2018年7月23日月曜日

2018年7月 第3週

7月16日
粋な夜電波を聞きながら家事。
冒頭から謎のキンプリ押しで戸惑った。
キンプリのダンスの衝撃はチャーリー・パーカーを
初めて聞いたときに匹敵するらしい。
毎朝ZIPで見かける中で、
そんなダンスイケイケなイメージなんて
持っていなかったから意外だった。
それはともかく趣味と人格の同一化が始まった
90年代以降の記号としての音楽ではなく、
生き続けていくために好きになる音楽って尊いよね
って話はとても興味深かった。
「これ聞いている自分」という
相対化された感覚は拭い去れなくて、
まさに最近考えていることずばりだった。
今の枕があまりにもヘロヘロだったので、
蒲田のニトリで新しい枕を買った。
これで快適睡眠になるはず。
とにかく外があまりにも暑すぎる。
信じられないくらい。
毎年言っている気がするけど、
今年は段違いに暑い気がする。
そんな気がするばかりで本当のところは分からないし、
具体的に去年の記憶と実際の気温を
比較する行為に興味はない。暑いものは暑い。
商店街のお店で買ったバカみたいな
値段のコロナを飲みAhmad Jamaal聞いてchill。
SFで購入したけどカバー含めて超好内容、
音で涼しくなれるグッドミュージック。



晩御飯の準備をしながらReplicant FMを聞いた。



ダイビングは興味ないけど、
離島行ってのんびりしてぇ!と思った。
あと絵日記の話がオモシロくて、
実は絵日記は人への情報伝達手段を学ぶのに
とても適した勉強方法なのでは?という仮説。
限られた空間に文字と絵を落とし込む作業って
意外に難しそう。
この日記は無制限に気分が乗った時は
たくさん書いているけど
もう少しルールがあったほうがいいのかも。
思ったこと、見たことを残しておきたいから、
これはこれでいいんだけど。
あとオウム真理教の死刑執行の話から、
死刑の是非の話に転がっていく過程もオモシロかった。
存続と廃止のどちらかで二元論かと思いきや、
現行犯射殺する文化もあってみたいな、
簡単に答えにたどり着かない議論は
ディベート向きな題材だなと思ったし、
去年読んだ「テロ」という小説は
直接死刑の話でもないけど、
かなりテーマ的にかすっているから
もう一回読み直したいな。
(図書館で借りたから手元にない…涙)
晩御飯は家庭菜園で育てている
ローズマリーを使って鶏肉の香草焼きを作った。
OLか!

7月17日
Mndsgn「Snax」聞きながら出勤。



80's感バリバリシンセ meets ヒップホップ。
いろんなアカペラが入っていて、
それが何なのか考えるのも楽しい。
ミクステならではのラフな仕上がりなのも
久々に聞く感触で好きなところだった。
会社の前にローソンがあるので、
東京ポッドのコンビニ論でプチ鹿島が薦めていた
カフェラテを買ってみたら美味しかった。
それよりもコーヒーワンオペ問題が気になって、
セブンはセルフでコーヒー入れるけど、
ローソンは店員さん入れてくれる。
出勤タイムの朝、ほぼ全員がアイスコーヒーを
頼んでいるので、店員がひたすら入れまくって
適当にカウンターに置いて
客がなんとなく自分の発注分かなと思って
持っていくシステムになっていた。
ちなみにコンビニ論で笑ったのは、
大型のローソンをローサン、
大型のセブンイレブンをセブンイレバン
と呼んでいたところ。言語感覚が最高すぎる。
帰路、WET「Still Run」を聞きながら。


1曲目にThe Star Child & New Romanticが
featで入ってて、それがかなり好きだし
アルバム全体も生音中心のオーガニック系で心地良い。
帰ったらプライムセールで発注していた
商品諸々が全部届いていた。
ついにKindlePWとFireTVを購入してしまった。
KindlePWは英語の勉強用で洋書読むために買ったんだけど、
機能のあまりの革命性に痺れまくった。特に単語帳機能。
もっと早く買っておけばよかった。
FireTVもテレビがアップデートされたような気持ちになる
素晴らしいUIとリモコンのコントロールのしやすさ。
TVが超古いので新しいやつに買い換えたい。

