2020年9月21日月曜日

2020年9月 第3週

9月14日
 908Fes Onlineを見終えた。5408円という配信ライブとしてはかなりチャレンジングな値段だったものの、今のKREVAを知るという意味ではオモシロかった。今日見たのはソロライブ。ベスト盤に収録された過去曲のバンドアレンジを中心にした構成になっていた。トークゾーンでも言っていたが孤独感が強烈だった。それは無観客という状況の影響もあるけど「本質的に1人なんです」という印象が強かった。「想い出の向こう側」も歌ってたけどソロライブでは「向こう側」が見えず。ラッパーは自分の言葉がブーメランで返ってくる大変な仕事。終わったあとの打ち上げで中心に座って、終わったばかりのライブを見ながらあーだこーだ言う姿は、1つのプロジェクトを終えた部長の打ち上げでの立ち振る舞いそのものだった。特に「ZORNは俺の話をしてくれる。お前らも見習え」とPUNPEE、tofubeatsに言い放ち、その後PUNPEEがKREVAに丁寧に色々聞く…会社やん!とツッコミしたくなった。ただこれだけの規模を1人で回したら褒められないとやってらんないよなとも同時に思った。
 大坂なおみのBLMに対する日本人からの批判とか菅総理爆誕で、じいさんがこれからの国を決めていく、ドメスティックに腐っていく過程をまざまざと目撃させられてゲンナリした。もう大喜利でも楽しめないレベルというか冷静でいられない。ニヒリズム決めまくった結果がこれで一体どうやって将来の人に顔向けできるのか?そんなことを考えてしまう。あまりにも辛くてYoutubeにある太田上田をずっと見ていた。その中で太田が言っていたことが印象的で、将来、歴史として今の時代を振り返ったとき、匿名で人の悪口をネット上でさんざん言いまくった今の時代が人間として一番未熟だった、とバカにされるだろうと言っていた。真面目な話になったけど太田上田は超絶オモシロい。


9月15日
 バドワイザーの販促でポッドキャストが活用されていて、いよいよ時代はポッドキャスト時代の到来か?と思いつつ、tofubeats→AKLOへの質問形式の番組を聞いた。普通に2人で1時間か2時間トーク下の聞きたかったけど一方通行の質問で謎。それはともかく制作に関する質問が多くてオモシロかった。やっぱりここでもFUJI TAITOかーというのと、いつもリスペクトされていない前提に立つというのがストイックでかっこよかった。(最初から期待しないことが大切)コロナ禍の影響でビート作りも始めているそうで、それも含めてBLに関するトークはリスペクトがビシバシ伝わってきた。
 日本のラップミックスが完成。次はジャケットもうちょっとこだわって作ろうかな。10月に公開するつもり。誰かに怒られるまで続けようと思うのでチェックください。

9月16日
 数日前から毎日The Boys S2 を1話ずつ見ている。今回もいい感じに下品でオモシロい。ポッドキャストでも話したけどディープに注目していて内省モードからの予告にあったクジラのシーンまで届いた。一気に全話アップロードされていると思ったら毎週更新だったのでじっくり楽しみたい。

 
 Flip Side Planet を聞いた。今回はDiscloseのアルバムのディスク2。今回は小袋氏以外にもメンバーがいてワイワイガヤガヤ感がクラブのそれだった。もう年齢が年齢なのでクラブに行く元気も機会もないわけだけど、このDislcosureのアルバムとDua LipaのREMIXアルバムは爆音で聞きたい!Expressing What Mattersはネタ元含めてfavoriteだったのでツイットしたらリプライ来て久々に「めっちゃインターネット!」という気持ちになった。普通にタメ口でくる感じが突っ込んでるなーと思いつつ丁寧に返答した。アルバムという概念を大事にする番組なので、このスタイルで長く続いて欲しい。
「アンダーグラウンド」読了。村上春樹がここまでサリン事件にコミットしていたなんて全く知らなかった。今の時代と連綿と続いている部分もあるなーという気づきも多くて良い読書だった。「自分の自我を他人に預ける」というフレーズが印象的だった。

