2012年9月30日日曜日

Naoki & Yuri Wedding Party ~After Party~








































先々週に大学時代の友人であるADACHI君の結婚式へ行ってきました。
式などの写真はしゅうこ姉様がUPしてるのでそちらをご覧下さい。

 
ADACHI君とは大学1年からの付き合いで
2人とも大学の音楽サークル(DJとかDTM)に入ってました。
あの頃は学部にまったく馴染めず
この大学に来てる奴は全員地獄に堕ちろとか思ってた頃でしたが
彼やそのサークルがあったから、少なからず救われてた部分がありました。
学年が上がるにつれ、「俺たちもイベントやろーぜ!」って言って
今回の2次会の会場でもあったストンプで
DELICIOUS P.M.っていうイベントをやったこともありました。
確か1回目はスゴい赤字で、反省会で朝飯食ってたときのドンヨリ感は
今でも忘れないイイ思い出であり、良い経験でした。
(2回目が成功できたからだとは思いますがw)
奥さんであるユリさんとは2人が付き合い始めてから
紹介してもらって、お話させてもらうことが増えました。
2人のお宅に招待してもらって、非常に美味なご飯をごちそうなったこともありました。
ファーファはなんなのか、未だによく分かってないですが。笑

あの日に会った人のほとんどはADACHI君やIRIE君がいなければ
出会うこともなかったし、こんな若輩者のボクと仲良くしていただいてますことは
非常にありがたい話です。この場で御礼申し上げます。

当然、この日は泥酔してどうやって帰ったかは
お ぼ え て な い

あらためまして、ご結婚おめでとうございます!

夢売る2人


西川美和監督ということで見ました。

「ゆれる」「ディアドクター」ともに邦画の中で、
かなり好きな作品なので期待フルスロットルで見ましたが、
ボクは過去2作のほうが好きだったかも。という印象です。
見た後の感じは園子温監督の「恋の罪」に似たような気持ちでした。

予告編から分かるように阿部サダヲと松たか子が夫婦役で
自分の店が火事でなくなってしまって
あることをきっかけに結婚詐欺を始めてしまう。
といったあらすじです。
前半はオモシロくて、後半になればなるほどシリアスさが増していく。
そんな中で主役2人の演技はとても良かったです。

阿部サダヲがやってることは最低だし、こいつに同情したくないけど
冒頭はかなりコミカルに描いてるし、さすがの阿部サダヲ!でした。
なんといっても松たか子がスゴかった。。。
演技もスゴいのは当然のこと、そこまでやるんすか!っていうぐらい
体を張った演技には本当にビックリしたし、良かったです。
とくに先ほど言った前半→後半の場面の転調は彼女の演技無しには
絶対成立してなかったように思います。

んで、なぜ今回グッとあんまり来なかったというかと
尺が長すぎたのが1つの要因かと思います。
色んなタイプの女性に結婚詐欺をしかけていくんですけど
ちょっとクドいというか。
それぞれクローズアップされてる女性はストーリーを進める上では
重要な役目を担っているのも分かるんですけど。
騙してカネを奪うっていう構造は同じだから飽きちゃう。
この点については人によっては分かれるかと思います。
でも、ウエイトリフティングの女性の話は
社会では大声で言われないことをハッキリ形にしたという意味では
勇気あるなーと思ったし、このシーケンスはかなり好きでした。

ラストは…うーん。。。松たか子のところは良かったけど
阿部サダヲのところは蛇足感が否めなかったかな。。
彼のその事件に対する対応とかその後の末路とかは
キャラがぶれてなくて良かった。

色々言いましたが、人の原作を使って映画を作るのが主流である
最近の流れに対して、原作を一から自分で作って監督までやるという
意気込みがホント素晴らしいと思います。
冒頭のシーンしかりですけど、映像の魅力もふんだんに盛り込まれてますので
是非に劇場で見て欲しい作品です。