7月18日
Okzharp×Manthe Ribane「Closed Apart」で出社。



Dear Ribane」が超好きなので、
満を持してのフルアルバムが
どんな感じなのかなと思ったら、
重ためなトラップ系のサウンドで結構好きだった。
Drakeの「More Life」に参加したBlack Coffee然り、
南アフリカ勢が持つ独特のリズムのノリがある。
英語もネイティブでない分、聞き取りやすいなー
と思っていた矢先、pitchforkで「poor」と書かれていた。
そしてレビュー自体もかなり酷評で悲しかった。
確かにDear Ribaneはアフリカの言語の語感と
音楽の素敵なマリアージュだったから、
英語のシンプルなフレーズよりもそっちの方が
英語圏の人にとってはオモシロいのかな。
蒲田でセミナー受けてから、
気になっていた唐揚げ屋に帰りに行ったら
臨時休業でマジ卍。
むしゃくしゃしたので代わりに
王将の餃子を買って帰った。
ラジオクラウドで最近聞けてない番組を
ざっとダウンロードしてお風呂で聞く。
参院の議席6増の話がかなり地獄めいていて、
権力は民衆が隙を見せれば
好き放題やってくるのだなと心底思った。
「政治家になるくらいの志があるのだから、
まともな考えを持っているはず」という
甘い見込みは崩れ去っていく。
そして、今の政権はこの甘い見込みにつけ込んできて、
平気な顔をしているのがとにかく怖い。
あと今日のセミナーでも、とある法律の改正にあたって
2022年目処に段階的に進めようとしていたら、
「2020年までにすべて完了させよ」
と内閣府からケチがついたらしい。
2020年にすべてが変わるという幻想、
それに向かって頑張ろうという押し付け、
ぜーんぶまとめてf*ck off!!!

7月19日
帰り道にDirty Projectors「Lamp Lit Pose」を聞いた。



前作のエクスペリメンタルな雰囲気から一転、
がっつりバンドサウンドに回帰していて、
これはこれで好きだった。Striking up the band!
とくにAmber Markを客演に迎えた、
「I Feel Energy」はもろにMJオマージュな
仕上がりで最高最高!
(Amber Markの最新EPも相当調子いい、とくにSadeカバー)
帰宅するとミツメのライブ盤、NEI & Ryo Kobayakawa、
JETSETノベルティのFitz Ambroseのミックスが届いてた。
NEI & Ryo Kobayakawaがかなり良くて、
久々にイントロのあるEP聞いたし、
インストの使い方が構成として素晴らしいと思う。
(そもそも曲がどれも超かっこいいんだけど。)
名古屋周りは才能が溢れている。
この曲だけでも聞いてみて欲しい。



7月20日
Jaden Smith「Syre:The Electric Album」を聞きながら出勤。



Christina Richがfeatで
MVにヤマピーが渋谷を歩いている「Ghost」は未収録。
冒頭2曲がLidoプロデュースなんだけど、
Lidoっぽさが全然感じられなかった。
Jadenがコントロールしているのか、最近の作風なのか。
唯一ラップしている最後の「icon?」が好きだった。
今日は午後からセミナーで移動のあいだに
The Internet「Hive Mind」を聞いた。



Matt Martiansがインタビューで語っている通り、
過去作に比べるとご機嫌な曲が多くて夏にフィット。
ファレルっぽいドラムに極上のメロディが乗っている、
「NEXT TIME」が一番好きだ。
Airbnbで探した家でレコーディングする試みはオモシロい。
環境によって出来上がる音楽は変わるだろうし、
その開放感、抜けの良さはアルバムに反映されている気がする。
夜は渋谷で前の会社の先輩と飲みに行った。
結局やめてしまったけど、趣味の合う先輩方と
知り合えたことは良かったと思える。
アト6のデート飯部を猛プッシュされたので聞かなきゃ。
ただ久々に自分の好きなことを会話できる人たちと話したので、
自分が一方的に喋っていた気がする。酔っ払い。
3件ほどハシゴしたので帰宅後即死。

