2018年5月21日月曜日

2018年5月 第3週

5月14日
次の家の鍵を受け取りに南青山へ。
こういった風に用事がないと廃人になってしまう。
南青山なんてほとんど行かないから、
あーこんなですか、と完全にお上りさん状態。
事務所に入るとハワイアンミュージックが流れていて、
これが青山のオフィスか…と身分の違いに震えた。
(決してその付近に住むわけではない)
家に帰って引っ越しの最終準備しつつダラダラしつつ。
そんな中で聞いたdublabの橋本徹のミックスが
あまりにも素晴らしすぎた。



永遠のマスターピースである
フリーソウルシリーズを監修した人で、
そのアンテナで新譜を紹介してくれているから最高。
サウスロンドンがいかに今ホットなエリアなのか、
よく分かった。好きだった新譜をざっと紹介。






夜中に格闘技代理戦争シーズン2を見始めてしまう。
格闘技しばらく離れていたけど、
これは見やすいしオモシロい。
とくに僕が格闘技を見なくなってから
現れたであろう青木理人のキャラクターが強烈。
一言二言多くて生粋の炎上タイプで、
それも計算済みぐらいのしたたかさを感じる。
本人同士が戦うのではなく弟子対決だから
階級も関係なく往年のスターが出てくるのはアガる。
Youtubeにアップロードし続けてくれ。

5月15日
めちゃくちゃ暑いから、
マクドでコーヒーフロートを飲みながら読書。
コーヒーフロート1年に1回は必ず飲むのだけど、
それは祖母に影響されている。
祖父が入院していた頃、お見舞いのあと、
いつも院内の茶店に祖母と行っていたんだけど、
彼女は必ずコーヒーフロートを頼んでいた。
それまで謎の飲み物だなと
偏見ガチガチで見ていたのだけど、
1度そこで飲ませてもらって好きになった。
あとアイスにもコーヒーフロートがあって、
森永のカップかき氷が超うまい。
これも祖母に教えてもらった味。
安定のロケットニュースの記事も最高。

森永のカップかき氷『コーヒーフロート』は
宇宙を感じるほどウマい

ceroのアルバムをゲットするため久々にタワレコへ。
社会人1〜2年目くらいはバカみたいにCD買ってたけど、
ストリーミングサービス始まってからは
買うとすればレコードだったり、
CDでも通販で買うことが多い。
本屋と同じでお店のキュレーションが
視覚として一覧できる環境は
本当に助かるなと改めて思った。
結局それをストリーミングで聞くという、
それこそショウルームとしては最高の空間。
web上のキュレーションも助かるのだけど、
実空間で見せられるとやっぱり助かる。
夜は取引先との歓送迎会。
すでに退社しているけれど有休消化中という
微妙な立場なので断る訳にもいかず参加した。
二次会含め4時間半という長丁場だった。
この飲み会と別にもう1席設けられるらしい…

5月16日
朝から引っ越し。3年ぶり3回目。
大変な仕事だなと毎回思うし自分では絶対できない。
引っ越し先に階段がないので
大量の本とレコードは
引っ越し屋の人にとって地獄だったと思う。
しかも真夏日。申し訳なさから少し手伝った。
その結果、普段ほとんど運動していないため、
荷受しただけ疲労困憊で死にそうになった。
ceroの新譜をCDラジカセで聞きながら荷ほどき。



先行でYoutubeにアップロードされた曲の
「新しさ」に衝撃を受けたのだけど、
アルバムを通して聞くと馴染んだ。
タイトルどおりリズムが特徴的。
〇〇からの影響探しがちだと思うけど、
それが見えにくい新しい音楽だと思う。
街中でイヤホンで聞けば、
違った聞こえ方するだろうなと思っていて、
楽しみにしている。
洗濯機の取り付け工事が終了したので、
もろもろの書類の手続きのために
自転車で街中を徘徊。
まったく勝手の分からない街が久々すぎて戸惑う。
転入届の提出、免許書の住所変更など。
後者のために警察署行ったら、
住所変更の受付の態度が悪すぎて辟易。
基本的にお店の接客とかは適当でいいと
思っているけどエラそうな警察官は大嫌い。
新しい冷蔵庫が届くまで何も買えないので外食。
駅前のいい感じのいなたい中華料理屋。
化学調味料ぷりたつなんだろうなと思われる
炒飯、五目そば、餃子 with 大瓶。至福。
ガスも通っていないのでそのまま銭湯へ。
割と大きなところでサウナもついていた。
喫煙所でタバコを吸っていたら
1人のおじさんが話しかけてきて世間話。
こういう初対面の会話が苦手で、
おそらく顔に出てたんだろうけど、
「僕、変な人じゃないから」と言われ、
「いろんなビールがあるけど、銭湯後のビールが一番ウマい」
「調子いいときは帰りにスナック寄っちゃう」という
ありがたいお話を聞いた。結局ここでもビールイン!
夜風に吹かれながら気持ちよく帰って寝た。

5月17日
早めに起床。10時半過ぎにガスの開栓立会い。
思ったことすぐ口に出すタイプの人で、
「よーし」「うーん」やガスの諸々のことを
声に出しながら作業していた。
そのあと前の家に行く前に銀行回りして住所変更。
3行ぐらい使っているのだけど、
各銀行で変更のステップが違っていて勉強になった。
もうアプリの世界なんだね銀行も。
りそなはチームラボとの共同開発のアプリで、
かなりUIがイケてる一方で三井住友は
パスワードを作るためのアプリを用意するという
なんともいえないおじさん的なアプリだったり。
退去の立会いは一瞬で済み、
ハウスクリーニングだけで済みそうで、
塩漬けの敷金が少し戻ってきそうで嬉しい。
帰りの道中、旅行用にユニクロで服を調達してたら、
GOGのTシャツがあって即買いした。
(でもローランドのTシャツ(白)は売切れ…悲しい。。)
TVが全然楽しくないのでDVDを探し出して、
久々に「Before Sunrise」を見た。勉強のために英語字幕で。
もうこの年齢になるとSunriseは大甘すぎるかも。
とはいえ、この会話劇はこのシリーズだからこそ楽しめる。
日本語字幕で追うのと英語字幕で追うのは勝手が違うし、
ベースの単語力が足りてないのかもしれない。
これから旅行行くんやなーという気持ちが高まったので、
それはそれでよしとする。

