2020年10月26日月曜日

2020年10月 第4週

10月19日
 朝から訃報で赤い公園のギターの人が亡くなったとのこと。この負の連鎖の正体は一体何なのか怖くなる。アーティストが死にたいと思ってしまうくらいに未来は暗いのだろうか。
仕事終わりに水泳。1000m泳いだ。なんとなくどのくらいのカロリー消費しているのかと思ってググったら200とか300kcalでダイエットするのって本当に大変なんだなと思った。全然太らない体質なので運動不足&肩こり解消で泳いでるから関係ないのだけども。
 レイコ―ラジオが更新されてて安定の切れ味でオモシロかった。The Wへのスタンスの話がかなり興味深くて、個人的にはこんだけジェンダーにセンシティブな時代に女性芸人という枠で競わせるのか?その立て付け自体に抵抗があったもののヒコロヒー氏の「芸人は用意されたところで頑張るだけ」という意見もなるほどなと思った。

 

10月20日
 The Wire S3を見終えた。前シーズンで一旦ドラッグ戦争から距離を置いていたものの、今回はゴリゴリの泥沼でめちゃくちゃオモシロかった。劇中でも当然ヒップホップはかかるのだけども、そこでかかっている曲だけに限らずヒップホップ全体に対する解像度がグイグイ上がってくる。なぜあれだけドラッグがトピックになり得るのか?少なくともその理由の断片をこのドラマから感じることができたし、特にこのS3はドラッグ戦争ドラマとしてはかなりのマスターピースだと思う。これがフッドのリアル。
 
10月21日
 天気がよいので少し気分がよい。代わり映えのない毎日すぎる。自分で生活に抑揚つけていくしかなくて、デスク周りのケーブルを全部黒にしたりするなど。黒のデスクに合わせて統一感でた。

10月22日
 KREVAとZORNのトーク。 ZORNに対するKREVAの信頼度の高さ、そしてZORNがKREVAを転がしていくのがオモシロかった。内容はフリースタイルブームと呼応する細かい韻の解説でなるほどーと思うことが多々あった。百千万 REMIXからの引用ということは…みたいな般若とニアミスしていくのもスリリング。

 「スパイの女」を品川までみにいく。品川のラーメンストリート的なところで晩ご飯食べようと思ってたら高架下の再開発?で全部閉まっててショック…しょうがないとあきらめて映画館横のフードコート行ったら木曜日定休日になっていて晩ご飯難民となった。仕方なく入ったラーメン屋で担々麺を食べたけど可もなく不可もない味で映画見る前から晩ご飯で敗戦した夜だった。で肝心の映画はといえば黒沢清全開のめちゃくちゃ渋い映画でオモシロかった。シンプルにプロットだけ追っていると物足りなく感じるかもしれないけど監督の特徴であるロングショットのかっこよさを含めた演出の素晴らしさと役者の演技のハーモニーが心地よい。蒼井優はもちろんだけど東出昌大はやはり黒沢清の映画と相性が抜群。映画全体に漂う虚無感というか無機物感とマッチしていた。あとは今回もロケハンが素晴らしくて、よくこんなところ見つけてきたな。。。みたいな場所がたくさん出てくる。広い空間で役者を動かしてそれを追いかけて行くカメラが映し出す世界の歪さに目は釘付けだった。黒沢清の第二次大戦描写も初めてだと思うけど映像ではなくて音声で残酷さを演出していたのもフレッシュでかっこよい。実は今あの頃の戦争と同じくらいに個人の声、自由が制限されているかもよ?というテーマがうっすら透けてくるぐらいで押し過ぎず引き過ぎずちょうどいい。繊細な出汁のすまし汁みたいな映画なのでスパイ大作戦的なプロットを期待すると肩透かしを食らうかも。(実際、映画終わってすぐに「つまらないねぇ!」とおばあさんが大きな声で言っていた)徐々に映画館バイブス取り戻しつつあるので色々見ていきたい。


