2018年11月26日月曜日

2018年11月 第4週

11月19日
Midas Hutch「The Feels & The High」を聞きながら出勤。



まだまだブギーの勢いは衰えずといった感じで、
それに加えてトロピカルハウスの風味も
少し乗っかってきて新しい風が吹いていた。
会社でベースの仕事はそこそこに
boxを色々といじってみて何ができるのか調べていた。
box syncがあればローカルファイルが自動同期されるが、
Syncはなかったので完全にオンライン上で
完結させねばならぬ感じ。
あとweb上のPDFをそのままboxに保存することはできなくて、
一旦ローカルに置かないといけないの超面倒。
だけどそれはプログラミングでしか解決できない。
Programing Rules Everything Around Me.
気づいたら19時半になっていて、
今の仕事になってから最長の残業時間だった。
年明けから年度またいで半年くらいは
忙しくなりそうなので今は楽しておきたい。
夜に日記を書いているときに
日本のラップをYoutubeでサクッと聞いてみると、
「Count On Me」が原曲、NORIKIYOのREMIXともに
超リットで最高だなと思ってトラック誰かなと思ったら、
BACHLOGICだった。やっぱ他と格が違うのか。





11月20日
昨日から満員電車の時間を少しでも減らすため、
一駅分歩いているのだけど結構調子よい。
雨降っているとしんどいけど冬のあいだ、
しばらく歩いてみようと思う。気休めの運動。
Makaya McCraven「Universal Beings」がとてもよい。



本人はドラマーらしくヒップホップマナーに則りつつ、
インプロな曲が多くて聞いてて飽きない。セッション系。
夜、鶏のトマト煮込みを作っていると
トマト缶の口の部分で小指を切ってしまった。

11月21日
Kid fresino 「ài qíng」聴きながら出社。



「Horseman's Scheme」を聞いたときの衝撃、
それから 年まさかこんなところに
リーチしているだなんて誰が想像したことか。
日本屈指のバンドメンバーをバックに従え、
ヒップホップに限らない日本を代表する
トラックメーカーを楽曲に迎えて、
あまりにもアルバムとして圧倒的だった。
抽象的な歌詞もこちらが勘ぐれる余白を残していて、
繰り返し聞いて楽しむことができる。
ストリーミングという形態にマッチしているし、
彼のことを知れるのは音楽のみだから。
ツッコミ社会の今、説明過多なものは必要ない。
バンド編成の曲も好きなのだけど、
驚いたのは「Way too nice」
トラックの鳴り、ミックスのおかげなのか、
奥行きがどこまでもあるような音は
日本のラップで聞いたことがない。
(jjjの間違いない客演仕事も最高)
そして「Retarded」へ繋がる流れ。
Chance The RapperやSminoといった
USのgood musicとしてヒップホップを
突き詰めたアルバムとして
10年代を振り返るときに、
このアルバム以前以後のような
語られ方があり得る気がする。
いかんせんヒップホップは
今最強の音楽であることを証明するようなアルバム。
そそくさと仕事を終えて英会話。
先生の癖があまりにも強すぎた。
毎回45分×2セットで同じ先生なんだけど、
今日は各セットで違う先生だった。
1セット目は日系アメリカンでアキラ100%似。
メンタルがマッチョな感じで辛く、
もっと感情を豊かにしろ!
悲しいときはため息をつけ!
嬉しいときはトーンを上げろ!
はい、確かにおっしゃるとおりです
と思いつつ英語を話す以前の問題で、
人見知り的にしんどいねんと思ってしまった。
それと同時にサンフランシスコで
1人でお店に行ったときに
毎回店員の人に声をかけられて
まごまごしたことを思い出したりした。
そのまま次の授業で出てきたのは
カルフォルニア出身のアメリカン。
恰幅のいいおじさんで愉快な様子だった。
最初は笑っていたのだけど、
3分に1回くらいアメリカンジョークを放ち、
それを引き笑いで自分で笑っているという。。。
どういうバイブスなんだ?と思いながら
適当にあしらいつつ授業を終えた。
12月いっぱいでこの英会話も終わるので、
残り時間を大切にしたい。

11月22日
Waajeed「From The Dirt」を聞きながら出勤。



久々に名前を見たなーと思いながら
聞いてみると、もたったビートではなく、
ハウスにシフトしていて超かっこよかった。
歌詞のある音楽が少ししんどくなっていて、
そういうマインドの中では個人的に響いた。
出勤後、会社の自動販売機で
ダイエットコーク500mlを買うと、
ラベルの部分をうまいことすると、
リボンみたいになりますよ
というクリスマス仕様のものだった。
意気揚々とリボンを作ろうとすると、
全然うまくいかなかった。グシャグシャになった。
こういうところからしてパーティー向きの
人間ではない気がしてしまう。
昼休みに「献灯使」読了。

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Kindleで読むと昼休みに読んでいても
スマホを見ていると思われるから
何もつっこまれないのが良いところ。
仲のよい友人や先輩が好きだと言っていたから、
やっと読めてよかったしオモシロかった。
皮肉にまみれたディストピア描写が
久々に打ち震える感じだった。
Kindleだとハイライトを簡単に付けられるので、
食らったラインをいくつか。

法そのものが見えないまま、
法に肌を焼かないように直感ばかりを刃物のように
研ぎ澄まし、自己規制して生きている。

自分を抑圧する大きな何かをナイフで刺す

ポーズをとらなければ、男になれない。

自分の利益を忘れ、みんなの考えを集め、

その際生まれる不調和を一つの曲に作曲し、
注釈をつけ、赤い糸を捜し、
共通する願いに名前を与える翻訳者

タイトル作の「献灯使」も好きなのだけど、
「韋駄天どこまでも」が素晴らしく、
文字遊びで言葉が融解していくオモシロさと
性別なんて関係なく逃避行していく映画的なオモシロさ。
どの作品でも今の日本社会と海外との認識のギャップを
テーマにぐいぐいエグッていくスタイルは
ドイツ在住で日本を客観的に見れているのかもしれない。
「百年の散歩」が気になっているので
次読んでみたいし日記も出ているのでそちらも読みたい。

11月23日
金曜日の祝日って珍しい気がするし何かお得な気がする。
朝から「高い城の男」シーズン3を見続けて
ついに見終わってしまった。。長かったぜ。



一気にパラレルワールドの話が広がっていき、
ルール的に何でもありな状態になっている中でも
理性を失わず戦争物語をkeep on.
過去2シーズンに比べてナチズム全開で、
あらゆる自由は失われていき、
反抗の意識が徐々に萌芽していく過程がオモシロかった。
シーズン4はレジスタンスの逆襲だろうと思われる。
来年らしいので楽しみに待ちたい。
SFマインドが残っていたので
久しぶりに「ブラックミラー」を1話見てみた。
子どもにGPS的なものを埋め込み、
子どもの視界をタブレットでチェック、
コントロールできるというガジェットを使った話。
安定のオモシロさで過度な干渉は
子どもにとって毒にしかならないことが
よく分かる内容でオモシロかった〜
と思って見終わってクレジットみたら
ジョディ・フォスターの名前があって驚いた。
お昼を家で食べてから映画見るために川崎へ。
映画まで時間があったからアトレをフラフラ。
今年はさすがにコート新調しようと思って
軽い気持ちで散策してたら、
手頃な値段でいい感じのやつあったから、
なんとなく即決で買ってしまった。
チネチッタ川崎で「ボーダーライン」



