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2020年1月2日木曜日

2019年12月 第4週

12月23日
ZION IV/9th wonderで出社。



1分くらいのが山ほど入っているタイプのbeat tape。
雑なサンプルの組み方のものもあれば、
うおーっ!となる曲もあったりで玉石混交。
シンガーのSmittyが参加しているCan’t breathがめっちゃ好き。
夜、納会的なものが社内で開催されたので一応参加した。
立食でめっちゃ面倒な感じだったので、
食べるだけ食べ、飲めるだけ飲んでそそくさと退散。
帰宅してアイス食べながら、
Rhythm+Flowを見ていたところで
選考過程としてラップバトルがあった。
日本のようにフリースタイルではなく
曲にして互いにディスしあうバトル。
参加者たちの多くがバトルを嫌がっているのが印象的だった。
USでも当然バトルの文化は存在するけれど、
それといわゆるHIPHOPシーンは分断していて、
USにおけるHIPHOPの価値観は
アートにかなり近接した自己表現の1つなんだなと思った。
日本だと当たり前やけど同じクルー同士とか尊敬している相手なのに、
悪口言って戦わないといけないのは相当しんどいよなと思う。
しかも今回はcompetitionでお互いライバルという、
比較的イージーな状況でもこの感じなのは意外だった。
バトルして負けた方が落ちるというシステムだったので、
良いラッパーなのに落ちてしまったり、
たいして光るものないのに残っている
ラッパーがいたりで残念な感じだった。
あとTIPと麻生太郎、顔似てる。

12月24日
クリスマスなので自由が丘のレストランで食事した。
毎年家でモスチキンを食べる生活だったけど、
今年はレストラン行きますかーとなってイタリアンを食した。
こじんまりした街のイタリアンだったけど、
とてもおいしかった。また行きたい。

12月25日
息吹(Exhalation)/Ted Chiang を読了。
息吹
息吹
posted with amazlet at 20.01.02
テッド・チャン
早川書房
売り上げランキング: 486



年末駆け込み読書としてはマジで最高の体験だった。
短編集作家でこれが2作目という寡作っぷりなんだけど、
リリースされるものは抜群にオモシロい。
事実の不確かさ、忘却といったテーマが全作品に通底していて、
時代とマッチしつつ、少し先のテクノロジーが合わさることで
読み応えがある素晴らしい作品となっていた。
表題作品の息吹がぶっちぎりに好きだ。
こんなに短い小説でこれだけ心が動かされるようなことがあるだなんて、
本を読む喜びここにあり、と思わされた。
exhalationに「息吹」と意訳したの天才かよ!最高!
動的平衡を早々に読みたくなるような、
すべてフロウしているという話が最高にスリリング。
全体的に題材としているテクノロジー自体は
特別フレッシュではないけど、
どの短編もテクノロジーと人間の関係について、
新鮮な視点の提示がある。
今回はその点が圧巻だなと思う。
冒頭の「商人と錬金術師の門」とかまさにそれ。
あと過去は変えられない、という強い意志も感じる。
SFだと変えてしまったことで
云々みたいな話が多いと思うけど、
彼の中ではかたくなに過去は変えられない。
それが一番顕著なのは「偽りのない事実、偽りのない気持ち」で、
お父さんの過去の認識のずれの件とかめっちゃ辛かったな…
今年の初めにあなたの人生の物語を読んでから、
SFを積極的に読む年として
今年は積極的に古典から新刊まで読んだけど、
これまでと異なる読書体験が多くあったので楽しかった。
来年はどこまで何を読めるだろうか。
帰り道、東京駅周辺で開催されている
イルミネーション行事に遭遇。
光にまとわりつく蛾のごとく、
あまりの人の多さに頭がくらくらする。
丸善で滝口悠生の新刊をゲットして帰宅。