10月23日
 昼ごはんに昨日のリベンジで近所に新しくできたラーメン屋へ行ったものの、ここでも敗戦してしまいもう立ち直れない。外食で失敗が続くとこんなに精神的なダメージが大きいのかと驚いた。
   今日も東京ドームで野球。ドームはまだビールが飲めないので寂しい。最後の最後までもつれるハラハラする試合だったので楽しめた。
   「母の記憶に」読了。ケン・リュウの短編集第二弾でオモシロかった。内容はSFに限っておらず色んなスタイルを軽々乗りこなしていくのがかっこいい。あともう1冊買いだめしているのでタイミングを見計らって読みたい。で積読していた別の本を読み始めたのだけどなかなか読書モードになれず苦労中。
   
10月24日
    奥さん不在なので延々とドラマ見てThe Wire S4を走破。教育/ストリート/選挙という一見関係の無さそうなトピックをたくみな脚本でつなげていくことで、政治は自分たちと関係あることなんだというのがよく分かる。ただThe Wireの魅力である警察vsギャングの要素はかなり薄くなっているので過去シーズンに比べると薄味かもしれない。ただマルロという人情のない最悪のギャングというキャラクターがめきめき頭角を現しているので、これをどう落とし前つけていくのかは見どころ。次のS5で最終シーズンなのが名残惜しい。

10月25日
 奥さん不在で起きたら12時前で怠惰。劇的に天気がいい。そんな真昼間にポッドキャスト収録。バチェロレッテの話が流石すぎて爆笑した。コンテンツ系の話をしていると自分の頭の中が整理されて良い。あとは延々とTHE WIRE S5。もうだいぶ時間ぶっ込んでいるけどかなり楽しめている。ひどい泥沼になっていて結局世の中は金なのだ、というのが公的サービスにまで適用されたら地獄でしかない。
 久々に銭湯でも行くかとなって近所の銭湯へ。初めて行く銭湯だったけど、かなりモダンな作りだし温泉だし最高だった。もっと早く来れば良かった…隣の常連らしきおじいさんが「明日告別式なんや」と従業員の方と話し始めて銭湯はストリートだなと感じた。 

2020年10月19日月曜日

2020年10月 第3週

10月12日
 仕事終わり、水泳。ついに1000mくらい泳げるようになった。帰ってきてからポッドキャスト・ブログ編集を延々としていた。音質迷子になっている感。なんとなく毎回バイブスで調整してるから仕切り直しで勉強したほうがいいんだろうな〜という気持ちになっている。

10月13日
 朝から「箱男」を読了。安部公房を読みまくっている時期でその一環。めちゃくちゃブッとんでいて正直後半は理解が追いつかないところがあった。その混乱こみの読書体験かとは思う。ただいつかさらなる先の理解にたどり着きそうな気もしているので年を取ってから再読したい1冊になった。こういうハードル高い読書を乗り越えて大人になっていく感じがある。
 The Wire S2を見終える。隙間時間で見まくっているので速攻で見終えた。労働とは?みたいなテーマで組合が出てきて悲哀に満ちた労働者たちが致し方なくポーランドマフィアと手を組んでしまうくだりに世の理を見た。左遷された人たちがアッセンブルして再び生きがいである捜査に戻ってイキイキしている姿にアガった。次のシーズンは再びボルティモアのストリートに戻るようなのでヒップホップのバイブスを堪能出来るのを楽しみにしている。

10月14日
 朝、ポッドキャストをリリース。なんか言いたい派を集めて過去の思い出を語っています。3人ゆえのバイブスも出たと思うのでお聞きください。
Shownotes/Apple Music/Spotify
 お昼にこれまで行ったことのなかった中華料理屋へ。入りにくいムードを打破して入店、ニラレバを食べた。横では昼から緑茶ハイでよろしくやっている老人2人がいて愉快な雰囲気だった。
 Primeセールで買ったKindle paper whiteが到着。6000円のディスカウントで買えた。iPhoneで読めるコンテンツもあるものの小説はどうしてもKindleで読みたかったのでこのセールを待ちに待っていた。早速ケン・リュウの短編を読み始めている。
奥さんがライブで夜は1人だったので延々とThe Wire S3を見ていた。シーズン重ねると登場人物の関係も変わってくるし思い入れも湧いてくるのでガンガン沼にハマっていく感じがある。これはクラシックなのは間違いない。ストリートの哀愁漂う演出の数々がとにかく最高なのでヒップホップ好きには本当におすすめ。