前作が相当好きだったので
期待値上げてしまってたこともあり
正直ちょっと肩透かしな内容だった。
ジョシュ・ブローリンとベ二チオ・デル・トロを
物語の中心にでーん!と配置したのは素晴らしく
この渋さ、他では味わえない。
監督のせいか、脚本が悪いのか、
話の展開が無理くり感あるのと
運び方がイマイチなのが気になった。
一番気になったのは音楽で低音の出ている量が
とても少なかったということ。
やはりあれはヴィルヌーヴの低音なのか、
それとも見た劇場の音響レベルの問題なのか。
実態のつかめなさという意味で
マフィアのボスが登場しないのは好きで
変にちゃちなやつ出てくると興醒めするし、
姿が見えないことでリアルに感じた。
あれだけ凄惨な現場に繰り返し居合わせた娘、
お金欲しさに気軽にカルテルに入ってしまう少年。
この退廃感がなんとも言えない。
今のアメリカ、メキシコ間で
最もホットな話題といってもいい国境の話なので
今見ておくことが意味のある行為のように思う。
帰宅後、なんともやりきれない気持ちになったので、
何か違う映画で口直しと思って、
NETFLIXで「コロニア」を鑑賞。



チリで起こった実在のカルト教団の話らしく、
かなり骨太な内容で口直しにぴったりだった。
見始めてすぐはエマ・ワトソンのかわいさが
目の保養になってええわーと思っていたけど、
物語が進むにつれて世界は狭くなり、
思い込みで支配されてしまう人たちの物悲しさが
映画全体を覆っていた。
一番地獄だったのは反省会的な場面で、
男たちが女性に寄ってたかって暴力を加えるシーン。
あぁ人間は集団になると鬼畜な行為に
簡単に手を染めてしまうのだなということを痛感。
日本のオウム真理教のことは
森達也がドキュメントで映画は作っているけど、
そろそろフィクションで作って欲しい気もする。
タバコが切れて近所のコンビニへ行き、
期間限定の緑っぽい金麦とタバコを買い、
家に帰り飲み終わるまで「ボーダーライン」を
途中まで見てから就寝。

11月24日
10時半ごろに起床。
気分はまるで日曜日だけど実際は土曜日。
昨日見ていて「ボーダーライン」の続きを見た。
やっぱり圧倒的に1作目だろ!と強く思った。
巻き込まれていくFBI警官が主人公だから
感情しやすいし話の展開もスムーズ。
さらにショット、音楽の使い方など、
2作目とはあまりにもレベルが違いすぎたし、
劇場で見たときよりもオモシロく感じた。
同じ映画を2回見ることは新作消化で忙しいから
ほとんどやっていないのだけど、
時間作って少しずつでも見返したくなったかも。
日記を書きながらKaytranadaが
pitchforkのフェスに出演した時の動画を流す。



外国で開催されたフェスの内容が
手軽に見れる本当にインターネットは偉大。
Kali Uchisとの曲が「World Premiere!!」 の声と共に披露され、
アルバムももうすぐ出るっぽい。超楽しみ。

11月25日
横浜アリーナでSuchmosのライブ。
せっかく新横浜まで行くからということで、
無料のシャトルバスに乗ってIKEAへ。
ホットドッグ&ビールを速攻でかましつつ、
家具は大方揃っているので流し見していたけど
ライティングコーナーで
スマートホーム対応ライトがHueよりも
安価な値段で手に入ることが分かり勢いで購入。
1万円強だけどHueに比べると
かなり安い値段で手に入ったので自分を納得させた。
ライブ前にご飯食べようということになり
CMで見て気になっていた丸亀うどんの
牡蠣の卵とじうどんを食べたら、
感動するくらいに美味しかった。
家の近くにあったら毎日食べてしまうよ、
というレベルの最強最高のファーストフード。
こないだ行ったはなまるうどんとは格が違いすぎた。
そんなこんなでsuchmos@横浜アリーナ
何回かライブを見ていて少し飽きているところもあるけど、
新しいEP出てからは見ていないし、
横浜アリーナという大きな舞台で
どんなパフォーマスが見れるかと思い行ってみた。
結果、素晴らしいライブだった。
昔の曲中心のライブの中で、
最近流行りのLEDモニターを使った舞台演出が
めちゃくちゃ素晴らしい。
LEDだからライトとしても使えるし、
ライティングで使うときも切り替えの速度や
音楽との同期などあらゆる意味で異次元。
リアルタイムの映像と素材の組み合わせも楽しい。
さらに既存の曲へのアレンジが大幅に加えられていて、
すでに聞いたことがある曲でも超フレッシュ。
とくに「Pacific」のアレンジが好きで、
Isley Brothers「Summer Breeze」の
泣きのギターソロを彷彿とさせる展開にグッときた。
自分たちの音楽性をいわゆるJ-Popに寄せず、
インディーでアリーナツアーをやるというのは
新世代アーティストの名に本当の意味でふさわしいし、
independentにかっこいいことを突き詰める姿勢は
大事なことなんだなーと思った。
SNS対応もかなり先に行っていて、
会場内に「映え」ポイントをいくつか設置したり、
ライブ中は撮影禁止にしてアンコールは
全編撮影OKにしてしまう周到さ。
スタッフの人がお客さんが
どうしたら満足なライブ体験を得れるのか、
ここも今の時代にフィットした形を作ろうとしている
意気込みが伝わってきてかっこいい。
海外の音楽を大きくリファレンスしているので
うるさ型にとってはツッコミ要素多めなバンドかもしれないけど、
こういうバンドが売れることで
コブクロとかmiwaとかゆずとかいきものがかりとか、
そういうガラパゴスな音楽ばかりではなく、
シンプルなかっこよさを感じれるアーティストが増えて欲しいな
と思いながら帰路についた。
家についてライトのセッティングを始めたら、
ゲートウェイではなく間違えてスイッチを買ってしまっていて、
意気消沈。。。なんて日だ!
IKEAは365日返品可となっているから、
またお店行って返品そしてゲートウェイを買うという
死ぬほど面倒なタスクが発生してしまった。絶望。
でもリモコンでスイッチオンオフ、調光まで
できるようになったから良しとして就寝。

2018年11月19日月曜日

2018年11月 第3週

11月12日
通勤中に「アックスマンのジャズ」読了。

アックスマンのジャズ (ハヤカワ・ミステリ)
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服部緑地の古本屋でゲトった
ハヤカワ文庫のハードボイルド。
今年読んだ「IQ」以来だけど、
このタイプの本は読んでいて
ページが止まらなくて楽しい。
二段組で400ページあったけど、
それにしてはかなりさっくり読めた。
実在の事件を題材にして、
私立探偵、警察、マフィアの手先の
3つの群像劇でシリアルキラーを追う様を
スリリングに描いていく。
1910年代のニューオリンズが舞台で、
タイトルにあるジャズがフィーチャーされていたり、
人種問題がフィーチャーされていたり。
とくに人種問題のくだりは今の時代でも
十分通用するような内容でとくに以下のラインには
かなり心うたれた。

同じものをーなんてことないものをー見ても、
人によって見え方が異なる。
頭の奥底で決めつけていた答えを
現実の答えとして見つけるだけだ。
恐怖が作り上げた空想を。

