2018年5月21日月曜日

2018年5月 第3週

5月14日
次の家の鍵を受け取りに南青山へ。
こういった風に用事がないと廃人になってしまう。
南青山なんてほとんど行かないから、
あーこんなですか、と完全にお上りさん状態。
事務所に入るとハワイアンミュージックが流れていて、
これが青山のオフィスか…と身分の違いに震えた。
(決してその付近に住むわけではない)
家に帰って引っ越しの最終準備しつつダラダラしつつ。
そんな中で聞いたdublabの橋本徹のミックスが
あまりにも素晴らしすぎた。



永遠のマスターピースである
フリーソウルシリーズを監修した人で、
そのアンテナで新譜を紹介してくれているから最高。
サウスロンドンがいかに今ホットなエリアなのか、
よく分かった。好きだった新譜をざっと紹介。






夜中に格闘技代理戦争シーズン2を見始めてしまう。
格闘技しばらく離れていたけど、
これは見やすいしオモシロい。
とくに僕が格闘技を見なくなってから
現れたであろう青木理人のキャラクターが強烈。
一言二言多くて生粋の炎上タイプで、
それも計算済みぐらいのしたたかさを感じる。
本人同士が戦うのではなく弟子対決だから
階級も関係なく往年のスターが出てくるのはアガる。
Youtubeにアップロードし続けてくれ。

5月15日
めちゃくちゃ暑いから、
マクドでコーヒーフロートを飲みながら読書。
コーヒーフロート1年に1回は必ず飲むのだけど、
それは祖母に影響されている。
祖父が入院していた頃、お見舞いのあと、
いつも院内の茶店に祖母と行っていたんだけど、
彼女は必ずコーヒーフロートを頼んでいた。
それまで謎の飲み物だなと
偏見ガチガチで見ていたのだけど、
1度そこで飲ませてもらって好きになった。
あとアイスにもコーヒーフロートがあって、
森永のカップかき氷が超うまい。
これも祖母に教えてもらった味。
安定のロケットニュースの記事も最高。

森永のカップかき氷『コーヒーフロート』は
宇宙を感じるほどウマい

ceroのアルバムをゲットするため久々にタワレコへ。
社会人1〜2年目くらいはバカみたいにCD買ってたけど、
ストリーミングサービス始まってからは
買うとすればレコードだったり、
CDでも通販で買うことが多い。
本屋と同じでお店のキュレーションが
視覚として一覧できる環境は
本当に助かるなと改めて思った。
結局それをストリーミングで聞くという、
それこそショウルームとしては最高の空間。
web上のキュレーションも助かるのだけど、
実空間で見せられるとやっぱり助かる。
夜は取引先との歓送迎会。
すでに退社しているけれど有休消化中という
微妙な立場なので断る訳にもいかず参加した。
二次会含め4時間半という長丁場だった。
この飲み会と別にもう1席設けられるらしい…

5月16日
朝から引っ越し。3年ぶり3回目。
大変な仕事だなと毎回思うし自分では絶対できない。
引っ越し先に階段がないので
大量の本とレコードは
引っ越し屋の人にとって地獄だったと思う。
しかも真夏日。申し訳なさから少し手伝った。
その結果、普段ほとんど運動していないため、
荷受しただけ疲労困憊で死にそうになった。
ceroの新譜をCDラジカセで聞きながら荷ほどき。



先行でYoutubeにアップロードされた曲の
「新しさ」に衝撃を受けたのだけど、
アルバムを通して聞くと馴染んだ。
タイトルどおりリズムが特徴的。
〇〇からの影響探しがちだと思うけど、
それが見えにくい新しい音楽だと思う。
街中でイヤホンで聞けば、
違った聞こえ方するだろうなと思っていて、
楽しみにしている。
洗濯機の取り付け工事が終了したので、
もろもろの書類の手続きのために
自転車で街中を徘徊。
まったく勝手の分からない街が久々すぎて戸惑う。
転入届の提出、免許書の住所変更など。
後者のために警察署行ったら、
住所変更の受付の態度が悪すぎて辟易。
基本的にお店の接客とかは適当でいいと
思っているけどエラそうな警察官は大嫌い。
新しい冷蔵庫が届くまで何も買えないので外食。
駅前のいい感じのいなたい中華料理屋。
化学調味料ぷりたつなんだろうなと思われる
炒飯、五目そば、餃子 with 大瓶。至福。
ガスも通っていないのでそのまま銭湯へ。
割と大きなところでサウナもついていた。
喫煙所でタバコを吸っていたら
1人のおじさんが話しかけてきて世間話。
こういう初対面の会話が苦手で、
おそらく顔に出てたんだろうけど、
「僕、変な人じゃないから」と言われ、
「いろんなビールがあるけど、銭湯後のビールが一番ウマい」
「調子いいときは帰りにスナック寄っちゃう」という
ありがたいお話を聞いた。結局ここでもビールイン!
夜風に吹かれながら気持ちよく帰って寝た。