10月15日
 夜、レイトショーでTENETを見るためT・ジョイ品川。1000年ぶりの映画館だったけど座席1個空きでかなり快適だった。で実際の映画自体は撮影、音響、ストーリーのすべてがカオスで極まりまくっていて映画館で見て良かった!と心から思える作品だった。時間の順行と逆行が行き来する世界を題材に思いついたこと全部ぶち込んだのでは?と思わされるし、CGなしで実撮影で撮りきってしまうノーランは圧倒的な存在なのは間違いない。構造が複雑な分、プロットが中二感丸出しのSFになっているところは最初うーんと思ったけど、画面上で展開される非現実な世界に飲み込まれて気にならなくなった。何回も見たり時間の流れを分析したり語りしろが死ぬほどある映画なのでポッドキャストとかYoutubeとかも楽しめそう。エンディングで流れるTravis Scottの曲を含めて低音バキバキで最高だったことをZenhizerのヘッドホンで反芻しながら帰宅した。

10月16日
 おでんを作ったくらいしか記憶がない。

10月17日
 朝から天気が悪く出かける気力もわかないが各種買い出しへ。家でかけているメガネが傷みに傷んでいたのでZoffで家用の眼鏡を買う。レンズ込みで5000円で買える、この企業努力にナフリスペクト。ランチで韓国料理、チヂミとチゲを食べて、夜は誕生日プレゼントで母からもらった高級ステーキを食べた。美味。食事くらいしか書くことないくらいに何もない休日。

10月18日
 奥さんの付き添いで横浜スタジアムまで野球を見に行った。横浜スタジアムは一番好きな球場でなぜなら球団オリジナルのクラフトビールがあるから。それを野外で飲みながらぼんやり野球を見る、というのは熱心なファンでなくても十分に楽しめる娯楽だと思う。この日もラガーを美味しくいただいた。別にどちらのファンでもないので、なるべくたくさん点が入るような試合だと盛り上がれる。この日は逆転満塁ホームランを見ることができて楽しかった。そして満塁ホームランを打ったチームと打たれたチームの感情の起伏が、それぞれスタジアムにさざなみのように広がっていくところがオモシロい。(試合結果が他人事だからこそ思える)帰りは中華街のお気に入りの店で中華食べて帰宅。



 帰ったらちょうどBAD HOPのオンラインライブがYoutubeで始まったので見た。最新作の3rdアルバムと前作EP中心としてめちゃくちゃかっこよかった。オンラインライブは群雄割拠でそれぞれ何にこだわってどうやって魅せるのか試行錯誤しているところだと思うけど、BAD HOPは作り込まれたライブ、半ナマのミュージックビデオみたいな見せ方でかなり新鮮だった。歌っている内容に魅力がある曲がたくさんあるわけではないけれど、フロウとメロディとそれをライブでやり切れる確かなライブ力が存分に発揮されていた。絵的に一番ぶち上がったのは「Project Boy」YZERRとT-Pablowの2人が目を合わせて言葉なく語り合うところは本当に少年ジャンプの世界。最後は「Bayside Dream」「Hood Gospel」のべ打ちで完全燃焼した。次はどういった展開があるのか楽しみ。

2020年10月12日月曜日

2020年10月 第2週

10月5日
 リフレッシュした気持ちで今週がスタート。仕事終わりにプール。体力がついてきている実感が出てきた。19時ごろが狙い目というティップスと体力がついてきたのか700mくらい泳げるようになった。定量的に測るために指につけるカウンターを買うかどうか。