ハードボイルドな探偵ものだと、
物語を追うことばかりを楽しんで、
とくに何も残らないこと多いのだけど、
この本は重みのあるシーンが多く読み応えがあった。
推理ものはそればっかり読んでいると飽きちゃうけど、
たまに読むと、そのドライブ感が楽しい。

11月13日
夜の予定が込み入っているので午後休。
早く家に帰ることができることの尊さよ。
蒲田駅前を歩いていたら、
片手に500mlのウーロンハイ、
片手にタバコをもった寝間着のおじさんを見かけた。
世の中はとても多様だと知ることできる
素晴らしい街だといつも思う。
DJの準備をさくっと終えて、
「高い城の男」シーズン2をひたすら見ていた。
渋谷まで出て軽くご飯食べようと思って、
駅前の地下にあるはなまるうどんで
きつねうどんを食べた。
何気に人生初はなまるうどんだったのだけど、
もう行かないかな、っていうくらいのまずさだった。
目の前に座った人がかけうどんに
大量の天かすを入れて、
それが膨張してもはやそれは食事ではなく
餌ですよね、というレベルのものになっていた。
サイバーパンク渋谷。
前の会社の人とDJしながら酒を飲むという、
楽しいイベントへ参加した。
久々に会う人もいたり初めましての人もいたりで、
大いに飲んで大いに楽しんだ。
超久々に人前でDJしたけど、
人と自分の好きな曲を共有できるのは愉快なことだし、
大きな音で聴きたいレコードを中心に選んだから、
それもまた愉快なことだった。
帰りの電車で明日仕事ということを思い出して、
とても憂鬱な気持ちで帰った。

11月14日
昨日の疲れが残っていて、
超遅れている電車で寝ていた。
まだ水曜日だなんて到底信じられない。
会社について、これは気持ちを切り替えなければ
と思いレッドブルをキメて仕事し始めた。
Rebuild.fmでhakさん出演回を中心に
過去のアーカイブを聞いていて、
最初にレッドブルを飲む儀式がとても好きで、
その影響下にないとは言い切れない。
午後になって少しずつギアを取り戻し、
定時で退社して英会話へ。
疲労困憊でどこまでできるのか不安だったけど、
新しい先生でこちらのブロークンな英語を
汲み取ってくれるタイプで何とか乗り切った。
量としてはたくさん話したので達成感はあったけど、
その質はどうだったのかと言われると
なんだかなぁな気持ちになる。
とはいえ読む、書く、話す、聞く、
いずれにおいても量をこなさなければ。

11月15日
Smino「NOIR」を聞きながら出勤。



どっかで名前見たことあるなと思っていたら、
Nonameのアルバムに参加しているので
知ったんだと気づく。
サウンド、ラップ、歌唱法の幅が
いずれも広いので音楽の色彩がとても豊か。
Chance The Rapper想起しちゃうライン。
「MF GROOVE」というRavyn Lenaeを
featに迎えた曲で顔の表情を
見られないようにすることを
「MF DOOMED」という動詞で
表現しているのがオモシロかった。
Office365およびBoxの導入の
説明会に午前中参加していた。
この導入に伴う仕事の変化は相当大きそうで、
かなり効率化される予感しかなく、
仕事に対するモチベーションが相当高まった。
IBMのクソシステムになんで人間側が
わざわざ寄せなきゃいけないのか、
そしてそのシステムを使いこなせないと
仕事がまともに回らないなんてこと自体が
おかしいのだということが証明された気がした。
他部署との仕事の進め方を考えることになったので、
何とかして楽になるようにしたい。
多和田葉子の「献灯使」が「全米図書賞」の
翻訳文学部門を受賞したことを
友人が教えてくれて、やはりこれは読むしかない。
と思うものの、このタイミングでは買えないくらい
自意識をこじらせているのでAmazonで見ると
文庫本はすでに1~3週間待ちだった。
今、読んでいる本がなかなかしっくり来ず、
やはり小説が読みたいモードであるため、
Kindleで購入した。あっという間に手に入った。

11月16日
初めてKindleを通勤中に使ってみた。
手元が軽いのが何よりもよい。
本に顔を埋めるようにして周りを
シャットダウンして今まで読んでいたから、
読書独特の没入感がない気がする。
Anderson Paak.「Oxnard」を仕事終わりに聞く。



1曲目のどファンク感にぶったまげ、
流れるように鬼クオリティの曲が立て続けにかかり、
先行シングル2曲がアルバムの軸を
担っていることがよく分かる。
過去2作のアルバムと同様、
グッドミュージック meets ヒップホップで、
どちらにも偏りすぎない絶妙なバランスを
キープしているのがAnderson Paak.の
音楽が抜きん出て素晴らしいところ。
「Malibu」からの跳躍具合はその点ハンパなき。
客演陣も同郷ウエストコーストの
Kendrick Lamar、ドレ、スヌープと
抑えるところを抑えつつ、
Q-TIP、J.Cole、PUSHA Tという
この信頼できる客演のチョイスも最高。
トラックメーカーも本人だけではなく、
ドレ、9th wonder、クリス・デイブなど。
(一番驚いたのは先行シングル「Tints」に
Sa-RaのOm’Mas Keithが参加していたこと。)
こういうアルバム聞くと本当にヒップホップ好きで
よかったといつも思う。
ヴァイナルマスト案件なのでアンテナ張っとかないと。
「ヴェノム」をTOHOシネマズ川崎で鑑賞。



MCUのパラレルワールドにある
SONY系マーベルのスパイダーマン以来、久々な作品。
アメコミに詳しくないので知らなかったけど、
トム・ハーディー主演なんだから
見ないわけにはいかない。作りが相当雑なのだけど、
そこが嫌な感じではないというか
雑味成分が物語を豊かにしているような作品。
ツッコミしろを残していて、
観客側が「しょうがねぇなぁ」と言いたくなるような感じ。
これを成立させているのは
トム・ハーディーの茶目っ気のある演技だと思う。
今まで見たトム・ハーディーの中で、
一番リラックスしていてユルい空気を
映画にもたらしてくれている。
最恐のヴィランという触れ込みを
鮮やかに裏切るコメディシーンがいくつもあった。
(侵入したビルからエレベーターで降りるシーンが好き)
ヴェノムが利他的行動をとる、
つまり地球側に肩入れする理由の部分を
しっかり描いてくれたら相当良くなったと思う。
アクションシーンがかなりガチャついていて、
DCコミックの映画みたいな感じ。
(MCUシリーズの見せ方のうまさを逆説的に理解)
MCUを尻目にSONYはSONYで
新たなユニバースを作ろうとしていることが
エンドロールの2つの展開から想起され、
新しいメディアミックスの手法としても楽しみ。

11月17日
午後から前々職の人たちとの勉強会。
復帰してちょうど半年経ったくらいで、
やっとリハビリできてきたなと思っているけど、
まだまだ実務のところで足りない部分が多いから、
そこをフォローアップしていかねば。
夜は飲み会でそれぞれの職場の話や、
キャリアパスの作り方について話していて、
結構勉強になった。頑張らねば。
帰ってから友人とPodcastのようなものを
テスト的に実施してみた。
色々問題がクリアになった気がする。
来年からPodcastやりたいなと
ぼんやり思っているのだけど、
それぞれ録音してマージするダブルエンダーしかないか。
終わったあと自分のところだけ少し聞いてみると、
自分の声の違和感と早口すぎて少し引いた。