5月17日
早めに起床。10時半過ぎにガスの開栓立会い。
思ったことすぐ口に出すタイプの人で、
「よーし」「うーん」やガスの諸々のことを
声に出しながら作業していた。
そのあと前の家に行く前に銀行回りして住所変更。
3行ぐらい使っているのだけど、
各銀行で変更のステップが違っていて勉強になった。
もうアプリの世界なんだね銀行も。
りそなはチームラボとの共同開発のアプリで、
かなりUIがイケてる一方で三井住友は
パスワードを作るためのアプリを用意するという
なんともいえないおじさん的なアプリだったり。
退去の立会いは一瞬で済み、
ハウスクリーニングだけで済みそうで、
塩漬けの敷金が少し戻ってきそうで嬉しい。
帰りの道中、旅行用にユニクロで服を調達してたら、
GOGのTシャツがあって即買いした。
(でもローランドのTシャツ(白)は売切れ…悲しい。。)
TVが全然楽しくないのでDVDを探し出して、
久々に「Before Sunrise」を見た。勉強のために英語字幕で。
もうこの年齢になるとSunriseは大甘すぎるかも。
とはいえ、この会話劇はこのシリーズだからこそ楽しめる。
日本語字幕で追うのと英語字幕で追うのは勝手が違うし、
ベースの単語力が足りてないのかもしれない。
これから旅行行くんやなーという気持ちが高まったので、
それはそれでよしとする。

5月18日
「Before Sunset」を寝起きでコーヒー飲みながら見る。
登場人物と同年代になったので興味深く見た。
やっぱり30歳前半はフィックスしていく時期だなと思った。
長期旅行用のキャリーがなく、
通販だと間に合いそうにないので
蒲田のドンキまで買いに行く。
しょっちゅう旅行へ行くたちでもないので、
今回でも使えればいいやくらいの気持ち。
大きい駅が近くにあることはとても便利。
家に帰って冷蔵庫の受け取り。
亡くなったおばあちゃんの冷蔵庫で、
都合15年近く稼働していたので捨てるのも感慨深かった。
冷蔵庫にHIPHOPのシールを山ほど貼っていたのだけれど、
それに配達員の人が反応して「NORIKYO好きなんすよ」と。
しかも去年のリキッドも行っていたらしい。
下にいたもう1人もヘッズで
同じくリキッドに行っていたらしく、
車中でNORIKIYOをいつも聞いているとのこと。
リキッドでBESが出てきたときの感動について、
家の前で話すというクレイジーな展開に驚いた。
さらに「Before Midnight」も鑑賞。
これが中年夫婦のリアリティなのかと思う。
シリーズでも最長クラスの車内でのワンカットの
会話シーンは圧巻。子どもが話すタイミングも
しっかり計算されていることにも気づいた。
あとジェシーが子どもを搭乗口で見送ってから、
セリーヌと双子の子どもが乗る車へ戻るまでの
ワンカットも大事なシーン。
(ジェシーは2つの生活に引き裂かれているけど、
それは地続きなのであるという表現)
見終わったあとにインターネット工事が到着。
やっとインターネットが開通…!
いかにネット依存しているかよく理解できた。
そのままPC周りやテーブル周りを配置。
前までTVにアンプつないでたけど、
それを諦めてアンプを音楽周りだけに集中させ、
快適な空間を作れた。
とくにモニター位置をPC横に変えたので、
音楽が最高の位置で楽しめるようになった。
Leftoの新譜系mixであるWWFMのmixcloudを聞く。



今回のも超かっこよかったけど、
最後の方にかかったIvy Lab「Jet Lag」が
めちゃくちゃかっこよかった。



イッチョ自炊するかと思い立ち晩御飯は素麺。
キッチンも広くなったので作業しやすくなった。
素麺食べながら「親愛なる白人様」シーズン2を見始める。



ちょうど半分の5話まで見たけど今回もオモシロい。
とくにサマンサのSNSでの議論に固執する姿は、
よくTwitterで見る光景だし個人的に何回か経験している。
そんな喧嘩は1mmも生産性ないけど、
当人にとってはやめられない。
シーズン1の銃事件の尾を引いている感じなので、
どういう流れになっていくか楽しみ。
このドラマ見てから話題沸騰中の
Childish Gambino「This is America」見ると
よりアフロ系アメリカンの現代のポジションが
理解できるような気がする。

