2020年2月19日水曜日

2020年2月 第2週

テレワークで家で仕事することも多くなってきたので、
デスク周りのプロダクティビティを向上させるべく、
書類を断捨離したりキーボード新調したりして、
退屈な日常に少しでも変化をつけようとする日々。
そんな中でポッドキャストをアップロードしていますので、
パラサイト見た人/ネット上の嫌なものをついつい見てしまう、
そんなあなたには聞いてほしい内容となっています。

Spotify / Apple podcast

燃え上がる緑の木、ついに読了。
これだけのやつ読み切ると感慨深い。
朝井リョウの新作は悪魔だった。

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どうしても生きてる
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朝井 リョウ
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音楽
リリース量がとんでもないことになっている。
ゆえに1回聞いて「はい、次」という流れなので
少しでも堰き止めて1枚のアルバム/EPのことを考えたい。
と思いつつもダラダラ聞いている。

Yellowstraps / Goldress


ルワンダ生まれウガンダ育ちの、
ベルギーの兄弟デュオシンガー。
しっかりタメのあるビートに暖かい音色に美しい歌声が絡んで
それだけでもう十分。ヨーロッパ系なのでドラムンぽいのもあったり、
当然バラードもあったりでトラックのバラエティは豊か。
声色はWONKにめっちゃ似ている。
よりR&Bの雰囲気が強いけどWONK好きな人にはおすすめ。

PJ Morton / The Piano Album

去年出たアルバムも好きだったところに、
アコースティックアルバムのリリース。
スティービー・ワンダーの香りをアルバム全体から感じた。
ライブレコーディングされたアルバムなのだけど、
なんとYoutubeでその模様をフル尺で見れる。
この出し惜しみしないところが今っぽい。もちろん最&高。
ながら作業で見るのもいいし、
歌詞の字幕が出るので歌詞の意味が取れるので良い。

映画
The Report


アダム・ドライバー主演でprime videoで見れる。
ソダーバーグ作品で脚本を務めていた、
スコット・Z・バーンズの監督デビュー作品。
CIAがテロ捜査をする過程で拷問しまくっていたのを
ひた隠しにしていた、それを明らかにしようとするのが
アダム・ドライバー演じる捜査官。
純粋な正義感とそれをなあなあにしようとする権威。
この戦いが見ていてオモシロかった。
狂ったようにファクトに執着し続ける
アダム・ドライバーのマッド具合がたまらない。
「あったこと」を「なかったこと」にするのが
最近の日本のトレンドでもありますが、
こういった正義感に燃える人が少しでも増えれば、
まだマシになると思う。
とはいえ長いものに巻かれた方が得をする社会だと
何年にも渡って見せつけられている我々は
すっかり感覚が麻痺しているのかもしれない。
こないだポッドキャストしたときに少し話したけど、
wackなものにはwackと言わないと変わらない部分も
間違いなく存在するので意識したい。

2020年2月9日日曜日

2020年2月 第1週

1月旅行でほとんど働いてなかったので
もう2月か、という感じ。
最近は仕事も忙しくないので
2月に入って本格化した音楽の新譜リリースを
たすらにdigしている。
今年からlogの意味でTwitterを活用したり、
手書きでメモったりすることで
「消化」というニュアンスから
だいぶ距離を置けたからよかったかも。
2020のプレイリスト作りましたので、
Apple music ユーザーの皆様は
チェックしてみてください→リンク


しかし可処分時間は有限であり、
今年は本に時間を割くという決断をしたために
映像をあまり見れていない。
とくに長い時間が必要な映画。
週に1作品、劇場で見るくらいは見たい…
代わりにYoutubeを小刻みにチェックしていて、
Music videoを例年より多く見ている。これが現代人。
TVの出音、もう少しこだわりたいので画策中な最近です。
Podcast更新してますので聞いてみてください。
HIPHOP興味ない人でも後半からはオモシロい、はず。


引き続き、燃えあがる緑の木。



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宗教が立ち上がっていく過程で得るもの、失うもの。
オモシロかった。詳細はブクログ

