のうどん屋へ。
あまりにも美味しすぎて隔週で行っているけど、
毎週行きたくなる。
あまりにも家でゴロゴロしてたら
いつのまにか結構寝てしまっていた。
夕方、髪を切りに美容院へ。
引っ越してからの品定め期間なので
前回とは別のところに行った。
美容院、街中に意味不明なくらいお店あって、
皆どうやって選んでいるのか気になる。
そもそもセットしてもらった姿に納得したことがない。
お似合いですねと言われても、
そらあなたが作り上げたものだから
そう見えるかもしれないけど本人の気持ちはどこへいくのか。
と長年思っていた。
だけど美容院の人が良いということは
限りなく客観的に見ているから最もな意見なんだ
とクイアアイを見て思い直したので、
今日は薦められるがままに切ってもらった。
結局、可もなく不可もなくな仕上がりに。
あと端末がそれぞれ席の前に置いてあって、
美容系商品、アプリのCMが延々流れていた。
隙を見つけて媒体化するのここまで来たのかと思った。
広告を見ないで済む空間はどんどん無くなっていく。
帰って晩ご飯作りながらSofa King Fridayを聞いた。
メテオのボケの精度と速度が素晴らしすぎて、
ずっとニヤニヤしながら聞いてた。
パーソナリティの声にオートチューンをかけて
放送するというトリッキなー回にふさわしかったけど、
オートチューンの話ほとんどしていなかった。
来週の後編も楽しみ。

7月22日
あまりにも暑くて今日も早く起きてしまったので、
レンタルしていた「パターソン」を見た。



あまりにも良すぎて映画館で見たかったと心底後悔。
繰り返しに見えるかもしれない日常は
単なる繰り返しではなく、
良いこと、悪いこと含めて機微によって彩られている、
そんなことが映像からビシバシ伝わってくる。
この感覚は僕が日記を書いている理由と
とてもダイレクトに結びついている。
便利さとかけ離れ今の時代にまったくフォローアップせず
ひたすらノートに詩を書いているという
このアナログな設定にアガる。
途中ラッパーが出てくるのだけど、
調べてみるとメソッドマンだった。
チョイス渋いなーと思ったら
ジム・ジャームッシュには毎回ウータンメンバーを
使うくらいの繋がりがあるみたい。
ラストの犬に破壊されるシーンからの展開が好きで、
永瀬正敏の非現実感と彼が放つセリフに特にシビれた。

Sometime empty page present most possibilities.

ノート買って手書きで日記書こかな。
でも手書きだと続かないんだよなー
映画好きとかいいながら、
初めてのジム・ジャームッシュだったので
他の作品も見てみたい。
午前中にダイニングテーブルがついに届き、
とても家っぽい感じになった。
昼は大森のスープトックでカレーを食べた。
ビシソワーズとカレーのコンビネーション破壊的にうまかった。
atreの上の階にあるブックファーストが
面積が限られている中でかなり良い品揃えだった。
欲しい本あったけど4000円弱だったので
さすがに一旦保留で考え中。けどめっちゃ欲しい。
そのまま雑色のコーヒーロースターへ。
BUCKLE COFEEというお店で工場跡地を活用していた。
フレンチプレスで入れてくれたアイスコーヒーを飲み、
ブレンドの豆を買って帰った。超美味。
一般的なマーケティングで考えれば、
あそこに出店するの非効率で仕方がないけど、
廃工場をロースターにするのは、
サードウェーブ系の王道だし大田区は工場が多いから
清澄白河みたいになる可能性がないことはないし
オモシロい試みだなと思った。
家に帰って枝豆ゆでたり、
買ってきたピザをバルミューダで温めたり、
お酒のツマミ系晩ご飯を作って食べた。
とくにこないだ渋谷の居酒屋で食べた、
白菜の浅漬けに大葉を刻んで入れるやつ、
引くくらい美味しいのでオススメ。
日記をまとめて書いて就寝。