12月26日
年末のにおいしかしなかった。

12月27日
午前中テレワーク。昨日届いた16FLIPのミックスを聞きながら。
良い意味で「らしくない」選曲の連べ打ちで新鮮だった。
てかこの辺も抑えているのかーと思うと興味深い。
最近PUNPEEのラジオに出演した際に発言していたことが
めちゃくちゃオモシロくて、
Boon bap至上主義でもなんでもないと言って、
スネアの音色1つ取ってもトラップの影響を
受けていないとはいえないと。
書き起こしあるので是非読んで見てほしい。

PUNPEEとISSUGI ラップスタイルの変遷を語る

仕事をひっそりと納めて、午後からRhythm+Flowを見終えた。
めちゃくちゃ良かった…HIPHOPは最高の音楽。
オーディションの過程がHIPHOPゲームで
必要な要素が散りばめられているのが肝で、
出場者たちがオーディションが終わったあと、
この番組に関係なく勝ち上がっていく姿が想像できる。
年齢、人種、性別に関係なくかっこよければ、
すべて良しな姿勢もHIPHOPの大事な要素だなと思った。
あとHIPHOPは完全に自己を表現するための、
アートの1つなんですよ、ということを痛感した。
バトルもあったし当然好きだしオモシロいと思うけど、
やっぱりアート、カルチャーとしてのHIPHOPが好き。
HIPHOPがグローバルに拡大した21世紀、
最初に始まったアメリカでの競争は
信じられないくらい厳しいことが
オーディションを見ているとよく分かる。
同じような内容が日本で開催されたときに、
決勝の4人が魅せたようなパフォーマンスが見れるのか。
まだまだそこには開きがあるというか、
get richな気持ちだけではもはや勝てない世界になっている。
出場者の皆が一様に家族を思う気持ちを
正直に吐露しているのがカルチャーギャップとして印象的。
個人的には一番好きだったD Smokeが優勝して嬉しかった。
なかでもサンプリングを使うステージで披露した、
When The Kids Pull upが好きすぎて、、、
めちゃくちゃ泣いてしまった…
音楽的素養が高くてアイデアマンだから、
Kendrickなポジションまで行くかもしれない。
余韻があまりにも強烈だったので、
決勝出場者をApple music で検索すると、
皆しっかりアルバムリリースして、その辺の抜かりなさも
皆が真剣に音楽と向き合っている証拠だなーと感心した。
アルバムで聞くと、Troyman、Flawless Realtalkが良きだった。
前職の会社の人と年末恒例の飲み会。
音楽とか映画とか色んな話をできるのが楽しい。
金の蔵でさっくり飲んだ後に、
ミッケラン→tangleとハシゴして喧騒まみれの渋谷を渡り歩いた。

12月28日
午後、新幹線で移動。B席に大きな豚がいると思ったら、
それは人間だった。A席で圧力を感じつつ、
ノイズキャンセルヘッドホンのおかげで名古屋手前まで爆睡。
寝起きスッキリで、猫のあしあと/町田康を読了。


猫のあしあと (講談社文庫)
町田 康
講談社 (2012-12-14)
売り上げランキング: 188,633



町田康を色々と読んでいこうモードで読んでみた。
保護猫を迎えて暮らしていく生活に関するエッセイで、
猫日記とも言える内容でオモシロかった。
自治体に殺処分されるかもしれない猫を
次々に引き受けていき、彼ら彼女らを病院に連れていって、
何とか命を紡いでいく過程が本当に尊い。
猫たちが怯えるのは人間たちにひどい目にあったからで、
その警戒心を日々の生活で解いていく。
オモシロいのは猫たちにセリフを当てているところで、
本作はそこで町田節が発揮されていた。
猫に大阪弁当てるのオモシロい。
最後の方でゲンゾーという猫の話が出てくるのだけど、
そこは泣いてしまった。
命を預かっているという自覚を持たないで
生き物の命に安易に干渉することだけは
絶対に避けなければならない。
ペットというのは決して下僕ではないのである。
そういったことがひしひしと伝わってくるエンディングで、
あとがきも含めてグッときた。
これを読んでいたときに聞いていたのは
Ancestral Recall/Christian Scott aTunde Adjuah