9月17日
 ROOTWAX氏のミックスで朝スタート。グッドソウルをヒップホップマナーな繋ぎで、という内容で家聞きするにはチリバツな内容だった。氏のR&B系のミックスが好きなのでそういうのも聞きたい。
 その流れで聞いた野村訓市のTraveling without movingもオモシロかった。絶妙な選曲と落ち着いた大人のトークというFM番組の王道ながらヤダみがないという奇跡的バランスで毎週聞くようになった。今回はPrinceのDelfonicsカバーで悶絶しつつデジタル時代の活字の摂取のトークが興味深かった。まさか野村訓市が地獄のヤフコメ読んだ上でその所感を述べるだなんて…まだまだインターネット上での活字は摂取するフォーマットが整っていないというのはなるほどなと。あとは自民党総裁選への話まで。このラジオ聞いているハイソな人たちの中で自民党支持している人はこの番組をどんな顔して聞いているのか気になる。
 午後100人単位で情報共有するようなウェブ会議があって、そこで40代男性vs50代女性が言い合いを始めるというキテレツな展開があってめちゃくちゃオモシロかった。ウェブ会議だから音声に時差があってズレまくりながらもキレまくる。そして、お互い大人げない対応の連発でお前が悪いだろ?というマウントの取り合いを公然とやっていて、それを誰もコントロールできないって会社として終わっている気がする。個人的には50代女性に煮え湯を飲まされまくっているので男性を応援していた。「良くない」と思いつつ、その場をしのげればそれでいいという思考と自分の保身しか考えていない人が多過ぎてクソだなと毎日思っているものの、いつかこの気持ちを忘れて自分がそのクソになるんだなと思うと一周回って吐きそうになる。

9月18日
 嵐の新曲、Produced by Bruno Marsとのことでチェックしたら、めちゃくちゃかっこよかった…日本で一番お金を儲けているグループがこんな風にお金を使うところが粋。


NETFLIXの連動も含めて国外へのリーチ考えてのことだろう。12月で活動停止なのは残念…(オリンピックのこともあるから延長されるのか?)Co-write, Co-Producedに名前があるD’mileとは?と思ってネット検索するとRolling Stoneの記事が出てきて、それがかなり読み応えがあり興味深かった。Childish Gambinoの「Redbone」のヒットがR&B復古のターニングポイントという認識は全くなかったし、最近の個人的R&BのfavoriteであるLucky Dayeを世に送り出しのもD’mileと知り嵐の新曲にグッときた理由が腑に落ちる。
 夜、マクドナルドで月見バーガーをテイクアウト。晩ごはんにマクドナルド食う、この背徳感よ。

9月19日
 午前中に買い物を終えて午後プール。今日は時間が悪かったのか結構混んでいた。400mくらい泳いでゼイゼイなので喫煙による心肺能力低下が著しい。ただプールで泳ぐと肩こりがほとんどなくなるのでなるべく続けたい。
 ラップスタア誕生S4を見た。キャラが立っているのとラップスキルはまた別の話だなと思いつつ今の時代はキャラクターがまず大事なのかもと思わされた。そういう意味では今のところTOFUがキャッチーで一番好きかも。
 あと相席食堂の島田珠代が出てる回をTVerで見て死ぬほど笑った。もし子どもだったら「パンティーテックス」を連呼していただろう。吉本新喜劇の笑いで育ったんだよなーという気持ちにもなり。男性芸人からいじられる訳でもなく積極的にみずからボケることの強さというか性別を超越した芸人の圧倒的な強度をそこに見た。

9月20日
 引っ越しするかモードになっているので内見第二弾。今回は物件に直で待ち合わせて横から何も干渉してこないタイプでとても見やすかった。今の環境がだいぶ良いので比較すると一長一短で悩ましい。会社の環境が諸々激変しそうなのでしばらく様子見かも。物件から歩いていける距離に最近お気に入りの古本屋があるので寄って物色。ずっと欲しかった「ワインズバーグ、オハイオ」とついに古本屋で巡り合って感動した。あとはカート・ヴォネガッドを何冊か。積ん読がたまってきているので粛々と読んでいきたい。 夜、ポッドキャスト収録。ヒップホップ駄話と諸々。明日も休みで最高。