映画
Uncut gemsをNETFLIXで鑑賞。


NETFLIX映画はパッとしないイメージあるけど、
これはとんでもなくオモシロかった。
コメディ畑のトップ俳優であるアダム・サンドラーが
これまでと全く異なる一面を見せているのがまずびっくりする。
(日本でいえば冷たい熱帯魚のでんでんみたいな感じ)
アップテンポでどんどん展開していくので全く飽きない。
映画館だとじっくり見せるシーンにグッとくるけど、
NETFLIXのように家だったりスマホだったり、
外部環境に影響されやすい状況で見るケースが多いと、
山のような情報量を高速なテンポでぶち込まれたほうが
集中して見れるんだなと思った。
お話としては宝石商の男がエチオピアから入手した、
超レアなオパールでいっちょ金儲けしようと画策しまくる話。
場当たり主義の連発で無計画に金を借りて、
綱渡りでしのいでいく姿がオモシロくて
人間の欲に限りないことがよく分かる。
金儲けというゴールにひたすら邁進する、
それはオパール同様に価値があるのかどうか問われている。
キーパーソンとしてNBAプレイヤーのケビン・ガーネットが
本人役でがっつり登場していたり、
Weekendがスターになる前夜、
まさにUncutな時代の頃として
本人役で登場していたり豪華な出演陣となっている。
過去作のGood Timeのときも音楽素晴らしかったけど、
今回も劇伴をDaniel Lopatinが担当。
アダム・サンドラーの情けない場面が延々と続くけれど、
音楽がとかっこいいのでNYを右往左往するだけで画になる。
配給にA24が入っているから、
そこのQCが効いているのかもしれないけど、
良作な映画、NETFLIXでたくさんリリースして欲しい。

あとリチャード・ジュエルを丸の内ピカデリーで見た。



クリント・イーストウッド監督最新作。
存命している限り最新作なるべく劇場へという、
なかば祈りのような気持ちで見ている。
ここ数年の実話を映画化するトレンドに今回も沿っていて、
アトランタ五輪開催中に起こった爆弾テロの話。
広いくくりで言ってしまえば、
日本のTVでもよくある事件を映像化したものでしかない、
はずなんだけどめちゃくちゃオモシロくなっているのは
ひとえにイーストウッド力。
最初に爆弾を発見した警備員が最初は英雄扱いされるものの、
後日急に容疑者扱いされてしまう。
世間を扇動するメディアや、
無根拠に逮捕へと邁進する国家の暴力性がいかに残酷か、
痛いほどにメッセージが伝わってくる。
主人公の自分はlaw enforcement側なんだ、という
ある種の信仰のようなものが徐々に崩れていく。
自分のことを権力側に位置付けるのは
気持ちがいいかもしれないけれど、
いざ権力が自分に牙をむいたとき、
どんな風にふるまえますか?
という今の日本にもバッチリ当てはまる内容だと思った。

音楽
1月下旬〜2月初旬でリリースてんこもりで
オススメしたいのめっちゃあるけど厳選して紹介。

LSD/The Leonard Simpson


デトロイトのMC、ギルティ・シンプソンが
NZにツアーした際にリンクしたビートメイカー
Leonard Charlesのジョイントアルバム。
サイケでメロウでドープで全方位にかっこいい。
ハードコアなやつ連続で聞いていると疲れてくるけど、
ジャケットにあるように
色んなカラバリのトラックが入っていて飽きない。
Jakarta recordsからのリリースにハズしなしの法則。
Smokin' Goodは15分くらいのジャムセッションを
ギルティ・シンプソンが聞いて
彼が好きなパートでラップしたらしい。
ただビートメイカーがビート送って、
それにラップするだけというよりも
有機的なセッションしていると聞くとより楽しめた。

Ryan Beatty/Dreaming of David


先輩から教えてもらった知った、
2020年現時点で一番好きなアルバム。
BrockHamptonやKevin Abstractのアルバムで
Featuringで歌ったりしているLAのシンガー。
Arizona Babyに近い雰囲気はありつつ、
Frank OceanのBlondeが残したインパクトを
最大限に吸収してこれ以上ないのでは?
という形で吐き出している。
抽象的な歌詞とDreamyな雰囲気が、
朝聞いても夜聞いてもfeelするので好き。
小袋成彬のこないだのアルバム好きな人とか、
絶対に気にいると思うのでチェックしてみて欲しい。

