2020年9月21日月曜日

2020年9月 第3週

9月14日
 908Fes Onlineを見終えた。5408円という配信ライブとしてはかなりチャレンジングな値段だったものの、今のKREVAを知るという意味ではオモシロかった。今日見たのはソロライブ。ベスト盤に収録された過去曲のバンドアレンジを中心にした構成になっていた。トークゾーンでも言っていたが孤独感が強烈だった。それは無観客という状況の影響もあるけど「本質的に1人なんです」という印象が強かった。「想い出の向こう側」も歌ってたけどソロライブでは「向こう側」が見えず。ラッパーは自分の言葉がブーメランで返ってくる大変な仕事。終わったあとの打ち上げで中心に座って、終わったばかりのライブを見ながらあーだこーだ言う姿は、1つのプロジェクトを終えた部長の打ち上げでの立ち振る舞いそのものだった。特に「ZORNは俺の話をしてくれる。お前らも見習え」とPUNPEE、tofubeatsに言い放ち、その後PUNPEEがKREVAに丁寧に色々聞く…会社やん!とツッコミしたくなった。ただこれだけの規模を1人で回したら褒められないとやってらんないよなとも同時に思った。
 大坂なおみのBLMに対する日本人からの批判とか菅総理爆誕で、じいさんがこれからの国を決めていく、ドメスティックに腐っていく過程をまざまざと目撃させられてゲンナリした。もう大喜利でも楽しめないレベルというか冷静でいられない。ニヒリズム決めまくった結果がこれで一体どうやって将来の人に顔向けできるのか?そんなことを考えてしまう。あまりにも辛くてYoutubeにある太田上田をずっと見ていた。その中で太田が言っていたことが印象的で、将来、歴史として今の時代を振り返ったとき、匿名で人の悪口をネット上でさんざん言いまくった今の時代が人間として一番未熟だった、とバカにされるだろうと言っていた。真面目な話になったけど太田上田は超絶オモシロい。


9月15日
 バドワイザーの販促でポッドキャストが活用されていて、いよいよ時代はポッドキャスト時代の到来か?と思いつつ、tofubeats→AKLOへの質問形式の番組を聞いた。普通に2人で1時間か2時間トーク下の聞きたかったけど一方通行の質問で謎。それはともかく制作に関する質問が多くてオモシロかった。やっぱりここでもFUJI TAITOかーというのと、いつもリスペクトされていない前提に立つというのがストイックでかっこよかった。(最初から期待しないことが大切)コロナ禍の影響でビート作りも始めているそうで、それも含めてBLに関するトークはリスペクトがビシバシ伝わってきた。
 日本のラップミックスが完成。次はジャケットもうちょっとこだわって作ろうかな。10月に公開するつもり。誰かに怒られるまで続けようと思うのでチェックください。

9月16日
 数日前から毎日The Boys S2 を1話ずつ見ている。今回もいい感じに下品でオモシロい。ポッドキャストでも話したけどディープに注目していて内省モードからの予告にあったクジラのシーンまで届いた。一気に全話アップロードされていると思ったら毎週更新だったのでじっくり楽しみたい。

 
 Flip Side Planet を聞いた。今回はDiscloseのアルバムのディスク2。今回は小袋氏以外にもメンバーがいてワイワイガヤガヤ感がクラブのそれだった。もう年齢が年齢なのでクラブに行く元気も機会もないわけだけど、このDislcosureのアルバムとDua LipaのREMIXアルバムは爆音で聞きたい!Expressing What Mattersはネタ元含めてfavoriteだったのでツイットしたらリプライ来て久々に「めっちゃインターネット!」という気持ちになった。普通にタメ口でくる感じが突っ込んでるなーと思いつつ丁寧に返答した。アルバムという概念を大事にする番組なので、このスタイルで長く続いて欲しい。
「アンダーグラウンド」読了。村上春樹がここまでサリン事件にコミットしていたなんて全く知らなかった。今の時代と連綿と続いている部分もあるなーという気づきも多くて良い読書だった。「自分の自我を他人に預ける」というフレーズが印象的だった。