昨日の飲み会で教えてもらって早速聞いてみた。良き。
10年代のジャズを代表するトランペッターのアルバム。
ヘッドホンで聞くとトランペットの
空間的な鳴りをしっかりと味わえる。
こういうジャズ系は作業するときのBGMにはぴったり。
帰宅後、ポッドキャストを収録。実家でポッドキャスト。
今年の本の話をした。本の話をすると本を読みたくなる。

12月29日
昨日収録したポッドキャストの編集したり、
本を読んだりを行ったり来たり。
収録翌日即アップロードスタイル。
夜、久々に先輩と天満で飲んだ。
仕事の話とかエンタメの話とか積もる話を
延々としていたら4時間くらい飲みあげていた。
その後、また別のパイセンの家にお邪魔して、
オールザッツを見るという、
いつかの年末を思い出すような夜だった。
その後、タクシーで大阪の街を走り抜けて泥酔で帰宅。

12月30日
墓参りとおばあちゃんの家に訪問。
毎年恒例の行事だけど今年は奥さんがいるので、
不思議な感覚だった。
おばあちゃんがとても喜んでいるようだったので、
それを見ると天邪鬼な僕でもグッとくることがあった。
気をきかせて幼い頃の写真を用意してくれていて、
それを見るとなぜこんな無邪気な子どもが
ここまでヒネくれた人間になってしまったのか…
と自分で思う不憫さがあった。来年のテーマは素直かな。

12月31日
東京に帰るのは夜の新幹線にしていたので、
奥さんが大阪で行きたいところをブラリすることに。
昼食で食べたのは人類みな麺類というラーメン屋。
死ぬほど寒い中、2時間並んで死ぬかと思った…美味しかったけど。
梅田の阪急とか北浜とか色々行くものの、
人が死ぬほど多いか何も営業していないかのどちらかだった。
最後に予約していたレストランに行くものの、
二人とも疲労困憊で早急に退散。
新幹線の時間を早めて帰京。
大晦日の新幹線はめっちゃ空いていて快適だった。
帰宅後はRIZIN。どの試合も見所だらけで最高だった。
バンタム級戦線はとくにカオス。
ケイプvs扇久保が最優先カードなのか。
朝倉海と堀口の再戦はどうなるのか。
石渡、元谷は好きだから何とか1勝してカムバックして欲しい。
なんとなくチャンネルをザッピングしていたら、
なんとなく2019年が終わっていた。
今年1年、少しでも読んでいただいた
皆様ありがとうございました。
2020年はこの形では更新しないと思いますが、
なんらか書いて、生きたい所存です。
気が向いたら読んでください。

2019年12月23日月曜日

2019年12月 第3週

12月16日
ポッドキャスト収録したときに
NF Zessho、他のも良いっすよ的な話を聞いて、
今年出たもう1枚のアルバムを聞いたら、
それがドンピシャに好きで繰り返し聞いていた。


コラージュのジャケもかっこいいし、
アニメセリフをサンプリングして、
アルバム1枚でストーリーを語っているところに
何より老害おじさんとしては、どうしたってグッとくる。
歌詞も散文と意味詰め込み系の間くらいで、
今ちょうど欲しい温度感だった。
なかでもAngelusという曲がめっちゃ好き。
カトリック教会の、お告げの祈りという意味らしい→リンク
リリックが超エモいし、
サビでラフなドラムブレイクが入ってくるところ、
めちゃくちゃ気持ちいい。1日中ずっとリピートで聞いていた。
やっぱり知らんラッパーと出会って、
それがかっこいい!となる瞬間が音楽を聞いていて一番興奮する。

12月17日
忘年会 vol.2。営業との忘年会だった。
飲み会でしか話せないことや人があり、
それは新鮮なことでオモシロかった。
割と酔っぱらってしまっために、
普段思っていることを色々と吐露しすぎて、
帰りの電車で憂鬱になりつつ、いつの間にか寝過ごしていた。