2020年9月14日月曜日

2020年9月 第2週


9月7日
 急に滝のように雨が降ったり止んだり不安定な天気で1週間スタート。自分のミックスが好きすぎて、そればっかり無限リピートで聞いている。お昼に郵便局行くついでに外食するかとフラフラするものの、どこもギュウギュウでさすがにまだそこまで耐性できてないなと思ってしまった。結局セブンイレブンでとみたの冷やしつけ麺。とてもバイオレントな味で美味しかった。
 ブログ更新するためにBloggerいじっているとマイナーアップデートがかなり施されていて急にこのタイミングで力を入れているのはなぜだろうか。ブログブーム再びなのか。Google photoとの連携が始まって簡単に写真貼れるようになったのが便利。写真撮って生きたいものです。なので晩ご飯に作ったパイなしキッシュを撮影した。

 
 Spotifyのレコメンド機能で知ったAnt Saundersがかっこよくて好き。「Yellow Hearts」という曲が完全にDrakeの「Hotline Bling」 のフレーズもろそれで笑った。

 自分のミックスばっかり聞いていると新譜を聞きたくなる良い循環になりそう。Mixcloud、特定のタグはランキングがつくようになっていてweeklyで26位。順位は複合的な要素で決まるらしく、なおかつアップロードしてから1週間のみ。Quarantineの影響でおそらく利用者数が爆増しているからか、生放送など機能拡充が充実している。今のところ課金するつもりはないけど。

9月8日
 908の日。美容院予約していたので908フェスは生で見れない。仕事で本当に不毛なことをやっていて辟易とする。一体誰のために働いているのかとふと思うものの、前に進めるためには泥水をすすらねばいけないときもあり社会人になった感がある。今読んでいる本は、地下鉄サリン事件の被害者の方へのインタビュー集なんだけども、そこに登場する12年目のサラリーマンが「昔はおかしなことについておかしい、と言っていたけれど今はもうそんな元気もない」旨の発言をしていて今の周りの空気はまさしくそれだなと感じた。いつか言わなくなる日が来るのだろうか。そのときは何をもって生きていることを実感するのだろうか。
  美容院行く前にブックオフで本を売ったら19冊で460円だった。メルカリの偉大さを痛感する。しかしブックオフにはお世話になっているので放出することでブックオフで供養する意味も込めて。最近はメルカリの台頭で本が不足しているらしく買取CPやっててCMがオモシロかった。それはともかく買取の際に以前は職業は必要なかったにも関わらず、必須項目になったようで職業の入力を求められた。なんで入力しないといけないのか、意味不明なので「その他」を選択して渡したら、「その他」の場合は具体的に入力せねばならないようだった。それを指摘されてつい「以前は必要じゃなかったですよね」と怒気を込めて「無職」を選択した。その結果、「無職であることを認めたくない本を売りにきた30過ぎの男性」という像が出来上がってしまった。
  美容院では世間トークしていたのだけど派遣切りに合っている人がお客さんに多いらしい。普段ずっと家にいるし、奥さんと仕事の人以外で話すのはポッドキャストのときくらいなので、全然知らない人から世間の話を聞く体験はもはや新鮮なことだった。月1回しか会社に行っていないというと、「もう正社員じゃないじゃん、出入りの業者じゃん」と言いながら驚いていた。床屋トーク。
  前から気になっていた鶏の素揚げの店が予約取れて初めて訪問。おばんざいも含めてめちゃくちゃ美味しかった。もっと早くきてればよかった。久々の外食で気分もよい。