11月18日
髪の毛ぼさぼさになったので美容院へ。
引っ越してから色々行ったけど、
あまり干渉して来なくて安いところが
見つかってよかった。
「スタイリング剤つけますか?」と言われ、
「はい」と答えつつ
「家で何使っているんですか?」と言われて
「何もしていません。」と答えて
美容師さんと2人で笑ってしまった。
一体何故つけるんだと。
お昼に今ハマっている天ぷら屋でランチ。
目の前で揚げてくれる天ぷら食べれて1000円。
このコストパフォーマンスの高さに震える。
適当に買い物したのちに家に帰り、
「高い城の男」シーズン2を見終えた。



SFっぽい要素が多少芽生えつつも、
全体としては戦争の仕組みの話でオモシロかった。
歴史のダイナミズムとでもいうべきか、
あのときこうしたから、今こうしているから、
といった瞬間の判断の集積により、
世界は成り立っていることを痛感させられる。
日本とドイツ、どちらもどうしようもない国で
それをレジスタンスが打ち崩そうとする中で、
すれ違う人間関係もオモシロくて
感情移入するサイドがコロコロ変わる感覚。
それによって、各自の立場に立って
物事を考えることができるので
単純に勧善懲悪にならず物語が豊かになっていた。
ここからシーズン3が始まっていく。
原作小説はいつ読むのが正しいのか、
年末年始フィリップ・K・ディック読みまくりたい。
夜ご飯は塩辛と野菜を炒めた海賊焼きなるものを食し、
格闘代理戦争、 RISE129の那須川天心の試合(強すぎ)という
格闘技成分を充実させてから寝た。

2018年11月12日月曜日

2018年11月 第2週

11月5日
H.E.R.「I Used to Know Her Part2」を聞きながら出勤。



前回のEPのローリン・ヒルオマージュからの、
2ndシリーズといった感じで、
ギター中心のサウンドでとてもオーガニック。
Ella Maiのアルバムへの参加からも分かる、
90年代回帰を担うR&B新世代。
前作同様、EP2枚まとめてアルバムにするのかな。
仕事をしていると那須川天心vsメイウェザーの
ニュースが飛び込んできて何事!と驚いた。
何がどうなってなるのか、
体重差とかあくまでエキシビジョンでしかないとか、
クサす人もいるけど、そういう批判的な意見を
全部飛び越えてて最高過ぎる。
堀口vs那須川というカードを
早めに切れたのもあるのかなと思った。
仕事終わりに某銀行のアプリの
グループインタビューに参加してきた。
事前にアプリでアンケートに適当に回答したら、
封書が届いて参加することになった。
謝礼をもらえるしアプリとか興味あるし〜
みたいな軽いノリで参加したけど、
結構がっつり個人情報搾取系で
途中から話すのが怖くて聞き手に回っていた。
でも自分がこう思っている、こうして欲しい、
と言いたくなるようなインタビュー設計になっていて、
前の仕事で似たようなことをやっていたから、
皆が率先して話す気持ちもよく分かる。
向こうの聞き方から感じ取るに、
機能を追加したいような雰囲気だったけど、
シンプルさが良いアプリだから、
それがゴテゴテ系になるのは避けて欲しいな。
でもある程度の期間が経ってから、
MAU増やさなければならない状況というのは
とても理解できて、その手取り早い方法は
ユーザーが求める機能の追加だから仕方ないのかもしれない。
(大きなプロモーションを打つのも1つの手だろうけど)
帰ってさくっと「ハウス・オブ・カード」を見て就寝。

11月6日
Swizz Beatz「Poison」聞きながら出勤。



ブチ上がるしかない曲の羅列で
朝からテンションマックスになって少し困った。
ビートを作っているのは半分だけで
残りはBink!、Araab Muzikなどが参加。
とはいえ、どの曲を聞いてもSwizzの曲にしか聞こえない。
1つのマジックのようなもので、
プロデューサーかくあるべしといった内容。
Naとの曲がやはり最も印象的で、
ポジティブなバイブスが響いた。
こないだNasと共に来日していたときのエピソードも
踏まえて聞くとより楽しめるかも→リンク
今日から仕事でポモドーロを導入してみた。
具体的には25分仕事して5分休憩するという
サイクルをひたすら繰り返す方法で、
Chromeの拡張機能でタイマーを導入して、
トライしてみたけど確かに集中力は増した気がする。
仕事しながら寄り道することなくなった。
一つの仕事に取り組んで終わるまでを
1ポモドーロにするため、
つまり25分ぶんの仕事を分割するのが
まだまだ慣れてないから改善の余地はある。
ただ人とコミュニケーションしながらの仕事は難しい。

11月7日
Joji「Ballads」を聞きながら出勤。



ビルボードのR&B/Hip Hopチャート1位を取ったらしく、
それで聞いてみたけど好みだった。
Mumble系なのだけどトラックがメロウで、
アンビエントさも感じる雰囲気なのが好き。
もともとふざけたYoutuberだったらしく、
そんな彼がここまで上り詰めたことは
アメリカン・ドリーム。
仕事で情報の集約という話になり、
考え方の違いがなかなか埋まらず、
これは世代の問題なのか、思想の問題なのか、
どっちか分からなくなった。
効率性を極限まで求める願望こそが
仕事を駆動すると思っているのだけど。

11月8日
帰宅後、宮崎夏次系の最新作
「培養肉くん」「なくてもよくても絶え間なくひかる」を
立て続けに読んだ。とてもオモシロかった。

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こないだ読んだ「アダムとイヴの楽園追放」が
あまりパッとしなかったんだけど
この2作は読みたかった夏次系の世界観が
これでもかと炸裂していて楽しかった。
両方とも別ベクトルで「培養肉くん」はゆるめのSF。
想像の斜め上な展開が多くて、
最近になって登場しているテクノロジーを使った
ファンタジーな話がとにかくオモシロい。
「なくても〜」は夏次系的ど直球ボーイミーツガール。
単巻なので1冊完結だし、過去の作品が好きな人は
マストで読んでおくべき作品。
甘酸っぱさと思春期の孤独が混在していて、
そこに少しのファンタジーがまぶされていて、
このなんとも言えない多幸感と不思議な気持ちは
夏次系の作品を読んで味わえる素晴らしい感覚だと思う。
「ハウス・オブ・カード」シーズン6を見終えた。
これは端的に言って最悪の結果だったように思える。
前半はケビン・スペイシーの不在を生かした、
クレアの立ち振る舞いがオモシロかったのだけど、
後半にかけてクレアの振る舞いの適当さ、
打算的な女性だったはずなのに向こう見ずな振る舞いに
心底がっかりした。ストッパーがいなくて
暴走しているという見方はできると思うけど、
そういう展開にならざるを得ないよねと
納得させる材料が1つもなかった。脚本があまりにもまずい。
8話に削って物語の語りを雑にする必要性が
全く感じられないし、好きだったシリーズだけに
とても残念な気持ちになった。

11月9日
華金だけど英会話。
疲労困憊の週末に授業あるのはハードだけど、
でもやるんだよ精神で乗り切った。
先生は最初にレベルチェックしてもらった、
年配の先生で老眼鏡をつけたり外したりの動作が
とても気になり授業に集中できず。
あと逆流性食堂炎なのか、
何回かモドしそうになっていて、
それも気になって集中できず。全部言い訳なのだけど。
とにかく三人称、時制、複数形のsをスキップしてしまう、
その癖を治さなきゃいけないねと言われ、
それは至極もっともな話でkeep studyingって話。
「ハウス・オブ・カード」の口直しとして、
プライムビデオで「高い城の男」を見始めた。