5月18日
「Before Sunset」を寝起きでコーヒー飲みながら見る。
登場人物と同年代になったので興味深く見た。
やっぱり30歳前半はフィックスしていく時期だなと思った。
長期旅行用のキャリーがなく、
通販だと間に合いそうにないので
蒲田のドンキまで買いに行く。
しょっちゅう旅行へ行くたちでもないので、
今回でも使えればいいやくらいの気持ち。
大きい駅が近くにあることはとても便利。
家に帰って冷蔵庫の受け取り。
亡くなったおばあちゃんの冷蔵庫で、
都合15年近く稼働していたので捨てるのも感慨深かった。
冷蔵庫にHIPHOPのシールを山ほど貼っていたのだけれど、
それに配達員の人が反応して「NORIKYO好きなんすよ」と。
しかも去年のリキッドも行っていたらしい。
下にいたもう1人もヘッズで
同じくリキッドに行っていたらしく、
車中でNORIKIYOをいつも聞いているとのこと。
リキッドでBESが出てきたときの感動について、
家の前で話すというクレイジーな展開に驚いた。
さらに「Before Midnight」も鑑賞。
これが中年夫婦のリアリティなのかと思う。
シリーズでも最長クラスの車内でのワンカットの
会話シーンは圧巻。子どもが話すタイミングも
しっかり計算されていることにも気づいた。
あとジェシーが子どもを搭乗口で見送ってから、
セリーヌと双子の子どもが乗る車へ戻るまでの
ワンカットも大事なシーン。
(ジェシーは2つの生活に引き裂かれているけど、
それは地続きなのであるという表現)
見終わったあとにインターネット工事が到着。
やっとインターネットが開通…!
いかにネット依存しているかよく理解できた。
そのままPC周りやテーブル周りを配置。
前までTVにアンプつないでたけど、
それを諦めてアンプを音楽周りだけに集中させ、
快適な空間を作れた。
とくにモニター位置をPC横に変えたので、
音楽が最高の位置で楽しめるようになった。
Leftoの新譜系mixであるWWFMのmixcloudを聞く。



今回のも超かっこよかったけど、
最後の方にかかったIvy Lab「Jet Lag」が
めちゃくちゃかっこよかった。



イッチョ自炊するかと思い立ち晩御飯は素麺。
キッチンも広くなったので作業しやすくなった。
素麺食べながら「親愛なる白人様」シーズン2を見始める。



ちょうど半分の5話まで見たけど今回もオモシロい。
とくにサマンサのSNSでの議論に固執する姿は、
よくTwitterで見る光景だし個人的に何回か経験している。
そんな喧嘩は1mmも生産性ないけど、
当人にとってはやめられない。
シーズン1の銃事件の尾を引いている感じなので、
どういう流れになっていくか楽しみ。
このドラマ見てから話題沸騰中の
Childish Gambino「This is America」見ると
よりアフロ系アメリカンの現代のポジションが
理解できるような気がする。

5月19日
土曜日がゴミの日なので早起きして、
引越しの大量のゴミを捨てる。
毎週これかと思うと面倒だけど頑張るしかない。
朝食を用意して「宮本から君へ」第6話を見る。
めちゃくちゃ仕事の話になっていて、
しかも転職にまつわることなので
我がことのように見て泣いた。
来週いよいよオープニングで見ていた
坊主へと変貌していくようで待ちきれねぇ。
そのまま日記を書きながら、
Sofa King Fridayと
Joint&Jam ~global dance traxx~を立て続けに聞く。
This is Americaにまつわる
PUNPEEとジャスティスウォーリアーの話が興味深かった。
シリアスなことって皆共有している認識の上で、
ミームが成り立つということもあると思う。
Joint&JamがTFMでも聞けるようになっていて初めて聞いてみた。
DJ JINのミックスが聞けるのがとにかく最高。
僕がDJしようと思った原点だから。
アシスタントMCの人が1曲かける場面があり、
追悼の意でAviciiかけるとなったときの
JIN氏のほぼ無のリアクションがオモシロかった。
昨日見ていた親愛なる白人様シーズン2を見終える。
完全に次のシーズンへの前フリやんけー
という仕上がりだったのでシーズン3を待つしかない。
インターネットで様々なことが
可視化されている時代(秘密結社)との対比がオモシロかったし、
まさか最後にアイツが出てくるだなんて!
(海外ドラマ好きはテンションアガるはず。)
ネットサーフィンで遭遇したDisclosureの新譜がナイス。
キックとスネアでご飯3杯イケる系。



夜は初めてのTOHOシネマズ川崎で「孤狼の血」鑑賞。



往年の東映ヤクザ映画復権!ということを高らかに
宣言するような映画でオモシロかった。
仁義なき戦いミーツwetな警察。
近年のヤクザ映画といえば、
北野武監督のものがメインにあり、
比較的ドライなスタンスなものが多かったので、
このwetさは新鮮に思えた。
冒頭の東映ロゴ、アバンタイトル、ナレーションは
昔の東映ヤクザ映画ファンはブチ上がる内容。
ただ肝心のタイトルデザインが…
そこまで寄せちゃうと昔のトレースでしかない
と思ったのかもしれないけど、
あまりにトーンが違うから
タイトルだけ浮いてしまっていたのが残念。
とはいえバイオレンスのリミッターが振り切れていて
昭和の広島ヤクザたちおよび刑事たちが
暴れまわっているのは見ていて気持ち良かった。
役所広司はいわずもがなで最高だったけど、
広島ヤクザという点で考えると、
話し方、立ち振る舞い含めて
竹野内豊が個人的には一番しっくりきた。
そして本作の最大の見所は松坂桃李。
ある使命を持ってマル暴で働いているうちに、
彼が変化していく点がメインテーマになっている。
つまり正義とは何ぞやという話。
たどり着いた先の虚無感から暴力が立ち上がる、
その瞬間が刻まれているのが好きだった。
他にもシャブ中の目のクマの表現だったり、
刺青の表現だったり、ずっと汗かいている様など、
細かい点も秀逸だった。
最近は東宝映画が目立ってばかりだけど、
東映もこれからヤクザ路線で復権して欲しい。