12月18日
Fezbeatzのインスト集で通勤。


You can get againで名をあげたビートメイカー
サンプリング主体でナイスなビートアルバムで、
Outstanding/The Gap band使いにシビれた。
この人も舐達麻と共にアガっていくのだろうな。
Evisbeatsの新譜がリリースされ、
今回から過去作を含めてストリーミングで聞けるようになり、
それを聞いてみると、安定感抜群で超好きだった。


全然知らない人たちをfeatに迎えて、
歌ありラップありでトピックも豊か。
そのベースとなるのがEvisbeatsのトラックなんだけど、
ドラムがもうキックとスネアの迫力が違う。
表現が難しいのだけど、地に足ついているような音像で、
めっちゃこだわっているんやろうなと思う。
その上音がとろける様なエレピなんだからたまらない。
PUNPEEと星野源はあまりにビジネス過ぎた一方で、
EVIS BEATSはGood MusicとしてのHIPHOPを
愚直に追い続けた先に待っていたご褒美のように思える。
ストリーミングに過去作も軒並みアップされているので、
過去作を堪能していきたい。
夜にPodcastをリリースした。
最初に出てもらった後輩で他のメンツとは違う、
緩めの空気で淡々と語るのもまた良いかなと。
ほとんどHIPHOPの話なので、
興味ない人もいるかもしれないけど、
このMV見て刺さったら聞いてみてください。


12月19日
まさかジープで来るとは/せきしろと又吉直樹を読了。


まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)
せきしろ 又吉 直樹
幻冬舎 (2014-04-10)
売り上げランキング: 143,885

ブックオフでサルベージ。
基本的には散文自由詩が1ページ5つくらい載っていて、
それが見開きで片方がせきしろ、
片方が又吉という構成となっている。
ときおり、コラムがあったり1ページに1行だったりして、
編集の妙で本にリズム感が出ていてオモシロかった。
読む前はこんなちょっとしか無かったら、
すぐに読み終えてまうやろなーと思っていたけど、
全然そんなことなくて1行ごとに考えてしまう。
つまり、詩で表現されているシチュエーションについて、
自分の経験や見たことある風景をあてがったり、
知らない世界を想像したり。
脳内妄想に耽溺するような効果があって、
これは本を読んでも音楽を聴いても味わえない体験で、
何でも高速で流れていってしまう今の時代に
立ち止まれるきっかけをくれる貴重な本だと思う。
コラムもオモシロくて、とくにせきしろの章で、
朝起きたときのことを書いた話がウルトラミクロな視点で最高。
ラップでいうところのパンチラインはこれに近い気がする。
いかに人の心にとっかかりを残すか、
あるあるネタとのギリギリの境界線。
帰りに丸善で水は海に向かって流れる/田島列島の2巻を購入。


水は海に向かって流れる(2) (週刊少年マガジンコミックス)
講談社 (2019-12-09)
売り上げランキング: 530


1巻から改めて読んだけど、めっちゃオモシロい。。。
圧倒的に正しくないことと人間がどう向き合うのか、
今考えたいテーマに満ちていて読み応えばっちり。
大人になってから分かる漫画のオモシロさがある。
ワンピース、進撃の巨人、今でいえば鬼滅の刃など、
冒険活劇がいつの時代も漫画のど真ん中だろうけれど、
こんな繊細なことを表現できる漫画という表現の豊かさよ。
小説と映像の狭間にあるのが漫画だと勝手に決めていて、
そういった要素がたまに欲しくなると、
漫画を読みたくなる。今はそういうフェーズにある。

12月20日
テレワーク。今日は気分を変えて駅前のスターバックスにて。
ある程度ザワザワしてた方が集中できる。
途中、隣に某大手システム会社の営業と思われる外国人が座った。
会社のロゴ入りカレンダーを持っていて、
あいさつ回りしている模様。
エスプレッソをキメながら電話していた。
年末の挨拶という習慣は海外にもあるのだろうか。
朝聞いていたのはFree Nationals



