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色々な方からオススメされてて、やっと鑑賞。

山下敦弘監督作品は実質的には初めてでした。

（リンダリンダはTVでなんとなく見ただけで、ほとんどお　ぼ　え　て　な　い）

1作しか見てないので、何とも言えませんが相当好きな映画でした。

安保闘争終了直後の不安定な時代が舞台なんですが

それを考慮した映像の雰囲気が印象に残っているし、好きなポイントでした。

8mmか16mmか分からないですが、荒さを残した映像。

その当時の雰囲気がうまく出ているなぁ

（直接見た訳でもないので、あくまで印象）

と思いました。

メインキャストは妻夫木君と松山ケンイチなんですけど

2人ともめちゃちゃ良かったです。

というかこの映画は2人の存在感で成立してると言えると思います。

妻夫木君は個人的に「悪人」以来、大好きになって

本作では、時代に飲み込まれて、その流れに乗ってしまったが故に

トラブルを抱えてしまう役なんですが、それをイー感じで体現してました。

なんといっても松山ケンイチ。これは相当キテマシタ！

自分の中にはこれといった信条はないけど、口だけはうまくて、

すぐ人のせいにして自分を守り、それでも周りを飲み込む力を持っている

一番たちが悪い人間。

これをヤダ味全開でやってくれるから、ホント最高よね！っていうw

安保闘争とか今の僕から考えると

なかなか想像しにくい話ではあるけど

その当時には強い志を持って、権力と立ち向かってた人がいたのだなー

といったことを知れる点でも興味深い映画だと思いますし

これが実在した事件というのもスゴい話だなと。

まーでもなんといっても本作はラストですよね。

妻夫木君がどうしようもなく泣いてしまう。

この解釈は色々ありそうな気がしてます。。

見た人どうしで、そこを肴に一杯やりたい。

おおかみこどもの雨と雪

細田守監督最新作ということで見てきました。

時かけ、サマーウォーズともにDVDだったので、
劇場で見るのは初めてで凄く楽しみにしていました。
結果、、、マジ最高！号泣メーン！でした。

「Choice is yours」
まさにRhymesterの新曲にも通じるテーマでした。
それがオオカミと人間っていう形になっているのが面白いですよね。
オオカミとして生きることの葛藤
人間として生きることの葛藤
両サイドから描かれるそれぞれの面白さ。
どちらが良くてどちらが悪いっていう
安易な二項対立では世界は説明できないし、片付かない。
そんな中で、それぞれが道を見つけ成長していく。
そんなことを優しく教えてもらった映画でした。