5月20日
起きてからKing Of Diggin'、粋な夜電波を聞く。
KODのほうはMUROによる、
ジャパニーズラバーズミックスで
快晴の天気と相性バッチリで最高。もっと聞きたかった。
粋な夜電波はフリースタイル。
やっぱりここでもサウスロンドンの曲がかかる。
どんだけ才能が溢れてんねん!
サウス東京とかサウス大阪となると
妙にダサいのにサウスロンドンという響きは
かっこよく聞こえるのは本田圭佑がいうところの
島国根性なのかもしれない。
昼は蒲田で美味しい餃子をいただいて、
必要な細かい家財をたくさん買った。
家に帰って荷物整理しつつビール飲みつつ。
レコードのダンボールをついに開封し、
懐かしい作品とか出てきてついつい聞き込んでしまう。
アンプのPhonoにDJミキサーの
アウト繋いで聞いてて低音域が強いんだけど、
この繋ぎ方で合っているのか。
夜は旅行の準備して寝た。
アメリカへ行ってまいります。

2018年5月14日月曜日

2018年5月 第2週

5月7日
9連休終了後だけども午前休み。
またしてもGOT見まくりでdon't stop
ちょい早めに家を出てムルギーで玉子カレー。
久々にきたけど、いつ食べても美味しい。
(昨日のホルモンのせいか少しお腹痛かったけど)
道中こないだのリリパで買った
Viridian Shoot Limited Shoot ver0.8を聞きまくる。
(ジャケ画像なくて困っている人多いと思うので、
ここにアップロードしておきます)


ビートジャックもオモシロいけど、
圧倒的な元のアルバムの完成度に改めて驚く。
「Eyes Law」とかはver0.8だなぁと思える。
元のアルバムで16FLIPビートになって、
何倍もかっこよくなっていると思う。
(とくに「雨抜け吸うスイッシャスイーツ」のところとか)
会社に行っても大してすることないので定時で即帰宅。
ポキ、味噌汁、大根サラダを作って食べながら、
GOTをひたすらビンジウォッチング。
こんなにクオリティ高い作品がプライムビデオで
見れているの本当奇跡な気がする。
結局2時過ぎまで見てしまった。

5月8日
今日も午前休みで会社最終日。
あらゆるものを片付けつつ、
PC内をすべてデリートし続けていると、
自分がスパイで証拠隠滅している人の気持ちになる。
辞めるときに1人1人菓子持って挨拶に行く。
今の会社でよかったのは、
本当に人の良さだけだなと思うし、
友人、先輩含めて繋がりがここで色々できたので感謝。
最後にお別れの儀みたいなのがあり、
すごい数の人に見られるのが慣れてなくて、
晒し者のような気持ちになったけど、
照れずに挨拶して会社生活が終了した。
次の会社で3社目なので、
いい加減落ち着かないとまずいとは思っているので、
頑張らないとなーと上司と話していて思ったりした。

5月9日
今日からニート生活。余裕の11時半起床。
ご飯食べる、タバコを吸う、トイレに行く、
といった行為をする合間はすべてGOT。
それぞれのシークエンスが死ぬほどオモシロい上に、
それらを絡ませていく手腕が素晴らしいし、
大胆に展開させて新たな人物を入れるという
勇気のいることをガンガンやっていく姿勢がかっこいい。
それらが成功してスパイラルにオモシロさが
加速していくのだからたまらない。
このままだと廃人になると思って、
買い換える冷蔵庫を下見に行った。
新居の冷蔵庫おくところが思った以上に狭かったので、
選択肢が限られていたのだけど、
結局はデザイン度外視で大きいサイズを買うことにした。
帰りに池袋の地下でタイ料理食べて帰った。

5月10日
すぐ昼夜逆転しそうになるので
リズム戻すために早めの起床。
GOTを家にいるあいだひたすら見ている。
ここまでビンジウォッチングしたの
ブレイキング・バッド以来かな?
(というかここまで長いシリーズもそうそうない)
髪の毛がボサボサになったので切りに行く。
結構ばっさり切った。
家にずっといると精神腐るので
近所のサイゼリヤにランチがてら行ってみる。
ドリンクバーのコーヒー飲みながら
ひたすら読書。ニート生活の醍醐味を知る。
2時間くらい滞在して飽きたので
家に帰って再びGOTを見続けて
ギリギリまで見て寝た。

5月11日
規則正しい生活を心がけて早めに起床。
今日も今日とてGOT。ずーっとオモシロい。
昼に表参道のApple Shopへ。
iPhone電池交換とMacbookの処分をお願いする。
電池はまだそこまで消耗してないから、
もうちょっとしてから
交換したほうがいいと言われたので保留。
彼らは交換プログラムをあまり使われたくないから、
交換を引き伸ばすようなことを言っているのかもしれない、
とお店を出てから思ったけどまたの機会に。
道中、Jacques Greeneを聞いていた。



Pitchforkのレビューで知ったんだけど、
NTSとYoutubeのみというリリース形態の新譜?
ミックステープと呼べばいいのか。
前の作品よりもさらにドープ方向に振れていて、
これはこれでありだなーと。
日比谷まで出てシャンテで「君の名前で僕を呼んで」を鑑賞。



Frank Oceanがtumblrにポストしたので知って
ずいぶん前から楽しみにしていたのだけど、
めちゃくちゃ素晴らしかった…
一夏の恋物語という超普遍的なテーマにも関わらず、
ここまでフレッシュなのが衝撃だった。
当然、男の子同士の恋ということもあるのだけど、
撮影、音楽、役者、衣装のいずれも素晴らしく、
映画が総合芸術であることを改めて痛感させられるし、
すべてが揃ってこそ、かけがいのない映画体験になる。
何度も言っているかもしれないけど、
これを味わいたくて映画をずっと見ている。
僕がもっていかれたシーンが、
2人で初めて自転車で外出するシーン。
広場のシンボルを挟んで2人の距離が少し縮まる。
それをワンカットで鮮やかに切り取っていて感服。
カットを割るということは映画で嘘をつく行為である
ということを明確に認識していると思う。
音楽は舞台が1983年なのでディスコ曲も多く流れるのも
嬉しいのだけどなんといっても本作はピアノ。
主人公のエリオがピアノを上手なのもあって、
彼が弾くピアノもよいし、
カセット聞きながら記譜しているシーンもかっこいい。
そして挿入されているピアノ曲と
北イタリアの自然のマッチ具合も超しびれる。
とくに好きだったのはAndré Laplanteの
「Une Barque sur L'Ocean」切なさマックス。