9月9日
 ペーパーワーク対応のため久しぶりに出社。オフィスにくるとさすがに仕事は捗ることを実感。午前中で終えて帰り道に丸善へ。出社時の少ない楽しみで今回は漫画と気になっていた韓国の本をゲット。お昼はひやかけうどん+とり天を食べた。とても美味しいのだけど店が汚いのでそこだけがキズ。午後はウェブ会議2時間。重たい話の連続でいつまで苦しむのかと遠い目になった。
 仕事終わりに比較的近所に区民プールがあることを知り初めて行ってみた。まともに泳ぐのは高校生以来。初めてなのでプールにたどり着くまでの勝手が分からないことが色々ありつついざ水泳。最初は普通に泳げてたものの200mくらいで腕が痛くなって結局トータルで300mくらいでリタイア…でもランニングより全然楽しいし何よりも劇的に肩こりが解消したことに驚き。やはり運動は大切なんだな。自転車で10分弱なので冬になっても行けるのかという疑問は残るものの、なるべくトライしたい。プールの帰り道、夜風に吹かれながらのバブルソ聞いたらエモ過ぎて死ぬかと思った。自分も含めてだけど、あまりにも話題になってなさ過ぎる。メロウなビートとチプルソのスピット具合と韻の気持ち良さのケミストリーで一生聞ける。今からでも遅くない夏を取り戻せる。帰り道のスーパーでマグロが安売りしていたので購入して鉄火丼にする。美味。
 頼んでいたレコードも到着。聞きながらこのブログを書いている。 Free Nationalsは内容はもちろんのこと2LPということもあり音質バッチリで感動…さらにゴールデンカラーバイナルで感動さらにマシマシ。ストリーミングで聞いたとき、卒がなさ過ぎて少し味気ないと思っていたのだけどレコードで聞くと全然違う風に聞こえるの本当に不思議。いつも最高の新譜を入荷してくれるAlffo recordsにビガップ。


9月10日
 進撃の巨人の最新刊がヘビーで結構くらう。自らの手を汚すことなく人は平和を希求するが結果すべては暴力です、みたいな話。どこに向かっていくのか今後も楽しみなんだけど26巻までは実家、27巻以降は家にあって読み返せないのがネック。26巻も紙の本を買う気にもならないので Kindleでいいかと思うものの27巻以降を再度買い直すのも…という袋小路。
 ラップスタア誕生S4を見る。今週から選ばれた10名の地元を訪れてプロファイルしたのちにフルバース披露という審査へ。むちゃくちゃオモシロかった。全然ベクトルが違うけどそれぞれに物語があるし、ラップのスタイルウォーズになっているのも良い。今シーズンはキャラクターが濃いのでどんどんオモシロくなりそう。

9月11日
 アーカイブチケットを購入した908フェスを流し見しながら仕事。ライブは当然ながら楽しみにしていたのはトークシーン。途中までしかみていないけど 今のところオモシロかったエピソードトークは以下の通り。この2つ聞くだけでやっぱり怖いよなと思ったし笑った。

JQとのトークシーンで「One」の トラックをメールでやり取りしている際、JQが少し煮詰まって2、3日後に遅れて返信したところ、 KREVAから返ってきたメールの冒頭「お久しぶりです。」と書いてあった。

PUNPEE/tofubeatsとのトークシーンでKREVA含めて3人とも歌ってラップもしてトラックも作れる人の場合、どこを歌ってラップするかのジャッジが難しいよね、という話をひとしきりしたのち、KREVAが「俺から言えることはどんどん孤独になっていくからね」との言葉。

 夜、会社の人と初めてのオンライン飲み会。始まる前から参加するのが嫌過ぎてGRAND KIRINのIPAと寿司を準備して少しでも楽しい気持ちになれるように準備した。ずっと話している人がいたので適当に笑っているあいだに終わったので思ったよりはマシだった。とはいえ心労がひどいので断りたい気持ちはやまやまだけど特に理由が用意できないので難しいのがオンライン飲み会ですね。