もはや完全にドラマハスラーになっており、
映画館に行く元気がなくなってしまっている。
それはともかくフィリップ・K・ディック原作で、
第二次大戦の勝敗が逆転していれば、
つまり日本とドイツが戦勝国になっていれば、
どんな世界になっているかという話で超オモシロい。
これはHBOコンテンツではなく、
アマゾンスタジオのオリジナルドラマ。
日本でいうと楽天のオリジナルドラマってことだから、
そう考えるとアマゾンのリーチしている
領域の広さに驚くし、これが月額400円程度で
見放題というデフレ具合にも二度驚く。
1話1時間で重ための内容なので
しばらく楽しめる気がする。

11月10日
コーヒーフィルターを切らしおり、
近くのファミリーマートまでコーヒーを買いに行った。
土曜日の朝なのにコンビニが混んでいて、
レジ1人とはいえ行列ができていた。謎。
大田区に住んでいるのだけど、
あー大田区っぽいというペルソナの人がたくさんいた。
並んでいたら横からおばあさんに順番抜かされて、
一言いっとくかと思ったら、
前のお客さんのパーソナルエリアに大きく侵入していて、
illness出まくりだったから怖くなってやめた。
「高い城の男」をビンジウォッチングするのにも飽きて、
日記を書きながらAnderson .Paakのラジオを聞いた。



するとPete Rock、プリモ、Dreの3人が
トークしていてこれは何事!と驚きまくった。
Premierが「Dreは人生で出会った最高のミキサーだ!」
と言っているのが最高すぎたし、
プリモがミックスをどこでテストしているんだ、
と聞くとドレは「車の中だぜ」と答えたり。
Pete Rockは日本でMalibuのCDを
ゲットした話していて、それに対してPaakは
「まだフィジカルでゲットしてるんだー」と驚くなんてことも。
そのあと来週DJすることになったので、
レコードを選んでいた。
今年買ったのを中心に聞きながら、
ターンテーブルを触っていたら楽しくなって、
2時間くらいレコードと戯れていた。
夜はとん平焼きを作り食したのち、
ひたすら「高い城の男」を見ながら、
ビール2缶飲んだら眠たくなったのでそのまま寝た。

11月11日
ビンジウォッチングの結果、
「高い城の男」シーズン1を見終えた。
まだまだ序盤って感じがするけどオモシロかった。
日本的なものの描き方の参照先が一体何なのか、
かなりデフォルメされていて、
実態との乖離はまだまだあるなーと感じた。
そんなにしょっちゅうお辞儀しないから、とか。
日本人の登場人物は英語と日本語を
場に応じて使い分けるんだけど、
その使い分けの境目がよく分からなかった。
(日本人同士でも英語で話す場面が多い)
在米日系人が統治を担っているのかもだけど、
その辺の説明はまだなくて、
これから語られるのかもしれない。
とはいえナチスと日本軍がアメリカを分割統治している、
この設定1発でもう相当楽しめる。
日本だとシーズン3までは見れるので、しばらく楽しめそう。
全く外に出る気がしないから、
初めてUber Eatsを発注してみた。
いろいろあったけど中華な気持ちだったので、
大阪王将で天津麻婆丼。
初回オーダーだったので配送料は無料で、
30分くらいで届いてとても便利だった。
配達の様子をトラッキングできるのもオモシロい。
外に出ずに済むと思っていたものの、
タバコが切れてしまい近くのコンビニまで買いに行った。
その帰りにポストを覗くと会社で受けた
TOEICの結果が届いていて、3年前に受けたときより、
100点くらい点数がよくなっていた。
英会話の効果もあるだろうけど、
やっぱり海外ドラマ死ぬほど見まくった成果な気がする。
そしてドラマを垂れ流しで見続けて到達できる、
英語能力の限界にぶつかっているのは感じていて、
文法と単語を一から鍛えるのと、
フレーズ単位で使える言葉を覚えないと、
これ以上は改善しない気がするから頑張りたい。
お土産でもらった魚を食べて、
夜はひたすら本を読んだのち、
ゴッドタン、タモリ倶楽部の空耳アワーを堪能して寝た。

2018年11月5日月曜日

2018年11月 第1週

1st November
I worked alone, so I can focus on my work truly.
I don't get used to browsing internet sites by Firefox 
and have wanted to download Chrome 
because I can't download it through our company's intranet.
But I tried to download Chrome again and succeeded at downloading,
(I don't know why)
It' very comfortable for me though some functionality is limited.
Our database system is NOTES of IBM 
and it would be the legacy system.
It looks very old and the search function doesn't work intuitively.
Our company decided to transfer from NOTES to Office 365 of Microsoft next April.
I think old company members can't catch up this migration.
I had to prepare documents applying for the Japanese authority.
They are scattered on my boss's desk and 
I picked up some of them and confirmed the contents with my boss by phone.
(I changed my schedule of Shinkansen 
because it took a lot of time to prepare and confirm them.)
I took the window seat, 
then a Chinese or Taiwanese took a middle seat next to me.
It seems that he wanted to charge his phone
but there is a outlet in only my window seat.
He finally plugged it over my seat tray! 
But I can't complain to him because I was not going to plug anything...
I have been watching Ozark Season 2 on NETFLIX in Shinkansen.
I bought iPhoneX, so iPhone6 wasn't used, so I gave it my farther.
It's his first smart phone and he told me he wanted to read e-books on honto. 
I hope it helps him.

と英語で日記を書いてみたら文法の勉強にはなったけど、
これを毎日する時間と元気を僕は持ち合わせていない。
あと色々間違っている気がするけど、
その間違いがフィードバックされないと意味ない。
(心優しい英語わかる人、フィードバックお待ちしてます。)
ということでここからは日本語で。

11月2日
会社まで近いし実家だからいつもより余裕の起床。
一日中会議で夜は飲み会。
同じ部署の人が辞めるので送別会だった。
送別の挨拶のときに急に遺産がどうこうという、
生々しい身の上話をし始めて驚く。
ほとんど接点がなかったけど、
辞めるとなると寂しくなるような気持ちになった。
増員なしで、その人の仕事を別の人が引き受けるため、
押し出し形式で仕事が降ってきそうな予感。
20時に散会してAlffo Records
Black Milk「Fever」を買って軽く飲んだ。
一方的に自分が話してばっかりだった気がする。反省。
コーヒーが飲みたくなりググってみると
遅くまで開いているお店(LiLo Coffee Roasters)を発見し、
そこでドリップコーヒーと豆を購入。
とても美味しいコーヒーで大変満たされた気持ちになった。
帰宅後、進撃の巨人をパラパラと読んで寝た。

11月3日
年をとっていることもあり意味もなく目が覚めてしまう。
昨日の続きで進撃の巨人を最新刊まで読了。
1年近く読んでいなかったけど、
想像していなかった展開になっていてオモシロかった。
戦争の仕組みのような話で、
エレンが「仕方ないんだ」と言いながら
ある行動を起こすシーンは陰鬱な気持ちになった。
他者の立場で物事を考えることが
今まで以上に大切になっている時代において、
この漫画が果たす役割の大きさは計り知れない気がする。
(つまりは、がっつり人種差別をメインテーマに据えている)
夜に東京に帰るつもりだったけど
大阪にいてもやることないし早めに帰るかと思い、
13時前の新幹線に切り替える。
大阪から戻る道中は「ハウス・オブ・カード」シーズン6。
2日から全編一気にアップロードされていて、
ビンジウォッチング必見の案件。