2018年7月16日月曜日

2018年7月 第2週

7月9日
粋な夜電波を夜ご飯準備しながら聞く。
ジャズアティチュード。
アメリカ以外のジャズの世界の広さに毎回驚く。
この辺まで掘りきれないので
ラジオで新しい音楽を知れるのはありがたい。
夜ご飯食べながらバチェラーシーズン2完走。
最終話自体はただのデートだけだから、
別に大してオモシロくなかったけど、
結局両家族との邂逅シーンが
ドキュメンタリー好きとしては一番オモシロかった。
片親で育てられたことを減点だと
多くの人に見られることを前提に
言い切れちゃうお父さんを見ると
世代によって価値観は違うことが如実にわかるし、
それに対する「I don't give a f*ck」は超名言。

7月10日
フレックスで退社後、一旦家で着替えて
C.O.S.Aと田我流のライブを見るため渋谷のWWWへ。
C.O.S.AのライブはEPリリース後、
1度見ていたけど今回も良かった。
知立バビロンチャイルドがいつもと違うビートで、
ビートレスなのが新鮮だったし、
新曲が1曲披露されてProduceはC.O.S.A自身。
マスタリング、ミックスがD.O.Iらしく、
音の鳴りが他の曲と段違いだった。
あんなに明らかに変わるのかという、
音の響き方でライブ見に来て本当に良かったと思う。
あと名曲「1AM in Asahikawa」のフックの
セルフ解説があって、
映画「ペイド・イン・フル」の
ミッチというキャラクターが乗っている車で
使われているタイヤのことをイメージしてたらしい。
NETFLIXで見れるみたいだから見る!
(ライブとは関係ないけど
読書のインタビューも最高だったな)
トリが田我流のライブ。
バックDJはMahbieでA$AP ROCKYの
「Praise The Lord」をかけるという、
外タレのライブ前みたいな始まり方。
この体制のライブを見るの始めてだったので、
何なのかなーと思っていたけど、
新曲のノリがUS新譜を意識した、
トラップ系のものが多くそれの伏線だったのかも。
(ジュークみたいなのものあった)
田我流なりの解釈が入ったトラップというべきか、
トライバルな曲だったのでアルバムが楽しみ。
とにかくバイブスが高くて
ライブの盛り上げ方が最高だった。
「やべ〜勢いですげー盛り上がる」は
曲自体も当然やべーんだけど、
その曲を歌うまでの流れのしつこさに笑ってしまった。
MahbieはDJというよりほぼサイドキックで、
そこもバイブスが高くて良かった。
あと初期の曲をビート差し替えて歌ってて、
そのビートチョイスが安易なUSメジャーでなくて、
後ろノリなビートが多かったのも、
Mahbieとのコンビネーションのおかげなんだろうか。
最後は「ゆれる」で大団円。何回聞いても良い曲。
帰りに回転すしをさくっと食べて
渋谷のTSUTAYAでCD半額だったので、
適当に何枚か借りて帰った。

7月11日
昨日借りた小袋成彬「分離派の夏」がやけに響く。
リリースタイミングのときにも聞いてたけど、
改めて夏に聞くとめちゃくちゃ効いてくる。
とくに歩いているときに、
その空間が急激にドラマティックに見えて来る。
不思議。あくまで感覚の話なんだけど、
MVに引っ張られているのかもしれない。
帰宅後「ペイド・イン・フル」を早速見た。



ドラッグディーラーたちのヒリヒリした日常が
めちゃくちゃオモシロかった。
劇中「スカーフェイス」が引用されていたけど、
温度としては逆にクールな仕上がり。
破滅への階段を登っていく過程が描かれる訳だけど、
負の連鎖というか真面目に生きようとしたって、
周りがドラッグで稼ぎまくりなら、
自分も。。と思ってしまうのは当然だよなと思った。
ラッパーのキャムロンの演じるリコの、
理性がなくアンストッパブルな鉄砲玉感が好きだった。