9月12日
 水泳二回目。今日は雨が降っていたので歩いていったけど歩けない距離ではなかった。400mくらい泳いでヒイヒイ。全然体力なくなっていることを実感。帰り道に聞いたpoplifethepodcastで米津玄師のことを語りながらここ10年くらいのJ ROCK/J POPを解体しててめちゃオモシロかった。安易な四つ打ちソングとフェスの関係性、社会の流動性を求めない曲の是非など。あと音楽に基づいた人のプロファイリング。否定的な意見をよく聞くけど往々にして関係あると思っている。批評的スタンスで日本のラップをここまで捉えているコンテンツがあればいいのになーと思う。帰ってきてNETFLIXでDARKをついに見終えた。こじんまりしたドイツの村社会から世界がぐわーっと広がっていく、その拡張性の豊かさはタイムパラドックス系の新たな金字塔の1つだろう。とくにS1/S2の途中くらいまでの勢いはハンパなかったし、S3で反転した世界の提示からのエンディングへの流れは途中ごちゃごちゃし過ぎ感あったけど終わりよければすべて良し。
 ふとアイデアを思いついたのでミックス作ったり、KREVAフェスの続きを見たりした。今日はZORN×AKLOのところを見たのだけどもかっこよかった。もはや2MCのグループというレベルのライブの完成度。いちいちギミックをこだわっているところがオモシロい。スキルフルなのは間違いないしライミングのこだわりとラップで使われない日本語を積極的に使っていくところで共鳴しているのだなと改めて感じた。この2人とKREVAのトークコーナーも興味深かった。ZORNがAKLOのスタジオで普段録音してて、Oneの3rdバースを2人で考えるためにAKLOのスタジオに一緒に入ったらしい。「ねるねるねるね」まではZORNが事前に考えていて、そこからよーいどんでの制作。一番オモシロかったのはワード入れ替え(亀有とアメリカ)のギミックをリリックに入れることを提案したのはZORNだということ。そのエピソードを受けてKREVAはワード入れ替えの起源はB-BOYパークのバトルではなくFamilyで茂千代とバトルした際に始めたそう。いくらでも派手にできたけど抑えたBLのトラックになったのはZORNの意向らしく、この辺りの話を聞くだけでも購入した価値があった。
 夜、F1予選。先週の興奮を引きづりつつも割と予定調和な結果だった。ただサーキットが特殊なので明日の決勝はなんらか波乱がありそう。

9月13日
 会社が出社を前提にしないみたいなムードになってきていることもあり物件をネット上で見ていて埼玉まで物件を見に行った。今の家の物件紹介のときは現地集合で、他の物件紹介なしというシンプルなスタイルだった。今回は不動産屋集合してから物件へという流れ。別に引っ越しを急いでいるわけではなく何となく物件見にきただけなんだけど、不動産会社からしたら色んな物件紹介して何とか契約を締結させたい。その攻めぎ合いで、なんやかんやあったものの、もともと見たかった物件だけ見た。素晴らしくてメリットも多いのだけどいまいち乗り気にならず。やはり引っ越しにはスパークジョイが必要なのでは?という結論に奥さんと話しているうちに達した。
 夜、F1決勝。セーフティカー連発で大波乱のレースだった。先週ほどの興奮はなかったもののただ速いだけではダメで耐久性というかマラソンの要素も重要なのだなと感じるレースだった。眠気がハンパなくて即就寝。

2020年9月7日月曜日

2020年9月 第1週

9月1日
 暦の上でも秋の季節だし涼しくてクーラーなしでも良い気候。仕事で久しぶりにタイトな案件があってハラハラ、ピリピリする。
 小袋成彬のFlip Side Planetを聞いた。架空フェスを皆で考える妄想企画で楽しい。そこでYaffleから紹介されたSauti Solが好きだった。アフリカの最新ポップスがすぐ聞けるなんて本当に未来。その流れで聞いたDua Lipaのアルバムというかミックステープも最&高。2000年代のポップミュージックの塊みたいな豪華メンツで90 ’s ハウスバイブスてんこ盛りで、それがDJミックスになっている。Disclosureと同じくコロナ禍だからこそ踊る!みたいな決意さえ感じた。

 

 デスク周りを綺麗にしたい欲が定期的に沸いてきてケーブルを改めて整理。直接採用したわけではないけど、このnoteの影響でキレイにしたいと思った。中毒性高過ぎ。
https://note.com/goando/m/me3ed2026f6ac