あとオルタナR&B的な観点もあって、
Sufjan Stevensの曲もどれも素晴らしかった。。
(REMIX使うのとか新世代感ある)
衣装でいえばシャツの使い方。
ラコステのポロシャツが
ここまでかっこよくみえる映画はないし、
シャツのサイジングが物語的に意味を
持っているところもニクい。
そして役者はエリオ役のTimothée Chalametが最高。
むちゃくちゃチャーミングかつ繊細な役を
見事に演じていて、なんといっても
あのラストシーンは映画史残る級でしょ!
この映画は真正面から男の子同士の恋愛を描いていて、
いよいよ時代が変わっているのだなぁと。
しかも、それがおふざけでもないし、
最後の父親のがエリオに語りかけるシーンの尊さよ。
あの寛大さは色んな事象に対して必要なことだと思う。
こないだ見たNETFLIXの「クイアアイ」を
薦めてくれた友人とも話していたけど、
日本と海外の同性愛およびLGBTに対する
価値観のギャップってどんどん大きくなっている
と思えてしょうがないなーと思った映画だった。
サントラを聞きながら有楽町を歩くと、
その浮遊感がたまらなかったことも追記しておく。

5月12日
引越しの準備もいよいよ大詰めな感じで、
その間は音楽を聞いていた。
ただ新譜でこれという作品もないので、
mixcloudで色々と物色。



天気良かったのでレゲエがばっちりで最高だった。



Niseko Vibesシリーズも最高なmfpから新譜中心のミックス。
ビート系からブギー、ハウスまで駆け抜ける系で最高。
好きな音楽が似ているなーと感じる。
「オープンシティ」読了。

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安定の新潮クレストでめちゃくちゃオモシロかった。
海外文学は未だに読み終わるまで時間かかるけど、
オモシロい場合、この世界が終わってほしくないなと思ったりする。
NYにいる独身男性が街を徘徊し、
街の記憶と自身の記憶を混ぜ合わせて
街を立体的に立ち上げていくところが圧巻。
しかもヨーロッパ、アメリカ、アフリカを
空間的にも時間的にも横断することで、
多種多様な人間が登場し主人公とセッションする。
その内容は人種だったり宗教だったり、
話題は多岐に渡る。要するにここに描かれているのは
1人の人間の人生であり生活。
少し日記に近いところもあるかもしれない。
また主人公の職業が精神科医で
人のことを分析することに長けているのだけど、
終盤にある強烈な展開があってゾッとした。
人のことを神の視点で見ていると、
自分の足元がすくわれてしまう怖さを感じた。
「宮本から君へ」第6話を見る。
いよいよ恋愛モードを切り離し、
仕事の話になってきた。
ちょうど折り返しでどうやってあの伝説の
シーンまでたどり着くのか楽しみにしている自分がいる。
(そもそも原作をあまり踏襲していないので、
どこに着地するかも未知数なんだけど)
今週の白眉は蒼井優との2人乗り。
蒼井優の2人乗りといえば、
オダジョーとのオーバー・フェンスがあり、
僕はあのシーンが大好きなのだ。
それに負けず劣らずの素晴らしい2人乗りが
地上波のテレビドラマで見れる喜びよ。
オーバーフェンスが静だとすれば、
こちらは動で宮本の若さが存分に発揮されていた。
来週もどんなシーンがあるのか楽しみなところ。

5月13日
GOTシーズン6までやっと完走。
70時間近く使ったと思うと少し寒気するけど、
ずーっとオモシロいから見るの止めれなかった。
(現状ニート状態というのもあり)
スターク家が辛酸を舐め続けた先にあった、
復讐の業火の燃え方が最高だったし、
ラニスター家の王家 vs ターガリエンのドラゴン使いが
どうなるのかも今後の楽しみである。
基本権力闘争の中で、たまにある合戦シーンの
クオリティが異常に高くて、
とくにシーズン6の終盤にある、
スノウ率いる野良軍団 vs ボルトン家は圧巻だった。
空撮で戦闘の状況を理解させて、
そこから手持ちカメラでの肉弾戦の迫力を表現。
肉壁と盾を一層する騎馬隊含めて最高だった。
シーズン7はプライムで見れるようになったら見る。
(NETFLIXで未消化が大量発生中…)
アマゾンプライムに加入したから、
プライムミュージックが聞けるやん!ということで、
プライム限定のAuguste greeneのアルバムを聞く。

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むちゃくちゃ渋いぃぃ!
Common, Robert Glasper, Karriem Rigginsで
構成されるバンドなのだけど、
俺たちの好きなあのグルーブが100%MAXで入っていた。
これはフィジカルで欲しい系なので、
データ購入は少し待機してみる。
サイゼリヤで昼食。外はすごい雨で戻る気が一切しなくて
ドリンクバーでダラダラ。
帰ってからも冷蔵庫掃除のため粗食でさっと就寝。

2018年5月7日月曜日

2018年5月 第1週

5月1日
朝起きてご飯を食べながら、
「Wild Wild Country」を見終える。
新興宗教に迫ったドキュメンタリーとして、
かなりオモシロかった。
後半、側近だった女性と教祖が仲違いしてから、
戦争じみた話になっていくところや、
この宗教はなくなることなく
現在も世界中に信者がいて広がっている
という話の展開にゾッとしたし、
てめえらのチョンボ忘れねぇからな!
という側近の女性の一言にも震えた。
Replicant FMを聞きながら家事。



Five Pointsの話が出ていて、
僕の中でFive Pointsといえば
グランド・イリュージョン」という映画を思い出す。
マジックで敵と戦うというくだらない映画だけど、
壊される前のFive Pointsを収めている
という意味では貴重な映画なのかな。
ゲームを始めると人間として終わってしまう
という自意識があるので自重しているけど、
PS4は欲しいなーとずっと思っている。
最近アマゾンプライムについに加入してしまったので、
「ゲーム・オブ・スローンズ」は見てみたい。
「ザ・スクエア」をBunkamuraで鑑賞。