10月6日
 グガ・ハン「砂漠が街に入りこんだ日」読了。ジャケットどおりの変な小説でオモシロかった。ラヒリも同じようなことしているけど、第三言語で小説を書く、そのモチベーションがすごいなと思う。英語で一週間日記を書いただけでひいひい言っている時点で英語への愛が足りていないのだろうか。

10月7日
 ついにSaultのレコードが到着。BLMのこともあり超話題のバンド。最初の作品が出たとき、Free Soulの橋本徹氏がdublab.jpで紹介されてて、そこですぐに好きになったのが昨日のことのよう。6月に発注して久しぶりの海外通販だったので届いたこと自体に感動した。内容はもちろんバッチリで特に3枚目の「Untitled (Black Is)」は2LPでナイス。こうなると最近リリースされた「Untitled (Rise)」も欲しい…けど1枚だと送料が割高になってしまうので悩み中。

 粋な夜電波のラジオ本の3巻目をやっと読了。一度中断していたけど最終巻である4巻がついに出版され他ことを知って読み切った。毎回読むたびに「なんで終わったんだ…」と思ってしまう。ビュロー菊地で日記に加えてラジオも始まる告知を見たのだけど月額かかるのはちょっと。。。稼ぐコンテンツなのは間違いないんだから、Inter FMのド深夜とかで放送して欲しいと切に願う。

10月8日
 会社の制度が変更になることについて色んな人と話をした1日だった。転職は毎回大変なので、なるべく避けたいけど場合によっては三度目の正直が発動するかもしれないなーという。そもそも全く仕事のモチベーションが沸いてこなくてそれが課題。

10月9日
 金曜日だしGo To Eatを使ってみようということで、俺のやきとりへ。会社帰りと思わしき人で盛況だった。まだまだテレワークで飲み会なんて一生開催されないのでは?(むしろ開催しないで欲しい)というフェーズにいる身からするとアフターコロナの価値観は本当に人様々になっていくのだろうなと実感した。久しぶりに焼鳥を食べると美味しくて外食も旅行と同じく大切なリフレッシュの機会だという、これまた当たり前のことを実感した。そう、私は実感おじさん©️東京ポッド許可局

10月10日
 台風がくるということで何もしない日だった。ひたすら本読んだりブログ書いたりなど。そしてThe WireをついにS1見終えた。ヒップホップにおけるストリートの概念がドラマ内で丁寧に描かれていて、警察もギャングも人間関係、権力闘争に明け暮れていて何なら警察の方が腐っているのでは?と思わされることもしばしば。目先の利益だけ追い求めて、正義を貫いたり正論を吐く者は賄賂で抱き込むか、左遷するか。人間の愚かさが丸出しなのでストリートナレッジとして最高のドラマ。S5まであるのでゆっくり堪能する。

10月11日
 お昼に近所のカレー屋で昼食。ネパール系のどの駅にもあるインドカレー屋なので、素直にカレーを頼めばよかったものの冒険してフォーを頼んだら謎の味付けの汁とノビノビの米麺がやってきて残念だった。異常なボリュームだったものの残すのは好きじゃないので頑張って食べたら帰って延々と眠りこくってしまった。そんなふしだらな僕をよそに奥さんは出かけていったので、Prime videoでTHE BOYS S2を完走。前半これは大丈夫か…?という気持ちになりつつも尻上がりに調子が上がってきて結果かなりオモシロいシリーズになった。断然S1よりも好き。アメリカで今起こっている時事問題をデフォルメしてスーパーヒーローと絡めて描く。 ディズニーになったMARVELにはできないハイパーバイオレント描写など。大人のヒーロー物語として抜群の出来だと思う。次のシーズンもめちゃくちゃ楽しみな終わり方だったので期待。

  
 
 夜、ポッドキャスト収録。ついに50回なのでスペシャルな形で。3人収録は見合う時間ができてしまうので難しかったものの1つの区切りとしては良かったように思う。

2020年10月5日月曜日

2020年10月 第1週

10月1日
 新しいミックスをアップロード。日本のラップ。今回は煙ため+後半はメロウって感じで家でchillするのにはいいと思う。ジャケットは昔作ったコラージュから引用。来月もぶっこみます。
 