7月12日
去年の音源で作ったミックスを聞きながら出社。



自分で作ったのに、この曲なんやっけ?とか
このミックスはいいとか自画自賛していると、
音楽とどういう風に付き合うか考えたくなった。
ストリーミングでほぼすべて解放されて、
聞きたいときに膨大なアーカイブに即時アクセス、
耳元に流れるという一昔前から考えたら
超未来に生きている。
ゆえに1度聞いて右から左へ流れてゆくものが大半で
繰り返し聞くものが少なくなっていて、
頭に残らないし、手元にものとしても残らない。
音楽を聞いているというよりも
情報を摂取しているだけだなと思ってしまう。
じゃあ、音楽を聞くって何?という話になるのだけど、
人の音楽の聞き方にとても興味があって、
皆がどういう風に音楽とお付き合いしているのか
いつかヒアリングしまくりたいと思っている。
なんて考え事していたら腕時計を忘れていた。
小袋、宇多田の対談記事が超絶オモシロい。
インタビューという形に慣れないし意味を感じない
という話から対談に至った経緯を含めて、
意味のある情報が跋扈する世の中で、
駄話がいかにオモシロいかということがよく分かる。
つまり脱線しながら徐々に結論へ向かっていく、
その過程がオモシロいのだということ。
あらかじめ決められた結論に飽きているのかもしれない。
帰りの道中は16FLIP「Smokytown callin」



初期作品ゆえのシンプルなワンループが心地よい。
夜ご飯はフォーを作って食べた。
R+R=NOWが最近のフェイバリットなので、
NETFLIXでニーナ・シモンのドキュメンタリー鑑賞。



サンプリングソースでしか彼女のことを知らなくて、
その人生がどういったものかよく分かる、
素晴らしいドキュメンタリーだった。
自分のその場の感情で生きるというのは、
大人になると稚拙なように見えてしまうけど、
正直に生きていることのかっこよさもあると思う。
クラシックを愛した彼女が人種を理由に拒絶され、
そこからジャズ、ポップスの世界で活躍するのは
運命で決まっていたのかもしれない。
公民権運動に傾倒する姿勢は
音楽と政治が密接に関係する
今のアメリカの雰囲気を先取りしている。
あと躁鬱病のくだりは今のカニエと
すごいシンクロして見えて、
激しい感情に委ねるまま生きている。
リスペクトゆえのサンプリングの多さなのか。
改めて聞き直したいニーナ・シモン。

7月13日
なんとなくBiggieの「Ready to Die」聞きながら出勤。
仕事中に上司に急に誘われて、
仕事終わりに飲みに行くことに。
入社して1ヶ月半経った中で、
そこはそうなってるんですね的なことを
知ることができたので良かった。
仕事も大事だけど人間関係のバランス知るのも大事。
結構飲んで酔っていたので、お風呂入ってすぐに寝た。

7月14日
10時すぎに起床。暑い。暑すぎる。
五反田で開催されているファミリーセールへ行った。
めちゃくちゃ人がたくさんいて、
さながら戦場みたいになっていた。
BGMがはじめパーティーミックスみたいな感じだったのに、
途中から90's HIPHOPばっかりかかって
客層と音楽のミスマッチで起こる
磁場の歪み具合にテンション上がった。
試着しようと思って並んでいたら、
試着室を管理しているスタッフのもとに
後輩らしき人がきて、
「これ試着中におしっこ漏らされたみたいで…」
と言いながら股間が濡れた
カーキーのハーフパンツを持ってきた。
あまりにも想像できない出来事すぎて、
スタッフの2人は笑うこともできずに呆然としていた。
結局、何点か購入したけど
人混みに紛れず買い物できるくらい
リッチになりたいものよ。