Junia-T / Studio Monk


内容が好きだったのはもちろんのこと、
本人からreplyきたのがびっくりしたので記録の意味も込めて。
カナダのMC、ビートメイカー。
Jessie ReyezのバックDJも担当しているらしい。
もともとはthe Smash Brovazというラップデュオで、
そこからソロとして活動開始して、
今回はビートメイカーとしてのアルバム。
本人はラップせずにゲストを迎えている。
350曲作って、そこから選ばれているようで、
バラエティに富んでいてコンピとして良い。
ブームバップから来た人とは思えない。
Apple musicのプレイリストがなければ、
一生知ることなかったアーティストかもしれない。
これがストリーミング時代。

2020年2月1日土曜日

2020年1月 第4週

年明け1発目のPodcastをアップロードしました。
日本のHIPHOPについて、2019年の雑感といった内容です。
興味ある人は聞いてくれ。


今週は時差ビズということで
9時半過ぎの出社が推奨されていた。
電車が空いていてるだけで大分ストレス減る。
30分ずらすだけでこれならデフォルトで
出社10時とかにしたいなー
旅行の余韻があまり醒めておらず、
少しでも戻りたいと思い、
メキシコのスーパーで買ったトルティーヤを使って
家でタコス作って食べたら、
それがとても美味しくて感動した。
そしてこういうレベルの幸せを噛みしめねば
と思ったのはコービーの死去。
中学生のころNBAファンだった僕が、
ダンクシュートという雑誌や
BSの試合の放送を通じて見ていたのは
彼の1つの黄金時代だった。
そんなスターが唐突に亡くなってしまう。
当然彼の死も辛いけど、
何よりも辛いのは命は有限であることを
突き付けられたことだと思う。
(今話題のワニのやつも同様ですよね)
「お前は人生精一杯やりたいことやって生きているのか?」
と問われたとき、そうとは言い切れない今。
じゃあどうする?となるけど、
喉元過ぎればなんとやらで日常へと戻っていく。
彼の訃報に伴って色んなコメントが飛び交っていた中で、
Stranger thingsに出演していた
Noah Schnapのinstagramのポストがしっくりきた。
あぁ、人生ってなんなんすかね?と諦念にもかられるけど
共に生きましょう©中村文則
そんな怠惰な日常に少しでも変化をつけるべく、
トラックボールを購入したのだけどれど、
足掛け十何年のマウス操作に慣れきっており
完全にPC初めて使うおじいちゃん状態。
家用に購入したけど全く慣れないので
仕事で使って慣れるしかないか。




イスラム飲酒紀行 (講談社文庫)
高野 秀行
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燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
大江 健三郎
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このタイミングで命のこと考えさせられまくる、
大江健三郎、燃えあがる緑の木。
読んだことない感覚、これがノーベル文学賞か。
という感じ。レビューはこちらから→リンク
本作を連載しているときに受賞したらしい。
大学で時間を持て余していたときに、
この辺りの教養としての文学を
もっと読んでいたかった人生…


音楽
これまで紹介してきたように
素晴らしい新譜が1月時点でたくさんあるけど、
070shakeが圧倒的に最強で最高。



Kanye WestのYeでフィーチャーされた
女性のラッパ-/シンガー from New Jersey
Kanyeの808、My beautiful Twisted dark fantasyの流れを
正当に継承したような超かっこいい音楽だった。
メランコリックなEmo。
オーケストラなどを使用したリッチな生楽器ベースのサウンドと
Mike DeanのMixing、Masteringがとにかく強い。
HIPHOPはマスタリングの音楽だと思い知らされる。
(ドラムがデカいだけのがとにかく正義だと思っているタイプです。)
あんまり好きではないという人は
なるべくデカい音で聞いてみてくれ。
他にも色々あるけど今月は好みなHIPHOPが多かった。