 今までアーカイブ用にTSUTAYAでレンタルしてたけど渋谷まで行くの面倒やしネットでレンタルできるのでは?と思って調べてたら細々とサービスが続いていた。1ヶ月無料期間なのでそれまでとりあえずフル活用することにする。
 夜、奥さんと川崎で待ち合わせ。超久しぶりにタワレコへ行った。CDは買う気がしないなと思いつつレコードをタラタラ見てたらMura Masa「R.Y.C」を発見して即買い。実店舗で出会って買う、久しぶりの体験だった。その後、焼肉を食べようということになりめちゃくちゃローカルな店へ。入るのも躊躇するくらいアンダーグラウンドなムードだったけど美味しかったし信じられないくらい安かった。
 帰って来たらネット通販したHARDESTが届いていてMOMENTのCD付きだった。CDも当然めちゃくちゃありがたいんだけど、それよりもこの雑誌というかZINEの内容がめちゃくちゃ素晴らしかった。こういうインタビューが読みたいねんなという内容だった。もともとDOGMAとMOMENTはチェックしてたから、さらにその深掘りって感じで楽しめたのは当然として阿修羅MICのインタビューがとても良かった。彼の生い立ちが実は近い距離感だったことに驚きつつ、人の背景を知ると同じ音楽でも聞こえ方変わるという体験を久々に味わった。特に賽ことBADSAIKUSH から言われたという話は完全にヒップホップだった。


10月2日
 週末。仕事にまったく身が入らない。何個か大きな修羅場を2つほど終えたので燃え尽き症候群なのかもしれない。明日から旅行なので先にケーキと誕生日プレゼントをもらった。肩掛けのかばんをもっらった。自転車乗るときに気軽にボンボン荷物を入れられるカバンが欲しかったので大変助かる。毎年感謝。


10月3日
 今日から旅行。誕生日なので奥さんが手配してくれた。東海道線で真鶴へ。東海道線のグリーン車って2階建てバスみたいな形でテンション上がりませんんか?そこでビール飲みながらグダグダしてたらすぐに着いた。とてものどかで観光地っぽくない街のたたずまいが渋い。おしゃれなパン屋でパンを買ったのち漁港近くの食堂でランチ。かなり攻めた値段だなーと思ってたけど相当美味しかった。特に刺身の充実っぷりが感動したけど刺身の写真なし。


 そのままホテルへ移動して終日だらり。旅先で何もしないという選択肢を取るようになったのは大人になった証拠だなと思う。古いホテルなんだけどパステルカラーが印象的で部屋から海が見えてとても綺麗だった。夕食もホテル内のディナー形式だったんだけどコース系のご飯でここ数年食べた中で一番美味しかった。(カメラを忘れたので写真なし…悲しい)部屋にデカいテレビがあってしかもNETFLIX対応だったので、ずっと見れてなかった愛の不時着の最終回を見た。なるほどーというエンディングだった。バジェット、役者、脚本どれを取ってもハイレベルで万人に勧められるコンテンツ。韓国ドラマのレンジの広さと底の深さを思い知った。

10月4日
 誕生日当日。ホテルで美味しい朝食をいただいてから電車で小田原へ。まだお腹が空いていないのでカフェでもいくかーと探して行ったところがめちゃくちゃ良かった。レコードとかテープが山のように置いてあってBGMはレコード。この日はPromice/Sade。常連さんがポツポツきてコーヒー飲んで出て行く。こんな空間が家の近くにあったら、そら毎日来ますよねーという感じ。