7月15日
朝起きてNETFLIXで「お盆の弟」鑑賞。



マイリストに登録して放置していたのを忘れてて、
季節柄、そういえば思い出して見てみた。
渋川清彦×光石研という最高に渋い組み合わせで、
大人になりきれない大人をテーマに
描いているのだから最高に決まっている。
映画監督が主人公なので私小説的なことなのかな、
と勘ぐったりできるメタ構造になっているのがオモシロい。
家の中でのショットが多いのだけど、
これを見ると是枝監督作品の
空間ギチギチな家の撮影力のレベルの高さがよく分かる。
でも僕はこの作品のモノクロなところと
ワンショットの多用はとても好き。
日本の現代劇でモノクロってかなり珍しいし、
見た目には地味になるから勇気がいることだと思うけど、
引き算の美学があったと思う。
いつまでも夢を追いかけて現実逃避してしまう、
その状態から抜け出さなきゃいけないことは
現実に存在するのだけど、
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
というような呪いの言葉もあり、
夢=呪いであることを考えたりした。
宇多田ヒカルのアルバムの
レンタルが始まっていることを知り、
最寄りのTSUTAYAへ。
その道中でSofa King Frydayを聞く。
田島貴男、ヤマタツのライブに行った話がオモシロかった。
両方ともライブで見たことがあるけど、
人間というより1個のエネルギー体から
声が出てるとイメージできるくらいに
パワフルなのが印象に残っている。
とくに山下達郎のライブは音楽好きな人は
絶対行っておいたほうがいいと思う。
ライブの価値観が変わるくらいの感覚を味わえるので。
(「蒼氓」で死ぬほど号泣した思い出)
帰宅後、日記を書きながら宇多田ヒカルを心して聞く。

初恋
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音のリッチさがスピーカーからビシビシ伝わってくる。
今回のアルバムで一番興奮したのは、
クリス・デイブが参加していること。
日本のポップス最高峰の歌手のアルバムに
彼がスタジオミュージシャンとして参加している、
この感じがたまらないんだよな。ワールドワイドォォ。
まだ2回くらいしか聞いてないけど
「誓い」「Too Proud」「残り香」が好きかな。
お腹が全然空かないのでビール飲んで、
ソファで延々ダラダラしていた。
NETFLIXで「DJにフォーリンラブ」鑑賞。



味のしないコメディ見たい気分だったので見た。
あと主演のギリアン・ジェイコブスが好きだから。
原題はibizaで、はじめ「なんて軽薄なタイトルを…」
と思っていたけど中身と邦題がばっちり一致していた。
女性版ハングオーバーなノリが楽しい。
予定調和で進むかと思いきや、
このタイプに珍しい終わり方で新鮮だった。
映像見るのも飽きたので読書して就寝。

2018年7月9日月曜日

2018年7月 第1週

7月1日
失意のもと起床。
iPhoneを見ても電話はかかってきていない。
もうダメだーとふて寝。
起きてからはひたすら「Unsolved」を見ていた。
本棚のパーツが揃ったので本棚をやっと作った。
壁面本棚。でもあまりにも本が多過ぎて
全然収まらない感じなので
もう少し売らなきゃいけない。面陳とかしたい。
タイムラインで見かけた「Japan's Secret Shame」を見た。
伊藤詩織さんのレイプ疑惑を巡るドキュメンタリー。
想田監督の観察映画慣れしているところがあるので、
かなりコテコテに仕上がっているように感じたけど、
レイプという犯罪に対して、
警察が機能していないのは明らかなので、
このぐらいデフォルメするくらいでいいのかもしれない。
何よりもおぞましいのは
セカンドレイプの行為に及んでいるのが国会議員ということ。
司法が不起訴と判決を下したのだから、それに黙って従え!
って法律作るのを仕事にしている人が言うセリフじゃないし、
枕営業失敗〜って嘲笑う姿は地獄でしかなかった。
日本だけではなくて海外でもレイプという犯罪は
捕まり辛いという問題はある。
(去年読んだミズーラや13の理由を見ればわかる話)
BBCに対してイギリスはもっとひどいだろ、
国益を損なうような行為をするなと大声を出すような、
国家を身体化している人間が目につくと辟易する。
お前はどうなんだ?と問い詰めたくなる。