シングルがポツポツ切られていた中で、
ついにフルアルバムの登場。
Anderson Paak.を含めてFree Nationalsかと思ってたら、
彼以外のインストを構成するバンドがFree Nationals
去年ライブでPaak氏のライブで見たときも相当クラったけど、
アルバムできっちり作品になると、ひたすらにメロウで超気持ちいい。
Isley Brothersとか思い出す。
どの曲も良いのは当然としてfavoriteなのは、
Beauty&Essex, Time, The Rivingtonかな。
Timeは亡くなったMac Millerが参加していて、
RIP補正もあるかもだけどイントロのカッティングのギターだけで
ご飯何杯でも食べれます系サウンド。
The RivingtonはConway, Westside Gunnという
今ノリノリのハードコアラッパーを召喚して、
めっちゃメロウなサウンド、サビはJoyce Wriceという
みんな大好きになる案件。
上記2人にBenny The Butcherを加えたGriseldaというクルーが
今年EminemのShady Recordsと契約して、
アルバムを出していてそれも好きだった。



今のNYのハードコアスタイル、どちゃくそ渋い。
彼らの詳細はが日本語でまとまってたので興味あれば→リンク
その後、方々で話題のPierrsing/小袋成彬を聞いた。



音楽インプットおばけが作り出した快作。
前作の鬱屈した空気も嫌いじゃなかったけど、
断然こっちのほうが好みだった。
環境が音楽に与える影響ってやっぱ大きいのだろうか。
ここ数年のUKアーティストの飛躍は本当に目覚ましくて、
めっちゃかっこいいなと思ったら、だいたいロンドンだし、
新しい音楽の震源地であることは間違いない。
前半の感じでアルバム全体を押し通すこともできたはずなのに、
Tohjiですべてなぎ倒す感じも新鮮。
海外の新譜と並べてなんの遜色もないサウンドで、
日本語の曲というのが本作が特別な理由だと思う。
背伸びがないというか模倣でもなくて、
オリジナルに他の国のビートと並べられる。
そして5lackとの曲は最高で小袋氏と、
HIPHOPの近接がまーかっこいい。
歌える人はラップも上手いという証左になっていた。
最後のバースめっちゃあっつい。

言えないこと増えていく当然
それを昨日ぐらいに知った俺
振り返りゃいつでも絶景
誰にも見れないからこそ絶景
全カットまるでウディアレン
頭金用意しても買えないぜ
もうお前の倍 風 刻んでる
まだ1周目のこの人生
I’m 34 NismoのGTR Z
光より先の未来へ

いきった英語でもなくシンプルな言葉の羅列で
こんだけ叙情的に語れるのはもうラッパーだろ。
午後からは家で仕事しようと思い、昼休みに家まで戻っているときに
コーヒーを盛大に地面にこぼして泣いた。
夜ご飯はおでんを食した。
子どもの頃、おでん食って何にも思わなかったのに、
大人になるとおでん食うと何か異常に満たされた気持ちになる、
この現象は何なんだろうか。テラスハウスを見て就寝。