フレンチアルプスで起きたこと」の
リューベン・オストルンド監督最新作。
前作もシニカルだったけど、
本作でもシニカルさを忘れていない、
むしろもっと加速している気がした。
現代美術を題材として、
コミュニケーションが破綻してしまっている、
大人の話になっていて身につまされる山の如し。
150分もあって家族間のコミュニケーション
仕事におけるコミュニケーションなど、
いろいろ取り上げて揶揄しまくるのだけど、
一番刺さったメッセージは
「思ったことは直接言う」
「自分に非があれば素直に謝る」ということ。
自分と他人が違う人間だという視点に立たなければ、
そもそもコミュニケーションは成立しないことも
めちゃくちゃ納得したし、
中身空っぽの大人ほど見ててさもしいこともないなと。
ブラックジョークのノリが好きな人は必見。
映画見終わってから会社の人と飲み会。
普段の仕事の話とかくだらない話でダラダラ飲んだ。
帰ったら今日の朝に発注していた
宮崎夏次系の新作が届いていた。プライム速い。

アダムとイブの楽園追放されたけど…(1) (モーニング KC)
宮崎 夏次系
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寝っ転がって読んでいると、
最後の短編にグッときてしまい泣きながら寝た。

5月2日
起きたら10時。これがGW。
朝ごはん見ながらFDを見る。
Lick-Gが般若まで倒してクリア。
ラップが上手いのは間違い無いのだけど、
ドラマが少ないからアガれなかった。
MCバトルにはドラマが必要なのかもしれない。
アベンジャーズを見るために、
久々にとしまえんまでサイクリング。
暑いくらいの気温で気持ち良い。
ご飯食べようと思って目当てのカレー屋来たら、
臨時休業とのことで振られる。これがGW。
なくなくあきらめて小洒落た蕎麦屋へ。
カウンターを案内されて座ると、
両脇のおじさんが日本酒で一杯やっている。これがGW。
久々にしっかりした蕎麦を食べて満足し、
いざ「アベンジャーズ インフィニティウォー」IMAX3D鑑賞。



ついにすべてが集結して大ボスである
サノスとの直接対決が勃発。
Marvel Cinematic Universeという呼び方で、
MARVELの映画シリーズは語られてきたけど、
その言葉にふさわしい圧巻の仕上がりだった。
大胆な展開が多くて、それがあまりにも悲しくて涙。
(アレの続編はもうないのか、とか)
1対1のド突き合い、チーム戦、モブバトル、
どれをとっても一級品。
それぞれの能力をマックスで解放しながら、
サノスに立ち向かう姿がかっこいい。
とくに好きだったのはスパイダーマンの救出シーン。
圧倒的すぎるサノスの月爆破攻撃から
皆の命を拾っていく姿に心打たれたなぁ。
一方でこれだけアクション全開の中で、
ウィットに飛んだコメディ要素高めの会話シーンが多く、
エンタメの総合力が超高いから超楽しい。
(ガーディアンズ勢、スパイダーマンの
加入によるものだと思うのだけど。)
僕はマイティ・ソーとドクター・ストレンジを落としていて、
それを見ておくべきだったかも。。と思ったので、
もし同じ境遇の人がいれば参考まで。
帰りにミスタードーナツ寄ろうと思って、
いつものお店にいくと、
いきなりステーキに変わってしまっていた。
どういうマーケティングであそこに出店してるのか。
もう引っ越すのだけど寂しい気持ちになった。
そして「ゲーム・オブ・スローンズ」を見始めたら、
あまりにもオモシロすぎて止まらない。
中世の時代劇ってなーと乗り切れない気持ちを
偏見で持っていたのだけど、
昔も今も揉めるのは権力、金、女なのである。

5月3日
としまえんへカレーを食べるためにリベンジ。
席がとても少ないこじんまりしたお店で、
3種盛りのスパイシーなカレーと
チャイミルクかき氷のコンビネーションが最&高。
そのまま練馬付近をぶらぶらして、
ユニクロでTR808のUTをゲット。
黒しか置いてなかったけど白も欲しい。

5月4日
長らく漫画を借りパクしてまった後輩に
お詫びの意味を込めてご飯に行くことに。
その前に映画でも見るかということになり、
チネチッタ川崎で「タクシー運転手」鑑賞。



韓国映画はハズレなしの法則に並ぶ、
社会派アクションでオモシロかった。
1980年の光州事件を題材にしていて、
その事件を伝えたドイツ人の記者が
取材の過程で出会ったタクシー運転手が主人公。
演じるのはソン・ガンホで、
前半はコメディタッチでガシガシ笑わしてくるけど、
ある瞬間を境にシリアスモードに入り、
残忍すぎる光州事件の実態を描いていく。
約35年前にお隣の韓国で、
国家による強烈な民衆の弾圧があったのかよ、、
という自分の無知っぷりを恥じつつ勉強になった。
どこまでが真実なのか分からないけど、
とにかくエモい展開の連続でアガりっぱなし。
タクシー運転手と記者のバディ感がよくて、
言葉が通じてなくても真実を伝える、
この目的に向かって仲違いしながらも
最後には結束していく姿がかっこいい。
日本でも近年デモが頻繁に起こっている中で、
「デモやっても意味ない」という話が出るけど、
果たしてそうなんだろうか?と考えさせてくれる。
当然、民主主義においては
選挙が全てを決める訳なのだけど、
何が問題なのかを可視化するという点で
意味があるような気がした。
あとで調べると本作の監督は
高地戦と同じ監督のチャン・フンという人だった。
過去2作品あるのでそれも見ておきたい。
韓国映画見たあとだったので、
韓国料理を食べたくなり川崎の街を散策。
いろんなところで聞いていたけど、
北側と南側の街の変容っぷりの加速度が
あまりにも凄すぎて驚いた。
チーズダッカルビを含めた韓国料理を
美味しくいただいたあと、
ラゾーナにある丸善で本を物色。
ここで買わなきゃいつ買うんだ!
という気持ちになり「ルポ川崎」を購入。
( BADHOPのステッカーついてた)
そのあと、もう1人友人が合流して、
軽く飲んだ後に帰宅。遠かった。
帰宅後、酔いが冷めていたので、
GOTを見てシーズン1を見終えた。
あまりにもオモシロすぎて、
そのまま続きを見そうになったけど自制して就寝。