 しばらくまったりしたのち、おでん屋へお昼を食べに行くものの予約してないと入れないことが判明。切り替えて別の店で海鮮丼を食べた。お土産に干物を買うためGoToトラベルの電子クーポンが使える店を探す。今月から東京都民でもGoToトラベル使えるようになった恩恵を受けているのだけど電子クーポン使えるところがあまりなくて苦戦。あと電子なのに千円単位でしか使えないという設計も謎。恩恵受けといてこんなこと言うのもなんだけど、旅行に行くような余裕のある人しか恩恵を受けない施策にこんだけの税金をぶっこんでいるの正気の沙汰ではない。当然使うことで観光業者は潤うという理屈は分かるけど公平感はない。
 午後、鈴廣でかまぼこ&ちくわの手作り体験に参加。こういうタイプのアトラクション、久しく参加してなかったけど楽しかった。最初職人の人の実演を見てから作業という流れになっているので職人の偉大さが分かる仕掛けになっていた。全然綺麗に作れなかったけど何となくかまぼこの形にはなった。
 帰りは新幹線で弾丸帰宅。東海道線に比べると本当に一瞬だった。帰ってから残ったGoToクーポンを近所で使おうとマップのお店をいくつか回るものの、そもそも使えませんとか紙のみが多くて街を徘徊…最後に使えるドラッグストアにたどり着いた。というかこんな風に余って家の近くで使うのってそもそもどうなんだ?という。実質旅行する人への現金支給みたいな内容な訳で再びモヤモヤが…となんやかんや言うものの旅行は想像以上のリフレッシュ効果があってまた行きたい。

2020年10月1日木曜日

2020年9月 第4週

9月21日
 ブックオフで本を売った。たくさん持って行っても10-30円レベルでしか買い取られない現実は辛い。しかし、いつもお世話になっているので良しとする。安部公房2冊とECDの自伝をゲット。帰ってからその自伝を一気に読んでしまった。前半の60〜70年代の音楽はそこまで興味が持てなかったけど、ECDのサンプリングソースの豊かさはこういう背景なのかと勉強になった。そして何よりも興味深かったのは88年以降の日本のヒップホップ話。知らないことが多くECDのシーンへの献身的な活動があってこそ今のシーンがあるのだなと。そして亡くなったことが改めて悲しくもなった。

9月22日
 現代思想のBLM特集をつまみ読み。まだ寄稿しか読めていないけど、それぞれの視点から見たBLMという感じで勉強になる。特にMOMENT JOONがBLMを丁寧にときほぐして日本での差別というところまでリーチしていてかっこいい文章だった。他のもちびちび読んでいきたい。
   ポッドキャストをアップロードしました。前回のKREVA Talkを踏まえての908 Fesレビュー、櫻坂46に改名することになった欅坂46のドキュメンタリー紹介、日本のヒップホップジャーナリズムなどイイ感じに散らかっていますので興味ある人はお願いいたします。  
   
    奥さんの付き添いでプロ野球観戦。上限5000人から20000人になったことで見に行けるようになった模様。別に特定のチームが好きなわけではないけど球場で野球を見るという体験は好きだ。本当に老若男女がいて、あれだけ多様な人が一同に会して白球の行方に一喜一憂するのがオモシロい。ビール飲めたら完璧なんだけど球場での飲酒はまだ解禁されていない。あと毎回注目しているのは選手が打席に立つ時に流れる楽曲。選手の音楽趣味がうかがい知れて毎回楽しみにしているのだけど、まさかYellow Bucksが2曲もかかるだなんてビックリした。AK-69がスポーツ選手に人気なのは知っていたけどYBもそっちでハネるのだろうか。帰宅するともう遅い時間で風呂入って寝付けに白ワイン決めて本読んで寝た。


9月23日
 連休明けでめちゃくちゃ眠たい。なので昼休み、ずっと寝ていた。こういうのは在宅勤務ならではだなと思うし、もう二度とオフィスで働けない気もしている。午後には新しい人事制度の説明があり疑心暗鬼になるような話だった。総じて損するようにしか見えないが果たしてどうなのか。
 レイコーラジオの2回目がアップロードされてたので聞いたら安定のオモシロさだった。この大阪弁のノリとちゃんと怒っているところが好き。最近は怒らない方がいいのか、とか思っていたけど怒りが日々の活力になるかもしれない。これからはネガティブに怒るのではなくポジティブにオモシロく怒っていく、腹を立てていく。