5月19日
土曜日がゴミの日なので早起きして、
引越しの大量のゴミを捨てる。
毎週これかと思うと面倒だけど頑張るしかない。
朝食を用意して「宮本から君へ」第6話を見る。
めちゃくちゃ仕事の話になっていて、
しかも転職にまつわることなので
我がことのように見て泣いた。
来週いよいよオープニングで見ていた
坊主へと変貌していくようで待ちきれねぇ。
そのまま日記を書きながら、
Sofa King Fridayと
Joint&Jam ~global dance traxx~を立て続けに聞く。
This is Americaにまつわる
PUNPEEとジャスティスウォーリアーの話が興味深かった。
シリアスなことって皆共有している認識の上で、
ミームが成り立つということもあると思う。
Joint&JamがTFMでも聞けるようになっていて初めて聞いてみた。
DJ JINのミックスが聞けるのがとにかく最高。
僕がDJしようと思った原点だから。
アシスタントMCの人が1曲かける場面があり、
追悼の意でAviciiかけるとなったときの
JIN氏のほぼ無のリアクションがオモシロかった。
昨日見ていた親愛なる白人様シーズン2を見終える。
完全に次のシーズンへの前フリやんけー
という仕上がりだったのでシーズン3を待つしかない。
インターネットで様々なことが
可視化されている時代(秘密結社)との対比がオモシロかったし、
まさか最後にアイツが出てくるだなんて!
(海外ドラマ好きはテンションアガるはず。)
ネットサーフィンで遭遇したDisclosureの新譜がナイス。
キックとスネアでご飯3杯イケる系。



夜は初めてのTOHOシネマズ川崎で「孤狼の血」鑑賞。



往年の東映ヤクザ映画復権!ということを高らかに
宣言するような映画でオモシロかった。
仁義なき戦いミーツwetな警察。
近年のヤクザ映画といえば、
北野武監督のものがメインにあり、
比較的ドライなスタンスなものが多かったので、
このwetさは新鮮に思えた。
冒頭の東映ロゴ、アバンタイトル、ナレーションは
昔の東映ヤクザ映画ファンはブチ上がる内容。
ただ肝心のタイトルデザインが…
そこまで寄せちゃうと昔のトレースでしかない
と思ったのかもしれないけど、
あまりにトーンが違うから
タイトルだけ浮いてしまっていたのが残念。
とはいえバイオレンスのリミッターが振り切れていて
昭和の広島ヤクザたちおよび刑事たちが
暴れまわっているのは見ていて気持ち良かった。
役所広司はいわずもがなで最高だったけど、
広島ヤクザという点で考えると、
話し方、立ち振る舞い含めて
竹野内豊が個人的には一番しっくりきた。
そして本作の最大の見所は松坂桃李。
ある使命を持ってマル暴で働いているうちに、
彼が変化していく点がメインテーマになっている。
つまり正義とは何ぞやという話。
たどり着いた先の虚無感から暴力が立ち上がる、
その瞬間が刻まれているのが好きだった。
他にもシャブ中の目のクマの表現だったり、
刺青の表現だったり、ずっと汗かいている様など、
細かい点も秀逸だった。
最近は東宝映画が目立ってばかりだけど、
東映もこれからヤクザ路線で復権して欲しい。

5月20日
起きてからKing Of Diggin'、粋な夜電波を聞く。
KODのほうはMUROによる、
ジャパニーズラバーズミックスで
快晴の天気と相性バッチリで最高。もっと聞きたかった。
粋な夜電波はフリースタイル。
やっぱりここでもサウスロンドンの曲がかかる。
どんだけ才能が溢れてんねん!
サウス東京とかサウス大阪となると
妙にダサいのにサウスロンドンという響きは
かっこよく聞こえるのは本田圭佑がいうところの
島国根性なのかもしれない。
昼は蒲田で美味しい餃子をいただいて、
必要な細かい家財をたくさん買った。
家に帰って荷物整理しつつビール飲みつつ。
レコードのダンボールをついに開封し、
懐かしい作品とか出てきてついつい聞き込んでしまう。
アンプのPhonoにDJミキサーの
アウト繋いで聞いてて低音域が強いんだけど、
この繋ぎ方で合っているのか。
夜は旅行の準備して寝た。
アメリカへ行ってまいります。

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