帰りの電車で、かなりFATな女性とガリガリ男性のカップルを見たときに
一瞬色々勘ぐった私を許してください。


ディクテーター 身元不明でニューヨーク


水道橋博士がかなりPushしていたので、見てきました。
いやーいい意味でむちゃくちゃw
アメリカのウンコ・チンチンの破壊度を思い知らされました。。

主人公のサシャ・バロン・コーエンという人はイギリスのコメディアンで
フェイク・ドキュメンターで名を挙げた人です。
(過去作は「ボラット」だけ見たことあるんですけど
それもマジで最高なので見てみてね)
今回も北アフリカにある架空の国の独裁者として
アメリカに演説してきたものの、スッタモンダするというお話。
とにかくねーつねにお下劣なんですよね。(褒め言葉)
しかも、中途半端ではなく、メーター振り切れまくりのお下劣。
どんだけ最大瞬間風速たたき出せるか?!を徹底的に突き詰めている感じ。
まーただお下劣なものが見たかったら、 ジャッカス見とけばいいんですけど
それだけじゃないのが、サシャ・バロン・コーエン作品の良いところ。
アイロニーがふんだんに盛り込まれているのです。
僕らが普段生活してるときには、なんにも疑問を抱いていないものに対して
ギャグを通じて、気付かされてくれたり
皆がコトナカレで流しているものに対して、強烈なカウンターをくらわしてくれる。
ラストシーンがまさにそれの集大成って感じでしたね。
ただのお下劣もたくさんあるんですけどね。
上映時間も約80分でかなりタイトで駆け抜けて終わるのも好印象っす。

大人計画とか好きな人はオススメ。かも。


2012年9月9日日曜日

トガニ 幼き瞳の告発



予告で気になってましたし、シネマハスラーで当たったので。
シネマート新宿にて。意外に大きくてビックリしました。

まーヘビーでしたね。。。膨大な量のネガがうち寄せてきました。
お話は実話がベースで、児童聴覚障害者施設での暴行、性的虐待を発端に
それを解決しようとする話です。
もはやこの段階で重いというのもお分かりかと。

主人公はその学校で新しく働くことになった先生。
表向きは、信心深いキリスト教徒で地域への社会貢献も熱心。
基金をもとにわざわざ聴覚障害者向けの学校を慈善でやってると。
でも、実際には学校ぐるみで暴行、性的虐待が日常化している。
そして徐々に実態を知っていく。
人権団体の協力もあり、当事者達の逮捕までに至るですけど
そこから、さらに世の中の不条理がどんどんあぶり出されてくる。
社会的弱者を食い物にするケダモノ野郎達に
鉄槌が下ることを期待してたのですが。。

是非見て欲しいので、あんまり中身言いませんが
聴覚障害者の子達は演技なのか、本当にそうなのか分からなかったけど
演技が凄まじかったです。痛々しさがダイレクトに伝わってくる。
だれがどう見たっておかしいことを「おかしい」って言う勇気。
これを個々人が持ってないとダメだと思いました。
ボク自身はそんなエラそうなこと言えないし、
コトナカレ主義の側面が非常に強いです。
でも、そうしないと世の中は良くならいし
自分自身にとっても良くないと思うす。
エンディングはその点を激しく揺さぶられました。

にしても韓国映画のクオリティはマジで凄まじい。
今回は内容自体が実話で相当ハードやったけど、
にしても圧倒的なパワーがある。
そんなこと思って映画館を出たら、KARAの街宣バスが目の前を通っていった。
Movie on Sunday.

2012年9月5日水曜日

Take This Waltz


渋谷にて。たまたま1000円Dayで見れちゃった。

いやーマジ微妙なバランスの映画。
いわゆる問題提起型ですよ。見終わったあとに、考えざるを得ない。
監督・脚本はサラ・ポーリー。これは2作目。(via Wiki)
女優としての方が有名ですよね。 ボクは2作しか見たこと無いですが。。。

メインはミシェル・ウィリアムズとセス・ローゲン。
この2人が出るってなったから見に行ったのですよ。
ミシェル・ウィリアムズはブルーバレンタイン、マリリン 7日間の恋と
立て続けに見てますね。今回もいい感じの奥さん役です。
こいつマジなんだよ的なw でも分からんでもないなぁっていうね。
んでセス・ローゲンなんですけど、
ボクが見てきた彼の作品の中ではかなり抑えめな感じ。
ちょっと痩せたかも。終始まじめな感じで、たまに茶目っ気出す。