5月5日
「Sofa King Friday」を聞きながら日記を書く。
マーベルとヒップホップの結びつきの話がオモシロい。
深夜にBES & ISSUGI、Mr.Pugの
ダブルリリースパーティーへ@池袋bed
DJもライブも最高でオモシロかった!
DJ(ビートライブ?)でいえばGQ、cramがかっこよかった。
とくにcramのビートのノリは毎回最高だなと思う。
Mr.Pugのライブはこないだリリースされた
フリーEPの曲と昔の曲が混合された構成。
PV公開されたこの曲がライブで見ると、
全然印象が違ってとてもかっこよくて好きになった。



BES & ISSUGIはアルバムの曲を
ほとんどやってくれて、ぶち上がりまくった。
前にNORIKIYOのライブで見たときよりも、
BESが完全復活していたのが何よりも最高。
2人が並び立ってViridian Shootの曲を
ひたすら撃ちまくる姿が神々しくさえあった。
さらにここに仙人掌、Mr.Pugが入って、
MONJU+BESってもうアベンジャーズかよ!
っていう「Highest」や2010年代のBボーイ賛歌、
「Boom Bap」がライブで見ると超アガった。
爆音で5億%のHIPHOP聞けて幸せな気持ちになれた。
深夜のクラブで最後までいるのも辛く歩いて家まで帰る。
土曜深夜ということで粋な夜電波を聞きながら。
イベントに向けた特集企画でTabooレーベルの音源祭り。
Spank Happyの新曲が超よかった。
スクラッチ音が素晴らしいアクセントになっているのが
HIPHOP以降のSpank Happyって感じだった。
帰ってからGOTを1話だけ見て寝た。

5月6日
あまり寝れなくてGOT鑑賞。
もうずっとオモロイやん。
主に3つのストーリーが展開されてて、
青年の成長、大人の政治、ファンタジーといった
物語のオモシロい成分がぎゅうぎゅうに詰まってる。
3つの要素で引っ張り続けられるから
全く飽きない仕掛けになっている。もう抜けられない。
「宮本から君へ」第5話も続けて見た。
今回は俳優陣が豪華で高橋和也、松山ケンイチが登場。
恋愛の話が先週で一旦終わり仕事の話へとシフト。
自分自身もうまく笑えないから超共感した。
そして来週は蒼井優が出てきてしまう。
こないだ後輩と飲んだときも話していたけど、
原作どおりでないことが良くて、
これがプライムタイムの普通のドラマで作られていたら、
ただの熱血営業マンの話になっていたかと思えば
勝手にゾッとしたりする。
夜は近所のホルモン屋で
200円のビールとホルモンを食して9連休が仕上がった。

2018年5月1日火曜日

2018年4月 第4週

4月23日
午前休みでゆったり起床。
日記書きながら「Sofa King Friday」を聞く。
PUNPEEのコーチェラ旅行記の話で、
そんな感じなんだーと興味深く聞いた。
Youtubeで生中継されるようになってから
存在を知って見るようになったけど、
今年は全然フォローできてない。
ビヨンセのとかググれば見れるんだろうけど、
それさえ面倒で何もしていない。
そのままReplicant FMを聞く。



他人がどうやって仕事しているのか聞くのオモシロい。
空いている時間に会議をガンガン入れてくる文化、
今の会社で初めて体感したけど確かに面倒。
議題の話終わってんのにダラダラ話されると、
そんな暇ちゃうから!と言って席立ちたくなる。
死ぬ前に食べたいものの話もオモシロくて、
自分だったら何かなと思ったけど、
パッと出てこないからコンビニのおにぎりを
病院に持ってこられても文句言えない(本編参照)
ダラダラしてたら注文してた Photay「Two EP」が届く。

Two EPs
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Photay
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早速取り込んで、iCloud同期なので
ソッコーでiPhoneに連携される。未来!
もともと2枚のEPがiTunesでリリースされてるんだけど、
日本ではその2枚をまとめてCD化してる模様。
タイミングを見計らったような「Monday」という曲があって、
その歌詞がめっちゃ好きだった。

I just woke up and it feels like another day
The Monday that never ends

PVも最高最高!


作り置きのカオマンガイ食べて出社。
いろいろと溜まっていたので処理したり、
右から左へ受け流して終了。
帰宅後、丁寧に自炊。
豚肉の生姜焼き、ワカメの酢の物、大根の味噌汁、
豆腐とトマトとパクチーのサラダ。
1人暮らしだと食事がともすると餌化するので、
きっちり自炊して精神を整えることは重要と思っている。

4月24日
今日は普通に朝出社。
電車が振替輸送していたため久々の満員電車。
SuicaなりPASMOなりで
乗車データしこたま集まってるんだから、
どういう風に電車の時間を設定すれば混雑が解消されるか、
一刻も早く解明して欲しい。
もうほとんど手持ちの仕事はないので引き継ぐ。
午後休みなのでdisk union渋谷店で
黒衣「Over Night」を購入。
レゲエノリの「Magic Hour」が好き。
ユナイテッドとしまえんで「レディプレイヤー1」を
IMAX3Dで鑑賞。むちゃくちゃオモシロかった!!



カルチャーへの愛に溢れていて、
すべてのギークに光を!な内容はアガらざるを得ない。
IMAX3Dで見たことは本当に大正解で、
2Dで見て比較したわけじゃないけど、
映画への没入度がまったく違うと思う。
お話の内容としては良質なRPGをプレイしている体感に近い。
それを世界の巨匠スピルバーグが手がけて、
アクションが抜群の味付けになっており、
なおかつ宣伝されているとおり、
様々なキャラクターが横断して登場する。
こんなもんオモロいに決まってるやろがい!
という仕上がりになっていた。
(しかも音楽は70〜80's中心!)
おじさん心をくすぐってくすぐってくすぐり倒すんだけど、
それを最先端テクノロジーのVRと融合させているため、
どの世代も楽しめるエンターティメントになっていた。
VR世界と現実世界のクロスオーバーのさせ方も巧みで、
初めはVR世界でのあれやこれやが展開するんだけど、
徐々に現実世界にも混沌が訪れて、
両方が加速しまくってあのエンディングなんだから
本当にたまんないよなと思った。
分かっていたけど結局はリアル。
1つ1つ言い出すとキリないのだけど、
はじめの見せ場となるVR内でのカーレースでまず驚いた。
VR内のカーレースとなれば音楽の醍醐味だと思うのだけど、
ここをノーBGMで見せてくる。
それによってVRの世界のリアリティが
グーンと上がって物語に没入しやすくなっていた。
あと敵役が提案するVR世界のビジネス化、
たとえば広告だったりランク制だったりについて、
それを否定してゲームのオモシロさを肯定する。
課金はしておいたほうがいいという論法になっているけど。
あと今回は若者の物語ということもあり、
抜擢が多いところも好きな部分。
(個人的に特にアガったのは、
マスター・オブ・ゼロのレナ・ウェイス、
ぼくとアールと彼女のさよならのオリビア・クック)
皆がVRつけて仮想世界で生きる時代が
来た時に改めて評価されるときがくるのかも。
とにかくIMAXで見るべし。