12月21日
朝からNETFLIXでアトランティクスを見た。



NETFLIXオリジナルでカンヌのグランプリ獲得した作品。
アフリカ映画かつ想像の斜め上に行く展開がオモシロかった。
まず街並みのフレッシュさで眼福。
ダカールという国が舞台になっていて、
めっちゃ都会と貧困な住居が同居していて、
階級社会が街並みに露呈している。
それに加えて美しい海が象徴として扱われていて、
見たことのない風景、つまりモンド的魅力に、
物語主導のビジュアルがマッチして見たことない映像だった。
(冒頭のドキュメンタリータッチな映像も良き)
この辺がカンヌ取った理由なのかな。
権力闘争を露骨に描くのではなくて、
憑依させてしかも女性が白目剥いて…
というのも時代の趨勢を反映していて良い。黒沢清っぽさも感じる。
亡くなっても求めるのは金か恋か。
役者の人は全然知らない人ばかりなのだけど、
主役の女の子のあのスタイリッシュさと存在感は
唯一無二でめっちゃ引き込まれた。
映画館に行かない体になって、久しくもはやTVに
無限にコンテンツが提供されるから、それで十分では?
と思ってしまう。一方でタランティーノ最新作のあの感動は
劇場じゃないと味わえないことも知っているので悩ましい。
もっとシンプルに見たいものを見る。と潔く決めればいいのか。
蒲田駅からの帰りに前から気になっていた純喫茶でchill
サイフォンでコーヒー入れてくれて、
店では延々Jazzが流れてる。そして空いている。
ここは穴場だったので頻繁に来たい。
帰ってから進撃の巨人30巻を読んだら、
時間軸いじくり始めて、いよいよどうなんだという展開に。
とはいえオモシロいことに変わりはなく、
意志をもった巨人同士が戦うようになってからは
戦闘シーンが結構好きで色んなギミックがあって楽しい。
それにしても一体どんなエンディングが待っているのだろうか。
夜はついにRhythm&FlowをNETFLIXで見始めた。



T.I, Cardi B, Chance The Rapperで、
若手ラッパーを発掘してこようぜという番組。
リリック、フロー、デリバリー、ライブパフォーマンスなど、
審査員ラッパーたちが大事にしている要素が露呈するところがオモシロい。
高速フロウのラッパーが軒並み評価低いのは、
カルチャーが成熟している証拠な気がする。
つまり、どの口が何言うかが肝心〜なんですね、結局。
延々とオーディションが続くので、あんまりビンジは向いていないかも。
審査員と同じようにずっと見ていると疲労するし。細々と見ていきたい。

12月22日
朝からポッドキャスト収録。今月は毎週収録のペースになっている。
漫画モードなので漫画の話ができてよかった。
あと年内にどれだけ収録できるか。
昼飯に湯豆腐を丁寧にいただいたのち、
所用で有楽町まで出てきたので、
前から気になってたBrooklyn Roasting Companyへ。
駅から遠いしまだあんま認知されていないから、
結構空いている〜と思ったら、時間が経つにつれて混雑してきて、
席を探している客からめちゃくちゃプレッシャーを感じている。
おばあさんたちはお茶しないと死んじゃう生き物なの?
とか思ってたら、いきなりパンチライン飛んできた。

起きたときにどんだけ切なくても、横でカーッと寝ている。

もはや惰性と化している日記ブログの更新に新しい風を吹かすべく、
外で書くという行為を取り入れたら今のところ順調に書けている。
来年日記マジでどうしよと考えているのだけど、
いざ書くの辞めるという勇気が出なくて、
毎日がただ流れていって死んでいくだけになりそうだから。
かといってTwitter, Instagramとなると、それもなぁという思い。
日記をやめて好きな音楽や映画の一次情報にあたって、
ひたすらに調べることで英語力を身につけていくというのも悪くないか。
など考えているものの、日々に忙殺されて何もできない気がする。
どんなアウトプットがいいのだろうか。
日も暮れてきたので帰宅して料理。
クリスマスも近いのでフライドチキン定食とした。
奥さんと蒲田で合流してバリ居酒屋で飲酒、
帰って録画していたM-1をネタバレ回避してディレイ再生。
ここ数年で一番オモシロかった。
全く知らないコンビがめちゃくちゃオモシロいということが最高。
こんだけたくさん芸人いて、やり尽くされていると思っても、
新しい風がびゅーびゅー吹いていた。めっちゃHIPHOP。

2019年12月16日月曜日

2019年12月 第2週

12月9日
朝起きるとJuice World逝去の情報が。
若い才能が死んでいくのは悲しいな。
もともと厭世観の強い歌詞だったゆえに、
亡くなったことを踏まえると、
さらに辛くなるな〜と思いながら通勤中に聞いていた。
あとPlease excuse me for being antisocial/Roddy Richが良き。