7月2日
定期なくして全く落ち着かないので、
早起きしてみどりの窓口にかけつけて再発行完了。
昔のような磁気タイプやったら
満額弁償だったかと思うとゾッとする。
会社に早く行くのもシャクなので、
ベローチェでアイスコーヒー飲みながら日記を書く。
出社前に一応電話しとくかと思って警察書に電話して
届いていないかどうか確認したら届いてたー!!!!
日本死ぬな、生きろ!!! 案件。
(友人のブログからインスパイア)
もうちょっと早く知りたかった。。。
とにもかくにも全部戻ってくるだけでよい。
会社の人に事情を話して昼休みに浅草警察署まで
炎天下の中、汗だくで向かった。
番号違いで結構バタバタしたけど無事ゲット。
拾ってくれた人はお礼いらないとのこと。
見つかった安心感でそれ聞いたときに、
割と軽めに「そうすか」ぐらいのリアクションしたら、
「えっ、もっと感謝しろや」という空気を
警察の職員から感じて悪いことしたなと思った。
けど、警察署前でタバコ吸っているときに、
「いや警察が拾ったわけじゃないから、
あなたがたに感謝するギリないよね」と思い直した。
取りに行くまでの道中、Replicant FMを聞いた。



キリスト教で育った人の感覚の話がオモシロかった。
家によるとは思うけど日本だとなんとなく仏教?
みたいなノリで宗教に接するから
真剣に考えたことなかったけど、
神頼みの感覚の違いでなるほどなーと思った。
John Coltraneの未発表曲集を聞きながら帰宅。
純度高めのジャズというか、
ジャズと言われてイメージする音が鳴っていた。
かっこいいフレーズが多い気がした。
家に帰ってからはひたすらNETFLIXで「Unsolved」、
Youtubeを見まくったりしていた。
めちゃくちゃ好きだったPVは
Kamaal Williams「Salaam」



アルバムも結構聞いてるけど、
映像と音のコンビネーションの渋さにやられた。
少しドラマ仕立てなのオモシロい。
サッカーのこと気になったけど耐えれず就寝。

7月3日
起きると日本がベルギーに負けていた。
ニュースのハイライトを見ると、
とてもオモシロい試合のようだった。
会社の周りは誰も見ていないし、
興味がない非国民集団なので楽。
会社の行き帰りに聞いた、
Jay Rock「Redemption」がとても良いアルバム。
2016年にバイク事故にあってからの心境を歌う
アルバムタイトル曲がめちゃくちゃ好き。
このライン、最高。

I see some of them showin' up just to post a picture
Like they was my nigga, Instagram's a dead man's best friend


7月4日
昼休み中にふと見たブログに心奪われる。

DJ MURO 「Diggin' Ice - summer of 96」(完全版)

このレベルのdiggerで、ここまで解説してくれている人が
どれだけ貴重なことなのか。
アーカイブすることの偉大さよ!
帰り道にゆるふわギャングの新譜を聞く。



先行で公開されていたPALMも相当キテたけど、
アルバム全体も相当にキテた。
言葉削りまくってそこに魂込めているような。
ライブとかめちゃくちゃエモくなりそう。
ボーカルのボリュームがかなり抑えめのミックス?で、
(もしくはエフェクト多め?)
ラップのアルバムというよりも、
音を聞いてほしいという意思なのかもしれない。
麻婆豆腐作りながら
仙人掌のアフター6ジャンクションでのライブを
ラジコのタイムフリーで聞く。
めちゃくちゃタイトなライブで、
全体的な滲み出るヒップホップ感がたまらない。
「耳を貸すべき」オマージュ、フリースタイル
といった聞きどころ山盛りで満足した。