4月25日
朝起きてフリースタイルダンジョンを見る。
Lick-Gが登場。快進撃という勝ちっぷり。
ここでアガれない自分はもう飽きてしまっているのだろうか。
近所のソフトバンクショップで回線の移転手続き。
平日なので一番の客だった。
あんまりお店の人に感じ悪くしたりしないタイプだけど、
こっちが何も知らないと思って、
かもってやろうという魂胆が見え見えで、
本当にブチ切れそうになった。
テメエのところが切り替えて欲しいサービスは
すぐに情報出して来るくせに、
自分たちの儲けが少ない手続きについては、
めちゃくちゃ時間かかるって客のことなめてんの?
と思わざるを得なかった。
しかも、その間に「今のあなたの携帯プランを
勝手に見直してみたんですけど、
古い機種なのでこんなプランどうですか?」
って火に油そそいでくるなーと。
結局移転の手続きの日程が確定するまで、
1時間近くかかった。Go to hell !!
契約更新のタイミングで全部解約することを胸に誓った。
NETFLIXで「ジェーン」鑑賞。



ウォーリアー」「ザ・コンサルタント」の
ギャビン・オコナー監督が作った西部劇。
やっぱドラマの作り方がめちゃうまくて、
ハラハラさせられっぱなしでオモシロかった。
前半は背景の説明で主人公たちが
いかに崖っぷちに立たされているか、
それを丁寧に説明していき、
劇中で始めて放たれる銃声の音が開戦の合図。
このマグナムの音の大きさがハンパないし、
容赦無く側頭部をぶっ飛ばすところが最高。
主人公たちは3人で十数名のガンマンによる襲撃を、
K.U.F.Uを施して迎え撃つ。
西部劇といえば白昼の決闘というイメージを
勝手に持っているのだけど本作は夜に襲撃が行われていた。
ゆえにトラップで仕掛けた炎が際立つ。
銃撃ももちろん迫力満点。
アウトローの採石場のシーンを思い出したりした。
強い女性の生き方という観点でも今っぽいし、
キーラ・ナイトレイの凛とした姿勢に惹かれた。


4月26日
駅で電車を待っていると女子高校生がいた。
東京でよく見るタイプの女子高生で、
ショートボブのミニスカート。
はじめ1人だった彼女は電車を待っていたところ、
突然彼女は男子高校生に抱きついた。
よく見るカップルのいちゃつきかと思ったのも束の間、
彼はまったく彼女に見向きしない。
まるで意思を持った巨木のように。
彼女はそんな彼を気にも止めずにこちらを見つめている。
電車に乗っているとき本を読んでいるのだけど、
背が高いこともあって、
ふと人の携帯電話の画面が目に入ることがある。
今日見たのは雑誌GQの表紙を飾った
浅田姉妹のニュースを見るサラリーマン。
浅田舞を親指と中指で拡大し凝視している。
さらにYahoo!コメント欄をそのまま素早くチェックする。
こんな風に日常で流れていく風景はいくらでも存在するが、
すべては記憶の中から流れ去っていく。
会社に着いてささっとメールチェックして打合せで外出。
ここ最近は天気が悪かったけど今日は汗ばむくらいの陽気。
打ち合わせが終わってそのまま直帰予定だったけど、
天気良いしそのままステイして赤レンガ倉庫を眺めながら
ストリートアルコール。ビールが最高にウマい。
外でビール飲みながら海を眺めていたら、
色んなことがどうでもよくなった。
飲み足りなくなり日本大通りのいい感じのダイナーで
バドワイザーをドラフトで飲む with ポテトフライ。自由だ。
いい感じに酩酊したので渋谷に寝ながら戻って、
そのまま飲み会へ突入。
酔っ払った帰りやっぱり旅行行こうと決意して、
友人に連絡して諸々相談。
酔った勢いでそのまま飛行機予約したけど、
先が見えず不安な気持ちで就寝。

4月27日
起きてから改めて真剣に日程を考えて、
旅行の日程を決めた。
基本出不精なので1人でどっか行くことないのだけど、
今回は道中は完全1人なのでどうなるのか。。修行!
家で色々見てたら郵便配達がきて、
なんだっけと思って出たら、
Frank Ocean「Endless」のバイナルがついに到着!
1曲目に針落として「At Your Best」が流れて感動。
送料含めて結構値段したけど良い買い物だった。
午後、打ち合わせへ。
これで取引先との打ち合わせも最後で
やっと解放される感がじわじわと。
一旦家に帰ってご飯食べてから
久々のシネマロサで「心と体と」鑑賞。



ハンガリー映画でベルリン映画祭で
金熊賞を取った作品ということを知って見た。
シュールここに極まれりな作品で、
とても静謐な世界観。
ただ静謐な一方でアヴァンギャルドさを兼ね備えていて、
夢見うつつな世界と現実とのギャップが
なかなか見ない類の映画だと思う。
コミュニケーションが苦手なんだけど、
自分や他人の一挙手一頭足を記憶する女性と、
その会社の腕が不自由な男性の関係を描いていく。
見所となるのは2人が見る夢の話で、
鹿が登場するのだけど、
この鹿が演技しているというのが驚愕。
CGのクオリティ相当高くて始めは全然気づかなかった。
このCGの活用方法はこれから広まりそう。
2人の男女は現実社会でお互いを受け入れることは
なかなか難しいのだけど、
同じ夢をシェアしていることで、
徐々に現実社会へと関係が広がっていく。
牛の解体工場が舞台ということもあり、
ショッキングな場面が多いんだけど、
そのプリミティブな生死の場面が物語を厚くしている。
とても静かな映画の世界から池袋の街に出ると、
たくさんの学生がわちゃわちゃしていた。
耳元は小袋成彬「分離派の夏」