Compton出身の若手ラッパーで、
伝統的なComptonの枠に囚われない自由さ。かっこいい。
Meek Millに寵愛されているようで、
その辺りからもhoodをレペゼンすることと音楽性は別、
という概念になってきているのだろうか。
歌フロウ系の若いラッパーで好きになるのは、
やっぱりトラックがメロウなタイプのやつで
今回のアルバムはまさにどんぴしゃり。
Lil とかGunnaとかハード系のラッパーは
ソロ作だとしんどいけどfeatでいると重石のような感じで結構聞ける。
一番好きだったのはDJ Mustard produceのHigh Fashion。
とにかくトラックがめっちゃ気持ちいい。
他の曲に比べると重低音は少ないけど逆に抜けが良くて好きだった。

12月10日
Irony beat tape/Green Assassin Dollarで出社。



この安定感よ。延々垂れ流しで読書が捗る。
ビート系ミックスもしくはプレイリスト作りたくなってきた。
実録・外道の条件/町田康を読了。


実録・外道の条件 (角川文庫)
町田 康
KADOKAWA (2004-12-23)
売り上げランキング: 213,201

川崎のブックオフでサルベージした。
おそらく限りなく実話であろう、
業界人と町田康の不毛なやり取りがオモシロかった。
あー言えばこー言う、屁理屈の捏ね方とその口調、文体が
強烈で影響を受ける。大阪弁というか町田弁がとにかく最高。
舶来物や権威に対して、媚びへつらうヤツは
軒並み信用できない旨を延々と説いており、
まさしく…!と何度も頷きながらページを手繰っていた。
社会においては綺麗ごとが必要なときもあるし、
上辺だけ取り繕って進めた方がいいときもあるけど、
ふとこれは一体誰のために?と思うともう終わり。
「テメエが間違ってんのに、なんで我慢せなあかんねん」
ということに社会は満ちているから。
コミュニケーション力を重視した採用と言って
早十何年となるかと思うけど、
採用する側の大半がろくにコミュニケーション取れない大人で、
若者が気を使って大人に合わせるのを
コミュニケーションと都合よく呼んでいるだけだと
もう10年になる社会人生活を通じて感じる。
話が通じないと辛い気持ちをしている人は
この本を読むと少しは気が晴れるかもしれない。
もやもやを言語化するのは大事なことだ。

12月11日
GEMZ/ISSUGIで出勤。



待ちに待ったアルバムはバンドとのセッションアルバム。
音楽的にぐっと洗練されてめっちゃかっこいい。
バンドと打ち込みのバランスが素晴らしくて半生具合が絶妙。
(とくにBlack DeepとLouderが最&高)
あとBudamonk beatsのバンドアレンジの妙が出ていて、
mabanuaとのgreen butterを思い出したり。
WONKのHIKARU ARATAがproduceした、
MissionはJay-Zと同じネタ使いなんだけど、
派手な部分を使わないところが渋いし、
バンドからのサンプリングに対する
アンサー曲みたいになっていてエモい。
グッとくるパンチラインも多いから、
長く愛せるアルバムになりそうな気がしている。
仕事でコミュニケーション潤滑化の
ヒアリングみたいなのがあって、
情報の共有方法のイケてなさが異常だから、
日頃の思いをべらべらと延々と話し続けてしまい、
相手が苦笑いするしかないみたいな状況になり反省…
帰ってからポッドキャストをアップロード。
コンテンツを巡って延々とべらべらと
話している回になった。ラップ好きはもちろんのこと、
バチェラーシーズン3を見た人には
ぜひ聞いて欲しい内容です。