ケビン・スペイシーが性的暴行の疑いにより
降板したため色んな意味で気になる作品なのだけど、
降板していなくなったことをこれでもかと
効果的に示しいく構成がアメリカらしく逞ましい。
大統領がアメリカをコントロールするのに
四苦八苦する、しかも今回はフランシスの嫁、
クレア・アンダーウッドという女性が主人公。
マチズモ社会で健気に頑張る女性という描き方ではなく、
マチズモの嫌な感じを上回る嫌な感じで
アンダーコントロールしようとするのがオモシロい。
政治家は性格は悪くなければなれない。
安倍首相がオバマに「ハウス・オブ・カード」に
夢中になっていると晩餐会で伝えたという話があり、
フランシスと安倍首相で政治の進め方に
似通った点が見受けられることが一番怖かったりする。
家に帰ってからもひたすら見続けて4話見てしまった。
残りは少しずつ楽しみたいところ。

11月4日
家から近いところで音楽フェスがあるということを
先日知り鉄工所フェスに行ってきた。
京浜島という工場や倉庫がたくさんある
陸の孤島でのフェスでライブの会場は
文字通り鉄工所およびその前の路上。
そんなトリッキーな場所なのでバスも
東京なのに30分に1本しかなくて
乗りたかったバスに乗れず。。
そのまま30分待つとバタバタしそうだったので
大人の余裕を見せてタクシーで行った。
このとき前にいたカップルも同じ行動を取っていて、
声かけばタクシー代節約できたのに。。
やっぱりUBERが世の中には必要。
着いてから  というソイルの社長、タブゾンビ、
toeのドラマー といった面々の演奏を見た。
ジャムセッションな感じで楽しかった。
打ち合わせゼロらしく、
それでこれだけ迫力あるのはかっこいい大人たちだなぁと感じた。
強いて言うなら鍵盤は丈青が良かったかな。。
この日ライブに加えて楽しみにしていたのは、
ブルックリンラガーのードラフトビール。
日本で見るのはだいたい瓶か缶なので、
ドラフトで飲めて良かった。超美味。
ビール飲みながら、次はvideotapemusic
何回もライブを見ているから、
とくに代わり映えしない感じだったけど、
スペシャルゲストとしてエマーソン北村を
迎えた編成で見れたのはレアだったのかもしれない。
煙突という曲のときに京浜島付近の煙突の映像を
使うというexclusiveな展開も。
出店のカレーリゾットを食しながら、
kakatoのライブを初めて見た。
環ロイと鎮座ドープネスのかけあいは
ラップおよびトークまで含めてユルい雰囲気で楽しい。
リズム、ヤマタツと過去に出したフリーアルバムで
一二を争う好きな曲をやってくれて嬉しかったし、
7拍子の曲のトリッキーさも曲で聞くと、
ふーんって感じだったけどライブで見ると
7拍子というリズムが身体に入ってくる感覚があり、
それは特異な体験だった。ポリリズムとはまた違う高揚感。
いつかアルバム作って欲しい。
Kansanoをチラ見してからyayhelのライブへ。
マトリックスの エージェントみたいな見た目の
メンバーがいて自分が現実社会に生きていないのではという、
しょうもない妄想をしてしまった。
ライブはダンスミュージック!といった感じで
Mura Masaとかその辺のバイブス。
とにかくドラマーの存在が大きくて、
それによるライブの躍動感の増長というのは多分にある。
あとは音楽と同期したVJも本当に素晴らしく、
ラストのキレのよさは圧巻だった。
(ゲストの水曜日のカンパネラはとてもキュートだった)
最後に土岐麻子を遠目に見てサクッと帰宅。
帰ってから料理する気も起きず、
セブンイレブン限定の蒙古タンメン中本を食べて、
ゴッドタンの劇団ひとりvsキングコング西野の
いつもどおりの神回っぷりを堪能して寝た。

2018年11月3日土曜日

2018年10月 第4週

10月22日
五反田で飲み会への道中で、
「ビリー・リンの永遠の一日」読了。

ビリー・リンの永遠の一日 (新潮クレスト・ブックス)
ベン ファウンテン
新潮社
売り上げランキング: 372,365

久々のがっつり長編海外小説で楽しめた。
信頼と実績の新潮クレストブックスはいつだって最高。
表紙のかわいさとは裏腹に戦争に対する、
イラク帰還兵のシニカルな視点が興味深い内容。
400ページもあるのに描かれているのは
実質2、3日というところに驚く。
かけ離れているように見える
超ギラギラしているアメフトのハーフタイムショーと、
イラクでの戦場がオーバーラップしていき、
それこそThis is Americaなシーンが白眉だった。
Destiny's Child が登場し「Soldier」を歌うなんて
出来すぎた展開なんだけど
実際に起こったことらしい→リンク
とはいえ、それはこの本の一部分でしかなくて、
ほとんどを占めるのが英雄の帰還兵が
アメリカに帰ってきて考えたこと。
戦争を支持する保守エリアにおいて
「君たちはアメリカを守る英雄だ」
とのたまうおじさんたちは実際の戦争を知らないくせに
おらついているのが何なんだと19歳の兵士が
亡くなった仲間を時折思い出しながら熟考する。
戦争の悲惨さを理解した上で見る、
アメリカのマッチョイズムの虚しさを
ひたすら描いているところがとてもオモシロかった。
飲み会行く予定はそもそもなかったけど、
場所が五反田だからサクッと行けるはと思ったら、
意外に遠かったけど久々に会う友達もいたし、
五反田で飲むという体験も新鮮で楽しかった。

10月23日
この日は10時に大手町のビルに行けばよく、
ゆったりした朝だった。
電車も空いていて快適だな、
10時出勤にしたいなと心底思った。
東京駅から歩いて行ったら死ぬほど遠くて、
来年から大手町のオフィスになるのだけど、
こんなに歩くのかと絶望的な気持ちになる。
午前中に用事を終えて大手町〜東京駅で
ランチしなければならなくてどれも高くて迷う。
結局パッタイを食べた。美味しかった。
霞ヶ関に移動してセミナー。
いろんな事故ケースの紹介で
事故が起こった原因は当たり前だけど様々で
事故は起こると内容がハードだから、
大変だよなーと他人事のように聞いていた。
品川へ移動してエクセルシオールで読書。
400ページの小説から音楽の対談集になったので、
サクサク読めて楽しい。
けどページあたりのCPって低いのかなと思ったり。
心を落ち着けて英会話の授業へ。
初めての先生で脱力系かつ圧強めな人だったので、
最初緊張してしまってうまく話せなかった。
レッスンの内容が飛行機に乗るとき、
乗っている間の所作だったので、
先生側が時間持て余している感じだったけど、
途中ドラマ結構見ているという話をしたら、
オザークすげーオモシロかったよと
レコメンドしてもらったから見てみようかと思う。
I like dramas of organized crime and drugs.
「organized crime」とは?と聞いたら
マフィアのことらしい。
「ナルコス」「ベター・コール・ソウル」は
最高ということで最後に意気投合した。