9月2日
 季節の変わり目だからか身体がなんとなくダルい。奥さんも同じ症状で会社を休んでいた。在宅勤務だとダルくてもなんとなく仕事ができてしまう。良いのか悪いのか分からないけど。そんな調子なので音楽で気分を上げたいものの何を聞いても無の感情。
 「アウシュヴィッツのタトゥー係」を読了。久々にナチスものを読んだ気がする。いつ読んでも胸糞悪いしおぞましい。ただ根本にある人種差別は減るどころか分断は加速している、ゆえに今こそアウシュビッツ関連の本は読まれるべき、とあとがきにあった。I totally agree with you.

9月3日
 ラランドのラジオで知ったVICEのドキュメンタリーを興味本位で見たらエグすぎて…カトリックベースの新興宗教でセックスを信仰の過程に取り入れていて相当キツかった。あまりにも自分の価値観と違いすぎると脳みそがぐわんぐわんする感覚。しかもこれが東京や大阪ではなく秋田の田舎で起こっているだなんて信じられない。世の中に知らないことがまだまだあることを思い知らされた。
  毎日、自民党の総裁選がテレビのニュースでやっている。政策論争なんてほとんどなくて派閥政治や人柄などを延々と垂れ流しているのを見るとゲンナリ。勝ち馬に乗りたい、その浅はかさが見るに堪えない。首相辞任から日が経つにつれて8年という時間の重みと、それを棒に振った感が日に日に増すので早く新しい人が決まって、その人を世論でまともな方向に動かすことを考えたい。

9月4日
 BGM難民なので自分の好きな日本のラップでミックス作りに向けて曲選びがてら聞きまくる。ファンキー系を欲していることが分かったのでその辺りを中心にしたい。当たり前の話だけど年取ると好み変わるなというか当時まったく見向きもしてなかった曲でアガるなど。
  奥さんがファンなので、たくろうの単独ライブを見た。よしもとオンライン配信で見たのだけど画質がマックスで540pっていつの時代?!漫才7本。どれかをM1に出しているのだろうか。昔のネタを見たときの新鮮味はないけど、導入とか設定が普通じゃないところがオモシロかった。選んだ曲を細々と繋いで編集しての繰り返しであっという間に深夜。寝る。

9月5日
 午前中、もろもろ買い物。その帰りに昼食で回転寿司。プラスチックのお椀形状のものが廻る寿司に被さっていた。new normal. さんまや筋子の秋の味覚を美味しくいただいた。帰ってきてゴロゴロしつつミックス作りの続きを進めて完成。2000年代のノリ、ブレイクビーツ、グルーブ系、夏をテーマとして日本のラップで作った。縛りなしで作るの久々で楽しかったのでBGMとして使っていきたい。毎月1つくらい作れたらな〜



 WONKのベーシストの井上幹という人がオモシロくて最近Youtubeとかnoteをみている。特に以下の記事に共感した。飽き性なので色んなことにアンテナ張ってトライしてみるのが楽しいというのはごもっとも。https://note.com/kaninoue/n/nc46a8ad211fc
 晩ご飯、ヤムウンセンを作ったのだけど美味しそうにできて嬉しい。彩りが豊かだったので久々にデジカメを取り出して撮影。もっとスナップするつもりだったのに結局iPhoneばっかり使っている。