7月5日
Drake「Scorpion」の歌詞やらレビューやらを
iPhoneで見ながら味わっていた。
pitchforkのレビューが一番オモシロかった。
とくに父性の観点で語っているところ。
PUSHA-Tとのビーフでの
隠し子に関する指摘がなければ、
もっと甘ったるいアルバムになっていたのかな。
RAPと歌(R&B)をうまく融合させたのがDrakeなのに、
それを2パートに分けてしまうのはもったいない
というのはなるほどなーと思った。
リリックは確かに31歳でこのリリックかよ
って話はあるかもだけど、
どう考えても今回のサウンドは超かっこよい。
「Nice For What」は一生聞くと思う。
家に帰ってからひたすら格闘技の動画を見ていた。
格闘代理戦争に触発されて、
十数年ぶりに格闘技熱がぶり返して来た。
RIZINのConfessionシリーズがとくにオモシロくて、
試合を振り返りながら、その場面場面で
考えていたことを本人から聞くという構成。
格闘技は瞬間の美学の部分があって、
詳しく語るのは野暮なところもあったかもだけど、
可処分時間の奪い合いで悠長なこと言ってられなくなったのか、
Youtubeにこれだけのコンテンツを
アップロードしてくれていて最高。
自分たちの利益に固執せずに間口広げる姿勢は大切。

7月6日
R+R=Now「Collagically Thinking」聞きながら出社。



バンド名がNina Simoneの言葉からインスパイアされてる、
スーパーオールスタージャズバンド。
グラスパー、テラスは好きだけど、
残りのメンバーは知らなかったので
この組み合わせの音楽は個人的に新鮮だっった。
Dilla的なリズムに執着しない軽やかなサウンドだなー
と思っていたら、そのリズムのフェーズは1周していて、
それありきの上での音楽になっているらしい。
この鼎談はアルバム聞く上でとても為になった。

R+R=NOWから見るブラック・ミュージックの現在
―柳樂光隆×本間翔悟対談(前編)(後編

Feat勢が独特の人選でオモシロいのは間違いない。
とくにStalleyは確かに謎すぎるし、
同じ曲ではグラスパーがビズマーキー的なノリで
ラップしているのが笑える。
仕事はタスクが増えてきて少しずつ慣れてきたかな
といった調子だけど、コンサバ過ぎて引いてしまう場面も
結構あってこの状況に慣れるのはよくないなと自戒を込めて。
午前中に麻原彰晃とオウム真理教の6人が死刑された
という強烈すぎるニュースが飛んできた。
とても複雑な気持ちになった。
当然、死刑に相当する罪をおかしたのは間違いないし、
麻原彰晃が真実を語る可能性は限りなく低い。
けれど死刑にしてしまえば本当に取り返しがつかない。
すべてが闇の中に消えてしまう。
麻原はともかく残りのメンバーを通じて、
何がどうなってこうなったのか?
実態の究明がされないまま死刑してしまう。
この何も考えていない、思考停止具合は
今の時代を如実に反映している気がする。
オウム真理教って何だったのか?について
考える材料になるのは森達也のAシリーズだと思うので、
興味ある人は見てみて欲しい。
帰りの道中で「小説禁止令に賛同する」読了。


小説禁止令に賛同する
小説禁止令に賛同する
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いとう せいこう
集英社
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小説という表現方法の限界を拡張し続けているのが、
いとうせいこうだと思うのだけど本作もその類の作品。
遠い未来で小説が禁止されてしまった世の中で、
小説とは何か?ということを問い続ける話。
小説なんてダメですよね、と体制に寄り添った姿勢から
小説において主語をどうするか?というのは
とても重要な最初の設定で
物語と読み手の距離感が変わると思っている。
その辺りを丁寧に解説してくれているし。
小説の構造に入っていくようなストーリーテリングが
とてもオモシロかった。
序盤の整理された状況から突入するカオス。
いかに小説からビヨンドできるかを常に挑戦している
いとうせいこうは超かっこいいしリスペクト。
家事ヤロウという番組の卵料理に感銘を受けたのち、
お酒飲みながら気絶するように寝てた。