10月24日
ここ数日Rebuild.fmを聞き込んでいる。
最近はお笑い系のラジオを中心に聞いていたので、
意味のある情報がたくさん詰まっているのが新鮮。
一度友人に勧められたときに
苦手だなと思う人が出演していたのと、
テック系の話題が多くキャッチアップできなかったから
聞くのを数年やめてしまっていた。
けれども、その友人にエピソードごとに
出演者が違うことを教えてもらったことで
かなり聞きやすくなった、かつ超おもしろい。
ギャグセンスというかワードセンスのキレが独特だし、
テクノロジーを駆使して人生を能動的に生きる
という雰囲気が最高だと思う。
あとハヤカワのSF文庫系の情報が充実してるのもよくて、
「バーナード嬢曰く」を読んでから
トライしたい気持ちはあるのだけど、
何読んでいいのかと悩んでいたところで、
こうした読んだ人の具体的なレコメンドは助かる。
通勤中に「文化系のためのヒップホップ入門2」を読了。

文化系のためのヒップホップ入門2 (いりぐちアルテス009)
長谷川町蔵 大和田俊之
アルテスパブリッシング
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前作を読んでいたのもあるし、
ネット上でK DUB SHINEを中心に炎上していたのを
軽く見かけたりしていた。
入門編にしてはハードルが高いように感じるけど、
ヒップホップ好きにとって興味深い視座が
たくさんあってオモシロかった。
ヨーロッパ側からのヒップホップ史観、
ラッパーをお笑い芸人に例えると綺麗に全部説明できるとか。
2012〜2014年という近過去をまとめているのも助かる。
ちょうどヒップホップの勢いがグイグイ増している中で、
新譜を次々に聞いていくだけになっていた時代だったから。
しかも各アーティストの背景を深掘りしてくれているし、
著者2人で時代の趨勢を紐解いてくれている。
前作こんな感じだったっけ?というくらい、
想像以上に長谷川町蔵が
ヒップホップマウントおじさんなのが驚いた。
それも90年代黄金期論者へのカウンターとして、
ヒップホップは新しいものこそ聞くべきという、
新しいタイプのおじさんだった。
柳楽光隆が参加したパートはジャズヒップホップというより、
ジャズとヒップホップの距離の話になっているのが、
ただただ興味深かったけど、音楽リテラシーが高くないと、
読み解ききれない部分も少しあった。
トラップが入ってきた15年以降、
ヒップホップのゲームのルールが激変したことを
2人の解説で早く読んでみたい。
帰ってからは「オザークへようこそ」を見始めた。



英会話の授業でブレイキングバッド的な
ドラッグの映画で最高だぜと言われて見てみた。
あーこれはハマっちゃうやつ。と1話見て思った。
ドラマは本当にピンキリで1話目の迫力にかけると
見る気失せてしまうのだけど、この1話の重みは稀有。
冒頭の金にまつわるモノローグは
繰り返し聞きたくなるまさしく金言だと思う。
天気がいいのに全体に暗い画面、
それに合わせたミニマルな音楽が合わさって、
くすりとするシーンも用意されていない感じで、
ずーっと物憂げな雰囲気なのが新鮮。
(傑作True Detective シーズン1に近い)
これをずっと見続けるのかと思うと覚悟いるけど。

10月25日
今日から何の本を読もうか積ん読を眺めても、
どれもピンとこなくて出勤時間ギリギリで、
ハードボイルドっしょ!となった。
何を読みたいモードなのか探るのは
読書するときの楽しい時間の1つだと思っている。
結局ハードボイルド選んだけど、
本当は人文とかテック系の本を読みたい気持ちがくすぶっている。
帰りに本屋に寄って進撃の巨人を
フォローアップしようとしたけど
実家で何巻まで読んだか思い出せなくて諦めた。
家で「オザークへようこそ」をひたすら見続けていたら、
いつのまにか遅い時間になっていたので寝た。

10月26日
How To Dress Well「The Anteroom」を聞きながら出勤。



誰かのリミックスかと思うくらい、
ボーカルはあくまで材料でしかないという内容で、
しっかりしたシンガーというイメージと
真逆でダンスミュージックとして機能している感じ。
飲み会キャンセルになったから
家の近くでラーメンを食べて帰宅後、
「オザークへようこそ」をひたすらビンジウォッチングして、
シーズン1を見終えてしまった。
ドラッグ素人がどんどん泥沼に突っ込んでいく、
NEXTブレイキング・バッドといった内容で、
ドラッグマネーの資金洗浄を生業にしている家族の話。
直接ドラッグの売買しているわけではないけれど、
金を洗うという仕事に悪戦苦闘する。
オザークは湖のあるリゾートのようなところで、
その湖をキーにしてホワイトトラッシュも巻き込み、
閉塞感ある村社会を描いているのがオモシロい。
ナルコスみたいに悪人同士の諍いも見てて楽しいけど、
やっぱり市井の人とドラッグという関係性が
感情しやすくて楽しく見れる。
シーズン2も待機しているのでさっさと見たいけど、
ずっとトーンが暗いからエネルギー吸い取られるから、
少しずつ見すすめようかな。


10月27日
どっか出かけるとなって自由が丘に行こうとしたところ、
友人から神保町でブックフェスやっていることを教えてもらい、
そちらに路線変更して神保町へ行ってきた。
このブックフェスティバルなんやかんやで毎年行っていて、
狙って何か買うというより出会い頭を期待していて、
今回もtababooksのブースで半額になっている本があって、
それをゲットできた。成長し続ける積ん読。
帰りに気になっていた天ぷら屋で飲酒。
とてもリーズナブルな上に美味しくてよかった。
半熟卵の天ぷらを鶏そぼろの上に乗せて食べる、
変則卵ごはんが特に美味しかった。

10月28日
全く外出する気にならず、
最近ドラマばっかりなので映画でも見るかと思い、
「スノーデン」をNETFLIXで見た。



ドキュメンタリーの「シチズン・フォー・スノーデン」が
抜群にオモシロかったのでフィクション版は
見なくていいやと思っていたけど見てみたら、
映画ならではのback in the daysな部分がオモシロかった。
ドキュメンタリーの場合、暴露に至る恐ろしくスリリングで
RAWな瞬間が最高に興奮するのだけど、
本作では彼のバックグラウンドを知ることができて、
スノーデンの一連の行動に別の側面を見ることができる。
どこまで脚色しているのかは謎だけど、
どういう仕事をしていて、どの場所にいたかは本当だし、
日本も唐突に出てきて驚いた。
この問題がオバマ時代にある程度明るみに出ていて
良かったと思える作りになっているのだけど、
リベラルなイメージのオバマが
スノーデンを「29歳のハッカー」呼ばわりしていることに
権力は人の目を腐らせるのだなと思ったりした。
スノーデンを演じるのがジョセフ・ゴードン・レビットで、
声をかなりスノーデンに寄せていて、しかも結構似ていた。
あと俳優陣でいうとニコラス・ケイジの無駄使いはアガる。
久々に家で映画を見ると間延びする感が強くて、
集中力がもたないから、やっぱ映画は映画館で見たい。
見終わったあと、いつの間にか寝ていて、
夜ご飯に手羽元と大根の煮物を作って食したのち、
TVを見ながらKindleで「宝石の国」9巻読了。

宝石の国(9) (アフタヌーンコミックス)
講談社 (2018-10-23)
売り上げランキング: 60


ここ数巻、謎に包まれていた部分が
徐々に明らかになりつつあり、それがオモシロい。
特に月側の視点が入ってきたことで、
自分の痛みと他人の痛み、両方を知ることで
見えてくる別の世界、みたいな話になってきていて、
今読まれるべき作品な気がする。
(展開としてはスパイものみたい)
Kindleで読んでいるとページまたぎの部分が
紙の本で読んだときの感動がないことに
改めて気づかされるくらい絵がかっこよかった。
お互いの思惑が交錯する形で、
9巻も終わっていったので10巻を気長に待ちたい。