どんな話というかと、スゴいシンプルで
上記の2人が夫婦で、そこに1人の男が現れて色恋沙汰。
とシンプルはシンプルなんですけど、
時間をかけてジワジワ攻めてくるんですよね。
端から見れば、この夫婦は問題がなく見える。
けど、ときに旦那の見せるちょっとした態度とか
ある1つの決定的な考えの違いによって仲は悪くないけど
すれ違いが存在する。そこへ、鬼イケメンなやつがきて
徐々に瓦解していくのです。。

作り的には明らかにミシェル・ウィリアムズが悪く見えるんですけど
これを否定できるのか?という疑問が出てくるんすよねー
自分の「欲望」に対して正直に行動して、幸せになる。
これは間違いなのか。つくろってでも、自分に言い聞かせてでも
幸せなふりをして生きるのか。ここは難しい話ですね。
さらに結婚というファクターが入ってくると。
一方で残された方といえば…
ここでセス・ローゲンの切ない演技が良いのですなぁ。
不憫すぎる!まー確かに悪いところあったかもしれないけど
そんなにか?!同情してしまった、、てか似てる部分があったかも…

そして50/50のときにもあった、これまでのギャグが一転
感動的な見え方するやつ。今回はあまりにかわいそうで泣くとか
そういう次元になかったかなー

そしてもう1つ、この映画のキーポイント、
それがこの曲。



どこかしらで聞いたことがあるでしょう。
この使い方は説明するとオモシロくなくなるので言いませんが
ボクは一番好きなシーンでした。

すげーもやもやするけど、この手の映画好きです。

2012年9月2日日曜日

桐島、部活やめるってよ



各所で話題なので、見てきました。
映画の日ということもあって、ほぼ満席でした。

いやーおもしろかったです。スルメ型な気がします。
じわじわクル。

前情報なんにも無しで行ったので、
てっきりポスターに載ってる子が桐島くんなんやーと思ってたら
違うんですね。しかも、驚きの仕掛けになってました。

イケテル(とされる)帰宅部男子、映画部男子、
イケテル(とされる)女子とバド部女子、吹奏楽部女子
大まかに分けると、この4グループで物語が進行します。
タランティーノ方式で、各自の視点があって
そのリフレインでグルーブを生み出すタイプの映画です。
映画部は、それがある種メタ的な役割を果たしていて
なおかつ最高にオモシロい。ルサンチマンの塊!
なんですが、こいつらを笑っていていいのだろうかという思いが
途中から湧き出てきたんですね。
もちろん映画の作りとしては、笑かしにかかってきてるんですけど
こいつらは真面目に言ってる訳なんですよねー
ある種「モテキ」のときと似たような気持ちになりました。
非常にアンビバレント。 (劇中でのカルチャーの扱い方的なことを含め)
とくに舞台が高校なので、自分が高校時代に
そのカースト制度において、 どういうポジションだったかで
考え方、見方が180度変わると思います。
バド女子と桐島の代わりのリベロ男子のところが結構好きです。
持たざる者とはじめから持っている者問題ね。
あんまりクローズアップされないけど。

モテキ的といえば、この映画の橋本愛は完全なるMurderer.
劇場出たあとに、長澤まさみ超えたとの声も聞こえました。
ボク的に映画館のシーンは甘酸沸点最高値。キマしたね〜
なのに、あのミサンガ…ふざんけじゃねーよ!
よりによって一番しょーもなさそうなやつかよ!
と思いましたw
他のクソみたいな女子は、いい感じに
クソみたいで良い味出まくり。(褒め言葉です)
中でも、この映画の最高なシーンはやっぱり屋上で全員集合したところ。
8mmカメラで撮ったゾンビ映画が劇的にかっこ良く見えるんですよねー
何故か。美しいとさえも思えたのです。

終わり方がよく分からんとか云々文句いってる輩がいるみたいすけど
それ考えたりするから映画はオモシロいんですよ。

嫌いになれない良い映画でした。