2012年8月26日日曜日

八日目の蝉



アイロンをかけながら。

アイロンかけるときに見る映画。良さゲな邦画を見ます。
で。本作なんですけど、思ってたより遥かに良かった!
にしても150分は長過ぎるで。

生まれてから4歳ぐらいまで誘拐犯に育てられた井上真央が主人公。
井上真央といえば、キッズウォーと花より男子とかしか見たこと無かったから
本作は相当衝撃でした。すげー良かった!
期待値低かったのもありますがw
この役ってバランスとして相当難しいと思うんですけど
絶妙なバランスだったと思います。

この映画ってどういうスタンスで見ていいか分からないんですよね、、、
誘拐って100%犯罪で悪いことだし、ましてや4年間だなんて。
でも、今となってしまえば、どっちが幸せな生活だったのか分からなくなる。。
この映画は連れ戻されたことで、ある種不幸せになってしまう。
失われた母親像を求めるがゆえに。
かなり意図的に作られてる気がします。
誰から生まれたから、その親だ。っていことではなくて
子供が育つときに一番愛情を注いだ女性が母親なんだ。っていうね。
それを肌で感じた主人公は私頑張る!ってなるけど
ここでデジャブ…
安易に感動できない複雑な作りはかなり好感持ちました。

もうちょっと短かったら、結構好きな映画になってた。

2012年8月25日土曜日

アベンジャーズ



これも一応ね。ということで。

アメコミキャラが一堂に会して、外敵をやっつけるっていう話です。
ホントにそれ以上でも以下でもないって言う意味では
「これが映画だ」っていうの分かるかなw

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソー
あと生身っぽい人間2人がいわゆるアベンジャーズなんですが
半分くらいアイアンマンの映画じゃない?っていうくらい
アイアンマンに結構クローズアップしてるなぁと思いました。
だから、久々にアイアンマンが躍動してる姿を
拝めるだけでも見る価値あると思います。好きな人にとっては。
でも、ストーリーはキャプテン・アメリカ、マイティ・ソーの続きというか
見といた方がいいなーとは思いました。
前半は見てることを前提な話のところもありますし。
でも見てなくても、問題はないです。

終始、いや予告の段階からなんですけど
アベンジャーズ間での力の差がありすぎて、
それが今イチ乗りきれないのです。
一応それぞれの力の特徴を生かして、戦うんですけど
同じ敵に対して、かたや拳銃で、かたや雷とか。
拳銃のお前はもはや無能な警官と一緒やないかと思う訳です。
あと、キャプテン・アメリカ。
武器:盾 って、、、地味すぎる!
そしてキャラも正義感をかざしてくるのがウザイ!
今回出てるキャラではサミュエル・ジャクソンとの2トップで嫌でした。。

あと敵の動機ね…半分兄弟喧嘩で、実は…
みたいな感じなんですけど、薄いかなー
敵の強さ問題も。
このバランスはアクション映画で非常に大切な気がしてます。最近。

非常に大味な映画だけど、誰が見ても不幸にはならないからデートにオススメ。

2012年8月20日月曜日

スーパー


実は見てませんでした系。

ボンクラヒーローものとしてルックとかからして
キックアスと比べてしまう。
そして、比べたときにはどうしても劣るかな…
人生で良い瞬間をほとんど経験したこと無い男が
急に正義感に目覚めて、ヒーローなって、すったもんだ。
というストーリーです。
冒頭、結構カワウぃーアニメで始まるから
そんなニュアンスかと思いきやバイオレンス描写多いし、厳しめ。
この厳しさはかなり好きです!
主人公の武器がバール?みたいなのですが、それでボカボカ殴る。
割り込みするやつをぶっ飛ばすシーンは最高っすね。
でもねーちょっとやり過ぎてる感が…
加えて、主人公が行動起こすきっかけがキリスト教原理主義者アニメ。
キリスト教を盲目に信じちゃダメよ
っていうメタ視点なのか、なんなのか。。。
そこまで理解できませんでした。
俳優陣は エレン・ペイジが相棒役で出てて、
こいつがリアルCrazy。そして、Crazy Cute.
それだけにオレはエンディング許してへんで!
ラスボスはケビン・ベーコンで、こっちも好き。
タマゴ料理褒めるとことか。しつこいわ!みたいな。笑
暴力シーンが最高だけど、
ストーリーが今イチしっくりこなかった作品でした

2012年8月5日日曜日

ダークナイト・ライジング


見ない訳にはいかないということで。

単刀直入に言うと、期待してるほどじゃなかったし
前作ダークナイトの方が好きでした。

何が悪いっていうことも特にないんだけど
今イチ乗り切れなかったんですよねーとくに終盤。

冒頭〜中盤にかけては、かなりアガる作りで
予告編に出てくるベインが圧倒的強さでバットマン含め
街をぶち壊していくところスゲー興奮しました。
あーゴッサムの街が…ってw
頼みの綱のバットマンは、すでにポンコツ化してしまっていて
まさに無法状態。ここのdetailが好きで、練られてるなーと思いました。
それと同時に敵があまりに圧倒的過ぎて、これどうすんの、回収できるのかな。。
と、一抹の不安を抱きながら終盤へ。

まー終盤がねーなんともねー
少なくともバットマンとベインのバトルはもっと見たかったすよね。
余計な要素で分散してしまった気がします。ドンデン返しも含めて。
あと爆弾の処理。2011.3.11以前なら、あーそうなんや。で終わってたけど、
今となっては説得力のないエンディングに思えてしまう。。
ホントの大ラスで、これは次の作品への壮大な前ふりだったのかと
思ってしまうような展開も。(一応本作で3部作完結

と色々いいましたが、アメコミ映画化ものの中では
やっぱりダントツで好きだし、オモシロいと思います。

ライズィーズ。

ミッション:8ミニッツ



アメリカで公開されたタイミングで町山さんが
キラキラでオススメしてたけど、機会を逃し続けDVDでやっと。

想像してたよりめちゃくちゃ良かった!
実はこの監督はDavid Bowieの息子だったりするんですが…
そんなことはさておき設定が相当ぶっ飛んでる。
サスペンスものとしては意外で
事件部分が分かってる上に、繰り返されるっていうw
それをメタ的に扱うことで面白みを出していくスタンスはFRESHでした。
でも、同じことが繰り返されるとツマンナイかと思うかもしれないけど
どんどん収束していくことで解決に繋がっていくし、カタルシスはありました。
タイトルにもあるように長くもない、短くもない8分っていうのがミソな気が。

あとエンディングが好きでした。タイムトラベルものではありがちであるけど、、
アナタのその刹那を大切に。