 今日は1人でご飯だったので外食しよかな?と思うものの自分で作ったご飯を食べたい気持ちになったのでカフェっぽい自炊。鶏肉とレンコンとアスパラのバルサミコ酢炒め。美味。


9月24日
 気温も秋らしくグッと下がってきた。ただ天気が悪いので気持ちはそこまで上がらず。 晩ご飯にハンバーグを丁寧に作って自尊心を満たす。料理は大事。 
 日本のラップミックス、第三弾をしこしこ作っていた。DJするの楽しくなっているフェーズになっている。 作りながら考えてたけど、これだけラップが流行っていて過去を含めて大量にかつ多様な音源がリリースされているにも関わらず、日本のヒップホップによるDJミックスを聞く機会は本当に少ない。オフィシャルにやろうとすると著作権や原盤権の課題があるのは分かるけど、いつまでもUSの音源をDJでかけててもこれ以上の文化発展はないのでは?という一リスナーの気持ち。
  
9月25日
  ベランダ栽培しているバジルが実りまくりだったので30日のパスタのレシピでジェノベーゼ。調理工程は簡単だし、とても美味しかったのでまた作ろうと思う。


 昨日から作り始めたミックスが完成した。こうやって作り置きして1ヶ月に1つずつ公開する。これでどこまで続くだろうか。部屋のスペースの多くを占めているので有効活用したいし、ある程度クリエイティブな作業をしていると気が紛れて楽しいから怒られるまで続けたい。
 ラップスタア誕生S4をみた。week dudusは結構初期からチェックしていたので応援している。もちろんヒップホップに傾倒していたほうがいいだろうけど個人的にはいわゆるブラックミュージック全般を纏うような彼のスタイルが好き。(傾倒しまくった場合はラルフになるだろう)こんだけキャラが濃いのにここから2人落とすのかと思うとかなり難しい気がする。



9月26日
 午後ポッドキャスト収録。久しぶりだと話すことが溜まっているので色んな話になった。英語学習については背筋がピッとなった。自分がどういった環境に身を置いて、どうなりたいのか?もう少し真剣に人生を考えたほうがいいのだろうな。易きに流れる体質なんでストラグルしなければ…
 収録後、週一のプール。今日は500mくらい泳くことができた。全身運動なのでかなり身体がすっきりするし何よりも肩凝りがなくなったのが大きい。この調子で続けたい。冬を乗り越えられるか?水泳終わったあと7アップ飲みながら歩いて帰る道中が音楽とかポッドキャストを楽しめる、最近一番好きな時間で今日は教えてもらったedblを聞きながら。UKベースのビートメイカーでfeaturingを呼んで作ったmixtapeがかなり調子いい。FKJっぽい。近年はギターの音色が特に好きなので、その好みにもばバッチリだし秋の夜長におすすめ。


9月27日
 昨日の夜、朝マック食べたいなという話になり早く起きれたので久々に食した。ソーセージエッグマフィンとハッシュドポテトとコーヒー。無類のハッシュドポテト好きなので朝マックは最高。家に帰ってポッドキャストの編集をちょこちょこしつつ本を読み進めたり。
 夜、以前に行った美味しいスペイン料理屋へ。今回もかなり美味しかった。毎回タコのステーキを頼む。これはメキシコで食べたのがあまりにも美味しくて、その味を忘れられず毎回頼んでしまうやつ。


日曜日の夜だけど仕事帰りの人や友人との飲み会って感じで人はたくさんいた。コロナは終わったのか。帰りは雨が降っていたのでタクシーで帰宅。帰ってからF1ロシアGP。ハミルトンがペナルティをもらう波乱があったけど後は順当な結果。中団争いがオモシロかった。
 