9月17日
 ROOTWAX氏のミックスで朝スタート。グッドソウルをヒップホップマナーな繋ぎで、という内容で家聞きするにはチリバツな内容だった。氏のR&B系のミックスが好きなのでそういうのも聞きたい。
 その流れで聞いた野村訓市のTraveling without movingもオモシロかった。絶妙な選曲と落ち着いた大人のトークというFM番組の王道ながらヤダみがないという奇跡的バランスで毎週聞くようになった。今回はPrinceのDelfonicsカバーで悶絶しつつデジタル時代の活字の摂取のトークが興味深かった。まさか野村訓市が地獄のヤフコメ読んだ上でその所感を述べるだなんて…まだまだインターネット上での活字は摂取するフォーマットが整っていないというのはなるほどなと。あとは自民党総裁選への話まで。このラジオ聞いているハイソな人たちの中で自民党支持している人はこの番組をどんな顔して聞いているのか気になる。
 午後100人単位で情報共有するようなウェブ会議があって、そこで40代男性vs50代女性が言い合いを始めるというキテレツな展開があってめちゃくちゃオモシロかった。ウェブ会議だから音声に時差があってズレまくりながらもキレまくる。そして、お互い大人げない対応の連発でお前が悪いだろ?というマウントの取り合いを公然とやっていて、それを誰もコントロールできないって会社として終わっている気がする。個人的には50代女性に煮え湯を飲まされまくっているので男性を応援していた。「良くない」と思いつつ、その場をしのげればそれでいいという思考と自分の保身しか考えていない人が多過ぎてクソだなと毎日思っているものの、いつかこの気持ちを忘れて自分がそのクソになるんだなと思うと一周回って吐きそうになる。

9月18日
 嵐の新曲、Produced by Bruno Marsとのことでチェックしたら、めちゃくちゃかっこよかった…日本で一番お金を儲けているグループがこんな風にお金を使うところが粋。


NETFLIXの連動も含めて国外へのリーチ考えてのことだろう。12月で活動停止なのは残念…(オリンピックのこともあるから延長されるのか?)Co-write, Co-Producedに名前があるD’mileとは?と思ってネット検索するとRolling Stoneの記事が出てきて、それがかなり読み応えがあり興味深かった。Childish Gambinoの「Redbone」のヒットがR&B復古のターニングポイントという認識は全くなかったし、最近の個人的R&BのfavoriteであるLucky Dayeを世に送り出しのもD’mileと知り嵐の新曲にグッときた理由が腑に落ちる。
 夜、マクドナルドで月見バーガーをテイクアウト。晩ごはんにマクドナルド食う、この背徳感よ。

9月19日
 午前中に買い物を終えて午後プール。今日は時間が悪かったのか結構混んでいた。400mくらい泳いでゼイゼイなので喫煙による心肺能力低下が著しい。ただプールで泳ぐと肩こりがほとんどなくなるのでなるべく続けたい。
 ラップスタア誕生S4を見た。キャラが立っているのとラップスキルはまた別の話だなと思いつつ今の時代はキャラクターがまず大事なのかもと思わされた。そういう意味では今のところTOFUがキャッチーで一番好きかも。
 あと相席食堂の島田珠代が出てる回をTVerで見て死ぬほど笑った。もし子どもだったら「パンティーテックス」を連呼していただろう。吉本新喜劇の笑いで育ったんだよなーという気持ちにもなり。男性芸人からいじられる訳でもなく積極的にみずからボケることの強さというか性別を超越した芸人の圧倒的な強度をそこに見た。

9月20日
 引っ越しするかモードになっているので内見第二弾。今回は物件に直で待ち合わせて横から何も干渉してこないタイプでとても見やすかった。今の環境がだいぶ良いので比較すると一長一短で悩ましい。会社の環境が諸々激変しそうなのでしばらく様子見かも。物件から歩いていける距離に最近お気に入りの古本屋があるので寄って物色。ずっと欲しかった「ワインズバーグ、オハイオ」とついに古本屋で巡り合って感動した。あとはカート・ヴォネガッドを何冊か。積ん読がたまってきているので粛々と読んでいきたい。 夜、ポッドキャスト収録。ヒップホップ駄話と諸々。明日も休みで最高。

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