Frank Oceanのモノマネじゃんと安易に切り捨てちゃう、
訳知り顔している人もいるかもだけど、
そんな簡単に切り捨てられないぐらい、
マチュアな音楽だと思う。
イヤホンで1人で聞くことを想定している気がする。
Skitを含めたすべての楽曲が孤独に寄り添ってくれる。
いきなりイントロで川端康成の話を
ぶっこんでくるところとか、かっこいいなーと思うし、
歌詞自体も文学性、リリシズムが溢れていて、
これは長い付き合いになるアルバム。
2LPでリリースされるのを待っている。
異様に疲れていたので帰って即寝。

4月28日
朝起きて「宮本から君へ」第4話。
土曜日の朝の楽しみであり1週間の活力となっている、
最高のドラマで毎週楽しみにしている。
今週も最高かよ!な仕上がりで満足。
天国→地獄へ。好きな気持ちとそれを裏切られる絶望。
逃げていいときと逃げてはダメなとき。
最後の受付のシーンがとくに好きだった。
来週は松山ケンイチ出てきて、
また別の展開になりそうで楽しみ。
ランチで隣駅のピザ屋へ。
いつまにか食べログの百名店になっていた。
味はもちろん美味しいし店員さんの感じも好き。
ベタベタするでもなく、
かといって行き届いていない訳でもない絶妙な距離感。
こういう人が仕事できる人なんだなと思う。
家で「Endless」の流し込みしながら、
suchmosのライブ配信をながらで見る。
もうパシフィコ横浜でライブやるクラスになっているかー
と思っていたら次は横浜アリーナ。
Jな音楽をgood musicで駆逐して欲しい。

4月29日
天気が良いので近くの公園でビール飲みながらChill。
家族連れで賑わっていた。
横で同じ犬種の犬ばかり連れている集団がいて、
オフ会なのかなーと思って見ていたけど、
mixiのコミュニティなのかもしれない。(死語)
家に帰っても何もやる気が起きず、
つまみ的なものを作りビールを飲みながら、
ダラダラしていた。
夜、TVでMIのゴーストプロトコルを放送していたので、
それを横目で見ながら横田創「(世界の記録)」読了。

(世界記録)
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横田 創
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すでに絶版していて図書館で借りて読んだんだけど、
サンプリングと括弧を使った先進的な表現で、
2000年とは思えないアバンギャルドさ。
筆者自身と有原悦子という2人の人物が
エッセイと戯曲を寄せているという構成。
この日記でも括弧を使って書いたりしているけど、
この小説では括弧内が異常に長くて、
新たな登場人物が出ると、その人について
括弧内で延々と説明するし、さらに括弧内括弧も発生し、
これはどこから始まった括弧なのか?とくらくらする。
横田創名義では労働について3編書いているんだけど、
その第1編は新技術台頭による労働市場の変化を描いていて、
今の時代にこそ読まれるべき内容だった。
有原悦子の方は翻訳という仕事から、
翻訳=他者を理解するというレンジまで飛躍しており、
その飛躍に短歌(俳句?)を織り交ぜているところが
かっこよかった。(横田創側も然り)
「裸のカフェ」も読みたいけど絶版なので、
図書館で探してみるしかない。

4月30日
近所のパン屋で買ったパンを朝食で食べる。
ベーグルが有名な店で、
このパンもあと何回食べれることか。
だらだらYoutubeサーフィンしたのち、
参宮橋までぶらり散歩。
美味しいジェラートといい感じのレストランで
コーヒー飲んでまったり。GWっぽい。
家に帰って韓国冷麺を久々に作って食べたけど、
こんなに美味しかったのかと思う。
(近所のスーパーで南北会談に合わせて売っていた)
最近のNETFLIXは「Wild Wild Country」



1980年代のアメリカが舞台で、
ある新興宗教がオレゴン州の超田舎に
突如巨大コミューンを形成し住み着いた
という話を題材にしたドキュメンタリー。
オウム真理教を思い出さずにはいられない内容。
当然、新興宗教の話なので無類にオモシロい。
国側のコントロールしたい願望と、
その想定を上回る宗教団体の狡猾さのせめぎ合い。
自由の国ゆえの弊害があって、
これはこれで難しいなと思うし、
国に敵対視されると平気で権利が侵害されるのは
どこの国でも同じなんだろうな。
オウムについては森達也の傑作
「A」「A2」を見て欲しい。
Youtubeプレイリストを再生しながら、
「大阪的 (コーヒーと一冊)」読了。

大阪的 (コーヒーと一冊)
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江弘毅 津村記久子
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大阪に住みながら大阪のどこがイケていないのか?
というのを津村さんの視点から考えながら、
江弘毅と対談している1冊。
東京への憧れが強すぎることを、
長女のことを気にしすぎている次女
という例えをしていてなるほど!と思った。
一地方都市という認識を持つことができずに、
すべてが中途半端になっているという見立てが
確かになーという感じを受けた。
(とくにここ近年の梅田の様変わりっぷりと、
あの場所から放たれるそこはかとない東京感)
また江弘毅のエッセイも至極で、
以下の会話の高度さを取り上げていた。

友人A /
おめでとう。めっちゃきれいやったでー。
新譜B /
ありがとう。そんなん言うてもらえてうれしいわぁ。
先週整形しといてよかったわぁ。
友人A /
ほんまに美人花嫁やったでぇ。
整形間に合ってよかったなあ。

大阪の人からすれば何てこない、
なんならちょっとベタとさえ思ってしまうくだりだけど、
このボケの応酬は他の県民には難しいらしい。
インサイダーによる客観的で比較的過激な視点は、
疑義を抱きたくなる大阪の人も多いだろうけど、
そこは津村さんの視点のオモシロさが勝っちゃうと思う。
GWは帰らないけど次に帰るとき、
このフィルターで大阪を見てみたい。