映画・ドラマ
花と雨をヒューマントラストシネマにて。



Seedaの日本語ラップクラシックであるアルバム、
「花と雨」を映画化って一体どんな?と思って見たら、
かなり抽象的な内容だった。良い風にいえばアーティスティック、
悪い風に言えば雰囲気だけ。友人の言葉を借りれば、
「曲が3分で表現したことを2時間にした作品」
瞬間瞬間でぐっとくる場面はいくつもあって、
花と雨の世界観を補強する意味では素晴らしい映画だし、
実際見た後に「花と雨」を聞くと
映画内の様々なシーンが補完されて、
10年近く前のアルバムなのに新鮮さを取り戻せる。
ラッパーは身の回りのことを歌ってこそ、
という「花と雨」でSEEDAが得た矜持が映画からも伝わってきた。
とはいえ映画なので物語がないと見ているのがしんどい。
しかもハスリングに関する場面は
画的山場を作れるはずだったし、
実際に中盤までお話が展開していたのに、
最後までそれを回収せず、「匂わせ」に終始してしまったのは
とてももったいなかったように思う。
厳しい言葉でいえば、ビジュアルイメージを先行させて、
映画という表現から逃げたようにしか見えなかった。
映画はミュージックビデオではない。
とつらつら書いてきたけど思い返しても、
とにかく主演の笠松将が素晴らしくて、
それで全部何とかなっている感がある。
間延びしているシーンはたくさんあったけど、
彼のフィジカル性と存在感で惹きつけられる瞬間がたくさんあった。
事前に伝えられていたとおり
仙人掌がラップ指導している効果は絶大で、
こういうタイプの映画で本職のラッパー以外がラップすると、
どうしても「それ」ではない感じが出てしまうけど、
僕はまったく感じなかったし初期衝動のバイブスが
満タンに詰まっていて好きだった。
Sorry we missed youも見た。ケン・ローチ監督作品。



誰も悪くないのに全員がこんなに悲しい気持ちにならねばならないのか?
ワーカーズクラスは働いても働いても報われない人生なのか。
とにかく先立つものがないと何もできないことがよく分かる。
この手の話には自己責任論が常につきまとう。
当然、監督はそこも折り込み済みなんだけど、
それをいわゆる鬼畜の所業展開を用意していて辛すぎた…
街の自己責任論者の皆さんにはぜひ見てほしい。
楽しそうな時間(子どもとの配達など)が
少しは用意されているのだけど、
すべて容赦なく潰されていく先に待っているのは地獄だった。
「ルール」という耳障りの良い、
責任不在の言葉をふりかざして、
他人を追い込むことに何の意味があるのか、
考えてみてほしい。
配達に使う黒いデジタル端末が象徴する
グレイエリアのない0/1の世界がもたらした、
残酷性をここまで克明に描いた映画は見たことがなかった。
生活にまつわるcultureは日本だと清貧方面で
消費されがちな印象があるけど、
ともすれば政治性さえまとっている本作は強い。
ただ苦しい生活を描いているだけで、
これだけダイナミックに見せることのできる、
ケン・ローチ監督は本当にかっこいいなと思う。
他の作品も見たい。
あとNETFLIXでボージャック・ホースマンS3を見終えた。



基本コメディで緩いと思っていたら、
重めのテーマ(中絶…)だったり、
信じられないくらいの人間のダークサイドを
見せつけられてしまうので、
精神衛生が整っていないとしんどいときがある。
アカデミー賞候補になるために奮闘したり落ち込んだり。
その中で人間関係がさらに悪化していく。
ひたすらfameを追い求めたにも関わらず、
fameをゲットしても満たされないと気付いて
overdoseしていく過程はかなりキツかった
まだ折り返しで1/31から最終シーズン配信された
平易な英会話が多いので
英語の勉強にはなっている気がするので完走したい。

2020年1月23日木曜日

2020年1月 第3週

ここ1週間新婚旅行でメキシコ&アメリカに行っていた。
メキシコはカンクンのリゾートで、
ひたすら食って酒飲んで寝て、
プール入って本読んでの無限ループ。
これが極楽か〜という生活を送った。
一方、アメリカではディズニーワールドを
タイトな日程でぶっかまして完全廃人モード。
何とか今日から社会にバッカゲンしました。
定期的に長い期間休みとって出かけたいところです。
旅の道中で接したものを紹介します。