9月28日
 あんまりちゃんと眠れずぼんやりした朝。ペーパーワークのため久しぶりに出社した。何人か知っている人にも会ったけど一言二言交わす程度。コミュニケーション取れなくなっている感がある。午前中でオフィスでの仕事を終えて奥さんと合流。東京駅の新しいカレーの店でお昼を食べた。もともとは六本木にあった店らしい。とても美味しかったし会社から比較的近いのでまた行きたい。


 そして通勤が音楽を聞くのにベストなのかという気持ちにもなった。とにかくOLL KorrectのEPがめちゃくちゃ好き。


パンチライン連発。思わずツイットしてしまった。以下引用。

選んだfreshmen その結果として気づけば死んだ目で火つけたレジュメ
残ったのは潔癖すぎる小綺麗な履歴書 つまり「ダセエ人生」

他人や社会に振り回される 言い訳しない奴がクールに見える
未だ媚の売り方1つも知らない
誰に似たのかな まずこの客揺らせばいいんだな?

誰が誰なのかいまいち区別ついてないので、これから丁寧にチェックしていきたい。あとはRYKEYも聞いた。トラック選びが毎回最高だしバースもいくつかグッときた。そしてHIPHOPが犯罪者の音楽であることを久しぶりに思い出した。
 帰って仕事しようとしたらPCがBitLocker 回復キーの画面になってしまいキーも分からないので、どうにこうにも動かなくなった。システムの人に電話すると「電源ケーブルを含めて全てのケーブルを抜いた状態で電源ボタンを押してください」と言われてトライしてみると無事に動いた。こんなハードウェア対応で解決することあるのか…反省。
 諸々新譜チェックしている中でOklouがむちゃくちゃ好きだった。フランス人の女性シンガーで自身でサウンドも手がけている。今回のmixtapeが初めてのまとまった作品でエレクトロなR&Bでめっちゃ秋〜というサウンドで最&高。イントロとアウトロのフィールドレコーディングも秋っぽい。(ずばり「Fall」という曲名があって秋のことかなーと思ったら「落ちる」の意だった。)videoも含めて全然ジャンルは違うけど自らで新たな価値観を作ろうとしている点でTohjiと近いバイブスがあるとも思う。


9月29日
 運動会が開催されているようで遠くから太鼓の音が聞こえてくる。もう10月も終わるのかと思うと今年も光陰矢の如し。ポッドキャストを放ちました。ガジェットと英語学習とFormua 1という安定のコンテツですので興味ある方はお願いします。

 The BOYS S2は週1更新なので、その間に見るものとしてThe WireをPrime videoで見始めた。ライターの二木氏がHARDESTのMOMENTのインタビューと絡めてレコメンドしていたし、何かの媒体でもクラシックとしておすすめされていたのを見かけたので。HBOのコンテンツを気軽に見れる日本のPrime video最強だな。2002年から放送されていたドラマということで時代を感じつつ、ちょうどいい懐かしさがありながらボルチモアを舞台にした警察 vs 黒人社会の争い。ドラッグと暴力が蔓延してる中で警察側もディーラー側もごちゃごちゃ揉めていてオモシロい。今の時代に見ると結構ギョッとするシーンもあるし911の影響もまだまだあるしで見所多い。シーズン5まであるのでじっくり楽しみたい。


9月30日
 ルンバのブラシの部分が折れていたのでアップデートしがてら丁寧に掃除したら吸引力が劇的に改善して今までほったらかしにし過ぎていたのだなと反省。とはいえ基本家にいるのでなかなか動かす機会もない。
 仕事終わりにプールで水泳。結構混んでいてカオスだった。前よりも長い距離を泳げるようになり今日は600mくらい泳いだ。1000mくらい泳げるようになりたい。帰りに無性にお腹が空いたので誘われるようになじみの街中華へイン。チャーシューメンをぶっかました。プールで泳いだカロリーときっちり相殺。しかも帰ってビールまで飲んでしまったのでプラス。ダイエット目的で運動しているわけではないが妙な罪悪感と背徳感。帰ってTHE WIREを少し見て読書して就寝。