あと以前から言われていることですが、細田監督映画独特の瑞々しさ。
これは劇場で見ると、より一層体感できると思います。
家族で見るのに最高の映画！

スパイダーマン３

やっとスパイダーマラソン終了。

サム・ライミはこのシリーズで降板し

現在公開中のアメイジング・スパイダーマンは

マーク・ウェブが監督となったと。

いやー本作はあんまり好きじゃないかも…過去2作に比べると。

デーマは好きなんだけど、風呂敷を広げ過ぎたかなっていう印象です。

ジャケットから想起されるように

スパイダーマンのダークサイドの話の部分にフォーカスしてて

それは楽しいし、好き。

でも、それを表現するのに敵キャラの数が多い…

親子愛、恋愛の両方の難しいところと良いところを描きたかったのかなー

とは思いましたけど。

ボクは親子愛に話を絞った方が良かったと思うし

そのほうがスマートな仕上がりになってたと思うんですよね。

お互い親がいなくて、それぞれ状況が異なるのを対比的に描いて

すったもんだあるけど、 最後は砂男に2人で勝つ！みたいなw

ちょっと尺が長過ぎますよね、なんしか。

あと全シリーズに言えるんですけど、

ヒロインが今イチかわいくないの結構問題だと個人的には思います。

 3を見てすごく思いました。

サム・ライミ版の１から３まで見てきましたが、

マーク・ウェブ版と今のところは 甲乙付けがたい、、

アクション映画でVFXガンガンなので、lookはやっぱり最新版がいけてますよね。

でも中身はサム・ライミの方がボンクラ度高いかもね。

1,2はオススメ！

スパイダーマン2

全部見ますよ、言われなくても〜

マイメンSekiya曰く、2が良いと。

しかし、彼とは映画の話で多々口論になるので

果たしてどうかと思って見ましたが、

ボクも2の方が好きです (3まだ見てないから暫定ですが

1が導入だとすれば、2は結構突っ込んだ話で

要するに「スパイダーマン でいること』とは？

もっと普遍的に言えば「自己を犠牲にして、他者を助けること」とは？

みたいなテーマなんですよね。

アクション映画としての伸びはほとんどないけど

その分、話の中身が良くなってると思いました。

1でも出てきましたが、「大きな力は大きな責任を伴う」ということを

1ではうすボンヤリしか分かってなかった主人公が

真摯に向きあうのは良い話だと思います。

ただ、最後のエンディングが…

1が結構ヒットして2ができたから、当然3を匂わして終わるんですけど

マジで蛇足でしたね、、、エンディングにある２つの展開なかったら

１をしのいで遥かに好きになってました。

２がオススメだけど、1見てから見るのが吉。

スパイダーマン

最新作見ちゃったし、順番に見てみようと。
あれなんすね、話の大筋は「アメイジング・スパイダーマン」
と同じなんですね。ゆえに流れ大体分かってるので、
いろんなことが見えてきたかも。比較しながら語ってみましょう。
個人的には映画のlookとしては、
断然「アメイジング・スパイダーマン」ですけど
お話の中身は本作のほうが丁寧で好きかも。
スパイダーマンであることを言う/言わないとかも全然違いますし。
さくーっと言うのとあくまで自分からは言わないのと。

なんかダメ野郎な感じがしますよね、こっちのほうが。

こじらせてんなーみたいなw

エンディングはほとんど同じで
いわゆるタクシードライバーエンディング。
でも、本作の方が作りが丁寧だから、こっちのほうが説得力あると思った。
本作の残念ポイントは敵役のチープさかなぁ。
なんか戦隊ものの敵役みたいな感じで…
まーでもスパイダーマンってアメリカにおける戦隊ものみたいな扱いなのかなー
意外に結構良かったZE！

ヘルタースケルター

見てこいって言われたので…夏。

割と家から近い映画館で、会員は1000円なので見ましたよ。

いやースゴい。ホントにスゴい。

相当おもしろくなかった。。。

なんなんすかね。大人のひとたちはこれでいいと思ってるんですかね。。

まず大大大前提として、この映画を見る人は沢尻エリカのことが

死ぬほど死ぬほど好きじゃないと耐えれません。

上映時間約２時間の間、スクリーンに沢尻エリカが写ってる時間は半分以上。

ボクは全然好きでもないし、興味もないから、この時点で結構地獄。

それに加えて、ストーリーが皆無。話がない。

汲み取る力がないのかもしれませんね、私の。

否。起伏がない。平地ですよ。

もう終始、心の中で「なんで？なんで？」って言う感じ。

おそらく中身だけやったら、1時間ドラマで十分語り尽くせるような内容なのに

 意味のない映像が大量についてくる。テンポ最悪。

もう終始よく分からない、動機が見えない…

ブラックスワンよろしくなシーンもあったりしたんですけど

取って付けた感がびんびんで。見た目だけ真似たってフェイクはフェイク。

作り物のエリカ様に加えて、ナチュラル美人としてキッコーが出てくるけど

パンチが弱いかなーあと大森南朋さんが…仕事選んで欲しい…

この映画で良かったんは窪塚君、寺島しのぶ、桃井かおりくらいかな。。

窪塚君、桃井かおりはいつも通りやったけど

寺島しのぶがホントスゴいと思いました。

こんなバカみたいな役でも真剣に取り組んでて、女優魂見ました。

not エリカ様ファンでこの映画おもしろいっていう人は連絡ください。

こんなんで儲かって調子のって次作とかマジでno thank you 

Helter Skelterって言葉がピッタリな映画だぜ！

アメイジング・スパイダーマン

IMAXを体験したくて見に行きました。
いやーものすごい微妙な塩梅でしたね…
とりまIMAXの話から。
すげー。とにかくすげー。これまでの映画体験全部覆すくらい。
映像はもちろん迫力満点なんですけど、音がヤバい。
腹にくる重低音。でも決してやかましいわけではなく耳に優しい。
あのシステムでレコード聞いてみたい。

そして、肝心の中身ですが、悪くないけど取り立てて面白い訳ではない
というのが正直なところでした。
そもそもサム・ライミ版を１回も見たことないから
スパイダーマンの原作が持つ魅力のせいなのか作り手が悪いのか
そこは判断できないのです…
で、本作の監督は「５００日のサマー」を手がけたマーク・ウェブ。
「５００日のサマー」は相当好きなので、監督を擁護しようかなw
おそらくですけど、アバターと同じで3Dを念頭に置いて作ったのではと。
３Dだとストーリーややこしいと映像に集中できないから
あえて単純明快なものにしたのでは？と。アバターと同様に。