Spotify
Apple podcast

寝る前に見たテラスハウスがいわゆる神回だった。
誰にどう思われようがI don’t careで、
何かにトライすること自体の尊さに満ちていた。
ルカが卒業にあたって英語でスピーチを読み上げるんだけど、
それで涙腺が決壊してしまった…
皆からポンコツ扱いされ、事実ポンコツである部分を
リアリティショーゆえにすべて世間にさらされた数か月。
そこから様々なことにトライした結果が
あの夜にすべて出ていた。子どもの成長とかこんな感じなのか。
あとはペッペの夢が実現する瞬間も素晴らしかった。
(やらせかよと思うくらいのおばあさんよ!)
ペッペの漫画は単行本になったらしいので買おう。

12月12日
アマチュアラジオ wrep版がyoutubeに
アーカイブで上がっていたので聞きながら朝の準備。



1時間になって駄話感がなくなって残念だけど、
2人で1枚のアルバムを語るというのはオモシロかった。
(おまけの駄話の方がオモシロい説…)
magic number/Kick The Can Crewを聞いた。
王道のシングル曲以外だとmoving man が一番好き。
仕事中にクソみたいな自尊心の話を聞いて心がゲンナリした。
仕事に承認欲求を持ち込むなら、
それ相応の態度を取らないと人に頼られるわけがない。
自分が頼られたときに、
「もう、君は何も分かってないな〜」とか言いながら、
その人に対してマウントとってるのはダサすぎる。
ISSUGIのアルバム、特典が良さそうだったので、
CD買うかと思うものの、定期券で行ける範囲に
CDショップがないと思っていたら
新橋にTower miniなるものがあり、
帰りに寄ってみるものの特典が付いていなかった。
結局Amazon見たら特典ありの在庫があったので買った。
その後、大井町の北海道居酒屋で軽く飲んでからのラーメン。
昔ながらの中華そばでめちゃくちゃ美味しかった。
帰りに寄った100均の横にいたペッパーが疲れていた。
本日もお疲れ様でした。



12月13日
BOBBA/Kaytranadaで通勤。



この人ホンマにずっとかっこいいな。
HIPHOPを深くまで理解した上での
ダンスミュージックといった音だし、
そもそも一聴してKaytranadaと分かる、
音色および鳴りの独特さがクセになる。
全く捨て曲なしなスキのない全17曲なんだけど、
メロウさでいえばWhat you needが一番favorite。
夜は部署の忘年会だった。
横の人が唐突にアオイホノオの話を始めて、
向かいの人がめっちゃアニメ好きで、
結果アニメの話をしていた。
四畳半神話大系はやはり傑作らしく、
湯浅政明の作品は他のも見た方がいいらしい。
おじさんたちとの飲み会を後にして、
友人たちとの飲み会に合流。
色々話しまくって久々に深い時間まで飲酒した。

12月14日
昼からポッドキャスト収録。一年ぶりに話した。
過去2回でグイグイ話していたけど、
まったりな内容になった。このぐらいの温度感もあり。
本気で寒くなりつつあるので、
アラジンストーブを掃除して石油をオーダー
エレベーターのないうちのアパートで
50過ぎだろうおじさんに必死のパッチで
石油×2を持ってきてもらうの申し訳ないなと思うけど、
お金を払っているのでお願いします、
という相反する複雑な気持ちを毎回抱えている。
アラジンストーブは部屋全体を暖めるのは大変だけど、
周辺をピンポイントで暖めるのであれば便利かな。
丁寧に手入れして長く愛したいものよ。



12月15日
母にタダ券をもらったのでディズニーシーへ行った。
ディズニーの映画は好きだけど、ディズニーランドは
どうしてもビジネス臭を感じ取ってしまうので、
苦手だけれども好きではないという話をすると、
まるで犬畜生を見るかのような目で見られるので、
ここ数年は何回か行っている。
クリスマスの時期に行くのが初めてで、
その人の多さに驚愕。何をするにも並ばないといけなかった。
天気が良いとはいえ千葉の海岸沿いということで激寒。
クリスマスはディズニー鬼門ということを思い知った1日だった。
とはいえ、とてもお気に入りな写真が撮れて満足。
Are you OK, Donald?