9月6日
 早起きしてD&DEPARTMENT TOKYOにて朝食。沖縄の宗像堂のパンをベースにしたモーニングでとても美味しかった。


 二階のお店は12時からだったので九品仏周辺で時間つぶし。お寺で仏像見たり寺の縁側でchillしたり。駅前に古本屋があったので入って見たけど極小の古い店舗なので、絶対おじいさんやろなと思ったら40代くらいのおじさんで驚いた。音が全くしなくて精神と時の部屋に紛れ込んだのかと錯覚しつつめぼしいものはなく退散。そんなこんなで時間になり再びD&DEPARTMENT TOKYOへ。最近読んだ本の著者である三品氏が訴えていた「雑貨化」が極まりまくっていた。もはや「雑貨化とはこういうことです」という説明の見本市。そんな悪態をつきながら、一生使うからと言い訳しつつ、ちゃっかり1500円のはさみを買いました。
 そのまま自由が丘まで移動してランチ。Blue Books Cafeでハンバーガー with ビール。横で小学六年生くらいの女の子4人組が誕生日会していて「居心地いいわ〜このカフェ」と言っていて久々に東京を感じた。奥さんと分かれてブックオフへ。自由が丘らしいラインナップで結構買ってしまった。とくに今一番読みたかった村上春樹「アンダーグラウンド」をゲットできて嬉。
 夜、F1イタリアGP決勝。まさかまさかの展開の連続で最高の試合。F1を近年見始めてやっとルールのことも理解できてきた中で、モータースポーツめっちゃオモシロい!となった。優勝したのはガスリーというアルファタウリのドライバー。去年レッドブルからレッドブル傘下の2軍チーム(アルファタウリ)に降格させられて、その模様がNETFLIXでドキュメンタリーになっていたりして見所が多い選手で割と注目していた。(レッドブルのエンジンは日本のホンダが担っていることもある)そんなドラマに事欠かない若武者が初めて優勝した姿はグッとくるものがあった。とくに終盤のせめぎ合いはめちゃくちゃハラハラした。2位のサインツはサインツでドラマがあってだな…という風に語りしろがいくらでもあるレース。NETFLIXのドキュメンタリーのメインテーマになりそうな今年ベストレースの1つだった。興奮のまま就寝。

2020年9月1日火曜日

2020年8月 第4週

 8月25日
 ご飯を食べてからAwichの配信ライブを見る。途中からだったもののタブゾンビを除く実質Soil&Pimp Sessionsなバンドを従えてのライブはとてもかっこよかった。歌もラップも地力が他のラッパーに比べて圧倒的すぎる。(ゲストで出演した kzmは逆にそこ足りないのが露呈…)ラストの「Bad Bad」のバンドアレンジが特に好きだった。


8月26日
 前にポッドキャストでKREVA特集した余韻でBy Phar The Dopestを聞いていた。サンプリングだからか軒並みストリーミングにはない。SNSで拾ったこの動画、セルフタイトルのアルバムのoutroの最後に入っていてテンション上がった。

 
  すごい勢いでDARK見てるのでS1を見終えた。どんどんスケールでかくなってS1では到底収まりきらない。話が進むに連れてSci-fi色が強くなり、結果完全にSci-fiだった。パラレルワールドがいくつか出てきて時空を超えた未来の人が過去の自分と会うことになんの抵抗も示していないところが新鮮だった。これだけ大量の登場人物を動員してパラレルワールドを描いてくのはドラマと相性がよい。映画だと雑な説明になってしまうところも丁寧に回収していけるから。とはいえS1ではほとんど何も解決していないというか延々謎だらけのままなので今後どうなるのかが楽しみである。  

8月27日
 テレワークでBGM難民なので最近整理していたCDを鳴らしてみる。友達のDJが作った日本語ラップのミックスCDが調子よかった。あとはテレワーク下の贅沢体験としてレコードを聞いている。とくに旧譜のシングルとか聞かないアルバムとは手放して金を生み出してストリーミングで聞いて手元に置いておきたいレコードに変換することを粛々と進めていてそれが楽しい。循環する感じ。新譜チェックは細々しているものの、この自粛生活の中で家でのんべんだらりと聞くシチュエーションにマッチしない音楽は1回聞いて自分の中で終わりになってしまっていて精神衛生上よくない。