としても余りに明快というか雑かなという印象。
主人公の葛藤表現があまりに欠如してるし、
周りのやつらもすんなり受け入れ過ぎという。
成長した乗り越えたっていうのが見えにくかったなー
悪役のキャラの動機付けも弱い。
出てくるキャラクターの高校生設定も変な感じ。
でもエマ・ストーンはカワイイ。これはマジ。
良いところは映像。迫力はかなりある。
NYのビル群をスパイダーマンが悠々移動するシーンは爽快。
予告編であったスパイダーマン視点でのカメラワークが少なかったかな。
もっと見たかった。続編ある感じで終わったので次回作を期待したいっす。

そして最激怒したのがエンディング。エンドロールでこれがかかる…




いやーかなり最悪ですね。なんでこんなことするのか全く理解不能。
この曲をかけることで観客動員数かわるんですか？
もうセンスないダサイことすんのホンマにやめてほしい。
エンドロールなめんな。

USJのアトラクション行くくらいの感じで見るのがオススメ。

運命じゃない人

アイロンかけながら見ました。

以前に「アフタースクール」見て、結構好きになった内田けんじ監督。

意味のない時間軸ずらしが増える最近の風潮の中で

タランティーノよろしくな意味のある時間軸ずらし。

見終わったあとの快感が好きです。

パズルがビシーッ！っと完成する感じ。

伏線もしっかり回収されるしね。

最後のシーンがスゴい良かったなー

このタイプの映画はアトラクションとしては最高ですが

見終わった後、何か考えたりとかは特にないです。

遊園地行く感じで見てください。

アタック・ザ・ブロック

SR3をシネクイントで見たときに予告編見てコレは！と思って見ました。

いやーマジで最高！マジで最高！って２回いうぐらい良かったっす。

エドガー・ライト×ニック・フロストにハズレ無し。

個人的には宇宙人ポールよりも余裕で好き。

ストーリーはイギリスの団地にエイリアンが来襲するっていう

これだけ聞くとオモシロいのか？と疑問になるくらいシンプルなんですけど

最高のアクションコメディに仕上がってました。

5人組の少年ギャングが主人公なんですが、

まずこのクルーが最高にかっこよくて、イケテル！

やってることはギャングなんすけど、透けて見えるのはまだまだガキな感じ。

この案配がいい。服装もスゴいかっこいいし。

なんせHIPHOPの臭いが漂うその雰囲気にやられた。

主人公の顔が50centぽいとかw

脇役も皆イイ味出してて良かった。こいつすぐ死にそうと思ったら、すぐ死ぬとか。

アクションシーンもかっこいいの一言！

エイリアンとのバイクチェイスのシーンは相当アガった！

最後のシーンも悲劇のヒーロー演出で大円団

間違いなく今年ベスト候補！超オススメ！

Winters Born

某先輩の去年の1位と聞き見てみました。

いやー暗く重かったw

よく「本当の幸せはお金じゃないんだ！」みたいな物言いする人は

この映画見ても、まだ言えるのかと問いたくなるような内容でした

そんな悠長なこといってるやつは 、まだまだ幸せなんですよね。

結局のところ。

人間は産まれるところ選べないし、努力で何とでもなるとか

詭弁なのか…と考えさせられた。

サウダージ見たときと同じような感触っした。

あと出てくるキャラクター達の不穏感がスゴい。。

こいつらに目付けられたら、もう終わりみたいな。笑

エンディングはまた良い終わり方で

これまで全く笑うことがなかったのに

最後の最後で笑顔を見せる。。それが何をきっかけとしているのか。

是非見て欲しいです。

Cash Rules Everything Around Me

ゴーストライター

ロマン・ポランスキー作品を見ようということで。

見た後の良い映画見たな〜感が凄かった。

話の中身とかではなく。

むしろ後味悪いと思う人が多いかもしれないけどw

オレは好きでした。

映画全体に漂う空気感。これに尽きる。

もちろんストーリーも面白くて

ゴーストライターが事件を追いかける設定が面白い。

書いていく過程で自然と巻き込まれる。

火曜サスペンスのような話の進み方。

船のシーンが好きでした。ヒリヒリ。

ユアン・マクレガー久々に見たけど

クタビレ感出てて良かったなー

他の俳優も皆、腹に一物持ってるなーって思わされたし。

この映画はなんといってもエンディング。

すべてがクリアになるところなんですけど

めちゃくちゃかっこいいんですよね。

そして美しいのです。

是非映画館で見たかった…