7月7日
朝起床してスーツをクリーニングに出しに行く。
なんとなく入った店でなんとなく出したら、
スーツ上下2着、3000円で完全にボラれた。。。
こういう無駄なお金を払うのが
精神的なダメージが一番デカい。
もうあの店には二度といかない、二度と。
なんとか気分を盛り返すために
気になっていた近所の讃岐うどん屋へ。
店の雰囲気、味、ぜんぶハイクオリティで満足した。
一旦、荷物を置きに家に戻ったのち今度は図書館へ。
完全におじさんの溜まり場になっていたけど、
おっと思わせるラインナップで本とCDを借りた。
そのまま蒲田まで行ったら鏡に映った
自分のズボンがあまりにもみすぼらしくて、
これはクイアアイの教えに反するということで、
無印でノータックのパンツを購入。
夜は無印のカレー食べた後、
TOHOシネマズ川崎で「ハン・ソロ」



最低限のオモシロさはあるけど、
それ以上でも以下でもないといった印象。
結局どうしたいの?みたいなお話の構成が
ガチャガチャし過ぎていて見ていて疲れた。
見終わった後に監督がロン・ハワードと出て、
あーなるほどーと心底思ったし、
ここでこそ若手監督を抜擢して欲しかった。
ただGOT好きとしてはエミリア・クラークが
出ているところはアガったし、
Childish Gambinoがメイン級で出ているのが
若手抜擢しているところは良かった。
スターウォーズはなんだかんだいって、
リベリオンの話なのでイマイチだなと思っても、
それはそれでありかもといつも思わされるから
結果オーライかな。スピンオフでいうと
ローグワンのほうがダントツにオモシロかったけど。
ディズニーはこうやって微分して、
その前とかその後とか延々と続けていくのだろうな。
Disney Rules Everything Around Me.

7月8日
六本木で美術館巡り。
まず21_21 Design SightでAudio Architecture
小山田圭吾の曲に合わせて、
色んなアーティストのインスタレーションが展示されていた。
入り口のところにライブの映像が
巨大スクリーンに映りつつ、
その後ろにはProtoolsの波形が見れるモニターもあって興奮。
この時点で相当オモシロイのだけど、
奥にさらに大きなスクリーンがあって、
そこでインスタレーションが延々再生されている。
同じ曲でも目の前で展開される映像によって
曲の聞こえ方が変わってくるのがオモシロい。
ソリッドな映像だとミニマルな音楽に聞こえるし、
写真やアニメショーンだと
豊かなバンドミュージックに聞こえる。
音楽を耳だけで聞いていないことがよく分かった。
(動画時代におけるMVがいかに重要かということ)
一旦、いつものタイ料理屋でご飯食べて、
森美術館で建築の日本展へ。
木造で使われていた発想が鉄骨になっても
生かされているのです、という話だった。
一番興味深かったのは京都のシェアハウスで、
屋根の話とかただの集合住宅の違いとか。
これに限らず、公共の感覚の部分は
日本っぽいなーと思った。
久々に美術館行くと普段あんまり使わない
直感的な感覚を取り戻せるのが楽しい。
六本木来るとほぼ毎回行っている
Brewdogで1杯かまして今度は東京駅へ。
KITTEのいつもの店でハンカチを買ってしまった。
ここ数年ハンカチを集めている。
手を拭くだけの道具だけど
アートの表現の場になっていることに気づいて、
ハマりまくっている。
今日買ったのはカセットテープ柄のやつ。
さらに本屋で本まで買ってしまった。
本当に必要なものを買えていない感ビンビン。
録画しておいた「家、ついて行ってイイですか?」を見て、
リアル万引き家族な人達が出てきて神回だった。