10月29日
Amerieの新譜を聞きながら出勤。
EP×2という変則スタイルでの久々のリリース。





2000年代R&Bの中でも特に好きで、
Rich Harrisonのソウル使いが冴えまくりな曲たちは
僕にとって青春の1ページでもある。
そんな雰囲気の印象からガラッと変わった本作は、
彼女に昔ながらのスタイルを求めると
がっかりするかもしれないけど、
今のトレンドと00年代的なノリの折衷案な感じで、
独特な聞き心地だった。
とくに「After 4AM」のほうがかなり良い出来で好き。
Pitchforkのレビューを読んでから聞くと、
また味わい深いところがあった。
Be independentの大切さとうか、
マス投下できなくても自分の好きなものが
届くところに届けばいいというのが今の時代。
帰宅後、NETFLIXオリジナル映画「7月22日」を見た。



オスロで実際に起こった子どもの大量虐殺を
描いた映画でとてもヘビーな内容だった。
上記内容を理解していたので、
ある程度覚悟はしていたけれど、
想像を上回ってくるハードさ。
殺人シーンの描写もキツいけど
それよりも何よりも手口が陰惨過ぎて…
この最悪のテロとどう社会が向き合うのか、
という話に中盤からシフトしていき、
安易な勧善懲悪に落とし込まないところに
かなり好感を持った。
実話ベースだから、といえばそれまでなのだけど、
犯人を懲らしめるというよりも
事件に遭遇した当事者や家族が
次に向かってどうやって生きていくのか?
そこにフォーカスしている。
今の時代は懲罰を含めてとにかくツッコミたい訳で、
他者のことばかり気にしているけど、
それよりも他者と接している自分という人間は
一体どうなのか?ということを見ているあいだ、
とくに被害者の男の子のリハビリ、演説を見て
自分を恥ずかしく思った。やっぱBe myselfだな。

10月30日
Georgia Anne Muldrow「Overload」を聞きながら出勤。



現状ねっとりシンガー最高峰と思っているのだけど、
Brainfeederからのリリースということもあり、
とても聞きやすいアルバムになっていた。
最近はRebuild.fmのアーカイブをひたすら聞いていて、
新譜チェックがままならなくなってきている。
可処分時間をどうやってやり繰りするのか、
それは本当に悩ましいことで大変な生活エブリデイ。
セミナーが三田であったので会社から会場まで歩いた。
慶応大学周りの施設がたくさんあって、
滲み出るリアルな金持ちだらけで
こんな世界があるのかと思ったし格差社会がそこにあった。
セミナー参加して質問タイムになったとき、
illness全開の人ばかりが質問していて世も末。
人に教えてもらうのにその態度はないぜ的な。
くだらねーと思いつつ思いのほか早く終わったので、
「search」をTOHOシネマズ川崎で鑑賞。



前評判良かったので期待していたけど、
むちゃくちゃオモシロかった。
「スクリーン」の定義を更新したと言っても過言ではない。
このタイプの映画の場合、ギミックだけで
中身が大したことないパターン多いと思うけど、
本作は脚本も相当練られていて伏線の回収が
とても鮮やかでオモシロかった。
じゃあギミックってなんなんだ?って話で、
それは映画がPC、Macbook、iPhoneの画面で
語られていくということ。
WindowsXPから始まる導入部分の
圧倒的完成度にまず度肝抜かれるし、
SONYの映画なのにiPhoneをガンガンに
フィーチャーしている点も潔くてよい。
よくWebサービスが劇中で登場するときに、
権利の関係上、似たようなサイトが
登場することが多いと思うけど、
本作はすべてガチというところも新しい。
あらゆるデバイスにカメラがついているし、
動画のWebサービスもひと昔前に比べて
めちゃくちゃ充実しているから、
それらの映像だけで物語を語ることができる、
というかっこよすぎる宣言のような映画だった。
メインで進行するのは失踪した娘を探す話で、
近年でいえば「ゴーン・ガール」に近い。
父親が娘のMacbookにログインして、
SNSからローカルのデータまで
縦横無尽に横断して彼女の情報を収集していく過程は
スタイリッシュかつ恐ろしくスリリング。
よく言われるけど電子デバイスは
個人情報の塊となっていることがよく分かる。
あと発明だなと思ったのはタイピングで
気持ちを表現するということ。
これまでメールだとすべて決定稿しか
見ることができなかったわけだけど、
メッセージをタイピングする画面は
露骨に気持ちが出ていることに気づかされた。
ここまで述べてきたように、
すべてがフレッシュ過ぎて物語の中身に加えて、
その語り方もオモシロいから、
信じられないくらいの映画的強度を持っている。
映画館で見て欲しいのは当然だけど、
これがソフトリリースされてMacbookで見たら、
一体どんな感動が待っているのか。
それが今から楽しみで仕方ない。
川崎で飯食うかとなり近くの王将行ってみたら、
信じられないくらい並んでいて、
並んでまで食べるものではないと思って引き返し、
帰り道にあった天下一品でラーメン&唐揚げ。
信じられないくらい唐揚げがまずくて引いた。

10月31日
今日は皆出張でいないので
超ギリギリに出勤して周りを気にせず仕事。
さぼってしまうなーとか余計なこと考えてたけど、
誰とも話さないから非常に捗った。
余裕で定時退社してからの英会話。
英会話前に喫煙所でタバコを吸っていたら、
隣で上司とその部下らしき人が残業について話していて、
部下の人が「好きで残業なんてするわけない」
「あの上司を本当にどうにかして欲しい」
とシリアスに訴えていた。
今日の先生は2週前くらいに1度授業してくれた先生で、
そのときにビールの話を結構したからか、
僕がすごい酒飲みで彼も同じく酒飲みで、
意気投合できたと思っているようだった。
授業中は前回同様、三人称と時制を逐一指摘されて
自分がいかにその辺をおざなりに適当に話しているか、
認識させられて勉強になった。
空港での応対の授業ということもあり、
空港および飛行機のエピソードを話していたのだけど、
先生が聞かせてくれた話がまるで映画だった。
彼は遠距離の彼女にプロポーズするために、
20年前に観光ビザで日本にやってきたらしい。
そのときにテンション上がりすぎて、
入国カードにその旨を丁寧に全部書いたらしく。
すると税関で止められて別室に連行、
空港まで迎えにきた彼女も合流して問い詰められた。
しかし彼はサプライズでプロポーズしようとしていたのに、
彼女は税関職員から「結婚するって本当か?」と言われて、
そこで初めて彼がプロポーズすることを知った。
なーんていうまるでラブコメみたいな話。
本当なのか、英会話教師の盛り上げ用妄想話なのか。
とはいえ先週の適当な先生に比べて、
丁寧な授業でとても為になった。
Anderson.Paak「Tints」のMVが超かっこよい。



アルバムが完成したみたいで
ドレがミックスを担当しているようなので
今年の重大アルバムになることは間違いないし、
ケンドリック以降の新しいスタンダードになるかもしれない。
テレビで渋谷のハロウィンの様子を眺めながら、
よくこんな場所で働いていたな。。
と遠い目をしながら就寝。