8月28日
 仕事前に「コロナ禍日記」読了。コロナウイルスおよびその影響下における生活にフォーカスしててオモシロかった。人の日記は知らない人でも十分オモシロいし、本著の人選が気になってけど読んだことない人ばかりなので参考になった。ハモちりセットが母から届く。関西でしか食べない魚らしく食べ方も教わる。いつもお盆に皆で食べてるけど今年は帰れなかったので自宅でいただく。
 MOMENT JOONが取り上げられているそうでpop life the podcastを聞いた。けど終盤15分ほどしか触れられず…磯部氏は以前にインタビュー行ったような画像がSNSにアップロードされていたので、それをずっと楽しみにしている。あとSNSでクソだなと思っていても実際に話を聞くと思ったより全然普通の人だなというのが発見だった。人格はテキストだけで捉え切れないという当たり前の事実に気づいたし、そもそもそこに疑問があってポッドキャストを始めたんだった、という壮大なブーメランだった。
 午後NHKの速報で安倍総理が辞任するとのこと。やっとかという気持ち。この人が辞めるとマシになるかと思ったけど、同じ系統の麻生/菅になるのも辛い。人の質問に対してまともに回答できて論理的に話せて嘘をつかない人であればいい。どうなるのだろうか。そこも含めて夜にポッドキャスト収録。雑談回になった。

8月29日
 昨日収録したポッドキャスト関連のことを諸々対応しつつ聞いていたDisclosureの新譜が超最高。アルバムの構成の緩急の付け方が好きだし、各トラックの強度の高さよ。。「Lavender」 と「Douha(Mali Mali)」  がとくに好き。めちゃくちゃアガる全世界のQuarantineへ向けたカウンターアルバム。

 
  
  チャドウィック・ボーズマン死去という信じられないニュースが飛び込んできて声出た。大腸がんを患っていたらしく回復しないまま43歳で亡くなったとのこと。ブラックパンサーはMARVELの中でもかなり好きな作品だし最近だとスパイク・リーの「ダ・5・ブラッズ」でも象徴的なキャラクターを演じていて、まだまだこれから円熟味を増していきそうなところだったのに。本当に悲しすぎる。ワカンダフォーエバー。

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#wakandaforever

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 西馬込のおしゃれなカフェに奥さんの付き添いで行った。久しぶりにバスでの移動。ひよこ豆と香菜のキッシュとサンドイッチ。コリアンダーシード入っているのが新鮮で美味しかった。毎日家にいるので少し外出しただけでめちゃくちゃ疲れてしまう。帰ってきてから本を読んでダラダラしていた。
 F1 ベルギーGPでハミルトンが異次元の走りによりPP獲得。勝利後のインタビューではチャドウィック・ボーズマンの話をしていた。BLMも再燃しているし他の人にはない気合いが入ってるんやろなと思う。

8月30日
 肩と首のコリがもう限界だったので韓国整体へ。もうゴリゴリのゴリだったので1時間やってもらうだけでだいぶ楽になった。そのあと、ベトナム料理屋で夜ご飯。前回来たときもBGMがだいぶエッジが立っていたので今回も楽しみにしていた。そしたら、ゆるふわギャングの2ndアルバム→The1975 4thアルバム→dodo 2nd EPで悶絶。飲食店でめちゃくちゃ攻めてるBGMだと嬉しくなる。料理も全部美味しいのだけど追加で頼んだモヒートの濃度が異常+マッサージで結構良くなっていることもあり久しぶりにぐわんぐわんに酔っ払ってしまった。
 家で仮眠してF1 ベルギーGP決勝。上位勢は変わりない様子だけど中盤は勢力図が変わっておもしろかった。仮眠したせいで寝れなかったのでDARK S3のエピソードを1つだけ見てから就寝。

8月31日
 8月最後の日。夏の雰囲気を特に感じないまま終わるかと思いきや後輩のmixが夏仕様でアガる。週明けは憂鬱なので助かる。


 
 ポッドキャストをリリースしました。最近はテーマトーク多かったですが完全なる雑談系です。ポッドキャストは雑談が醍醐味だと思っているので聞いてみてください。お昼ご飯は自分で作った焼豚を使って炒飯を作るものの久しぶりで味付けがイマイチとなり悔やまれる。午後はZOOM での研修だった。ビジネスのフレームワーク系研修なので、普段使わない脳みその部分を使っている感じでしんどかった。
 SNSで見かけて即発注した積読Tシャツが到着。和歌山の本屋さんが作ったTシャツでこのフォントの中華バイブスが最高。Buy more books than you can read. It must be all right.