映画
飛行機で映画見るのそんなに好きではないので、
軽めにゾンビランド:ダブルタップを見た。
最初の10分、Youtubeで見れる。太っ腹。



支離滅裂で適当であればあるほど魅力が増していく。
一番アガったのは
ソーシャルネットワークのジェシー・アイゼンバーグ
シリコンバレーのトーマス・ミドルディッチが対面したこと。
新旧テック映画とドラマの共演。
ギーク同士の共鳴の描き方も最高。
銃社会の在り方という真面目な問いも
終盤に用意されているのだけど、
結局ぶっ放して全部おじゃんにしちゃうあたりも、
普通の映画なら大幅にテン下げすると思うけど、
そもそもこの映画に高尚なことを期待すること自体、
お門違いなんですね、と変に納得した。


移動中およびプールサイドでグイグイ読めた。
今年冒頭から良き読書体験連発で嬉しみ。


最高の任務
最高の任務
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乗代 雄介
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紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)
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詳しくはブクログをご参考くださいませ。

音楽
新譜、色々リリース始まっていて
なかでも旅行中繰り返し聞いたのは
Circles/Mac Miller、RYC/Muramasaだった。
2枚とも旅情を誘うというか、
飛行機での移動中やホテルで聞くと
人生は有限で楽しまねばならぬ。そんな気持ちになった。



亡くなってからの初めてのリリース。
アウトテイク系ではなく亡くなる前まで
制作していたアルバムをMacの家族からの依頼で、
Swimmingで共作していたJohn Brionが作品として完成させた。
John Brionは映画のサントラ作家として有名で、
近年でいえばLady Birdのサントラも彼の仕事。
前作のSwimmingのメロウな流れをさらに加速させていて、
むちゃくちゃ好きなアルバムだった。
一ラッパーからミュージシャンになっていくところで
亡くなってしまったことが悔やまれる。
もともと1作目はrap+song、2作目はsong、3作目はrap
という三部作を予定していたらしく今回はまさにsongだった。
Macが自分で作っていた曲がいくつかあり、
その中のI Can Seeのコーラスが
Ariana Grandeかも?というサプライズもあった。
歌詞も死ぬことが分かっていたのかというくらいに、
エモーショナルでかっこいい。
NY TimesのJohn Brionへのインタビュー
上記の内容を説明していたし、
Apple MusicではZane Loweが詳しくヒアリングした内容が、
Webに公開されていた→リンク Youtubeでもその様子は見れる。
終始、彼がこみ上げるものを抑えているように見えて、
それでまた悲しい気持ちになった。





これは完全にエモだった。
23歳の若者がこんな音楽を作っていることに驚くし、
ノスタルジーから見えるその先、
というテーマはフレッシュに思う。
なぜならノスタルジーは悪とされがちなので。
インタビューでのこれらの発言がクリティカル。

“So the wider message of the album [is] 
that nostalgia is a good way of learning from the past, 
and using it to find some sort of joy in this quite difficult territory 
that we’re in now, socially, politically and whatever else.”

“I wanted to write an album about nostalgia,
and noticing that people my age are very heavily reliant on 
throwback things,” he explains. 
“#tbt, ‘you’re not a nineties kid you don’t remember this’, 
every film now is a reboot…we’re caught in this weird era where,
 because of what’s happened with digital integration, 
nothing is over anymore. It just gets recycled, 
and exists in some cloud server forever. 
I think it’s given us a real sense of cultural and shared nostalgia, 
and I wanted to explore that.”

ギターを大きくフィチャーしていて、
それがノスタルジーのキーだとも言っていた。
これでFeatに過去の人を呼んできたらイケてないけど、
Clairo, Georgia, slowthaiといった新しいタレントを
ゲストに迎えているところがかっこいいところ。
また本人がボーカルで歌っている曲も多く、
誰かに歌ってもらうのではなく
自分の声で伝えたいという気持ちの表れだろう。
今回のアルバムの曲をライブでやるために
バンドを組んでいるらしく生で見たい。
そこで若者たちが飛び跳ねているところも見たい。