7月21日
朝早く目覚めたのでNETFLIXで「ディアーディアー」鑑賞。



公開当時気になっていたけど見逃していた。
嘘をついてる状態、欺瞞を抱えている状態から、
真実が明らかになり主人公3人がむき出しになった瞬間。
それぞれが映画でしか見れない瞬間の連続でとても興奮した。
空間と光の使い方を考えさせてくれる映画だった。
多くの監督の元で助監督を務めた菊地健雄のデビュー作で、
いろんな監督からの映画を見たコメントがオモシロいし、
まさかの蓮實重彦御大からのコメントも→リンク
あと、この映画における中村ゆりのセクシーさは危険水域。
男性諸君はそれだけでも見る価値があるよ。
ハリウッドには映像レベルで勝てないし、
バイオレンス表現も韓国には劣る中で、
日本映画が描く日常の物語ってもっと必要だと思う。
だから、ミニマルな設定でこれだけオモシロいことできる
素晴らしい監督の作品をこれからも積極的に見たい。
スーパーへの買出し前にまた近所のうどん屋へ。
あまりにも美味しすぎて隔週で行っているけど、
毎週行きたくなる。
あまりにも家でゴロゴロしてたら
いつのまにか結構寝てしまっていた。
夕方、髪を切りに美容院へ。
引っ越してからの品定め期間なので
前回とは別のところに行った。
美容院、街中に意味不明なくらいお店あって、
皆どうやって選んでいるのか気になる。
そもそもセットしてもらった姿に納得したことがない。
お似合いですねと言われても、
そらあなたが作り上げたものだから
そう見えるかもしれないけど本人の気持ちはどこへいくのか。
と長年思っていた。
だけど美容院の人が良いということは
限りなく客観的に見ているから最もな意見なんだ
とクイアアイを見て思い直したので、
今日は薦められるがままに切ってもらった。
結局、可もなく不可もなくな仕上がりに。
あと端末がそれぞれ席の前に置いてあって、
美容系商品、アプリのCMが延々流れていた。
隙を見つけて媒体化するのここまで来たのかと思った。
広告を見ないで済む空間はどんどん無くなっていく。
帰って晩ご飯作りながらSofa King Fridayを聞いた。
メテオのボケの精度と速度が素晴らしすぎて、
ずっとニヤニヤしながら聞いてた。
パーソナリティの声にオートチューンをかけて
放送するというトリッキなー回にふさわしかったけど、
オートチューンの話ほとんどしていなかった。
来週の後編も楽しみ。

7月22日
あまりにも暑くて今日も早く起きてしまったので、
レンタルしていた「パターソン」を見た。



あまりにも良すぎて映画館で見たかったと心底後悔。
繰り返しに見えるかもしれない日常は
単なる繰り返しではなく、
良いこと、悪いこと含めて機微によって彩られている、
そんなことが映像からビシバシ伝わってくる。
この感覚は僕が日記を書いている理由と
とてもダイレクトに結びついている。
便利さとかけ離れ今の時代にまったくフォローアップせず
ひたすらノートに詩を書いているという
このアナログな設定にアガる。
途中ラッパーが出てくるのだけど、
調べてみるとメソッドマンだった。
チョイス渋いなーと思ったら
ジム・ジャームッシュには毎回ウータンメンバーを
使うくらいの繋がりがあるみたい。
ラストの犬に破壊されるシーンからの展開が好きで、
永瀬正敏の非現実感と彼が放つセリフに特にシビれた。

Sometime empty page present most possibilities.

ノート買って手書きで日記書こかな。
でも手書きだと続かないんだよなー
映画好きとかいいながら、
初めてのジム・ジャームッシュだったので
他の作品も見てみたい。
午前中にダイニングテーブルがついに届き、
とても家っぽい感じになった。
昼は大森のスープトックでカレーを食べた。
ビシソワーズとカレーのコンビネーション破壊的にうまかった。
atreの上の階にあるブックファーストが
面積が限られている中でかなり良い品揃えだった。
欲しい本あったけど4000円弱だったので
さすがに一旦保留で考え中。けどめっちゃ欲しい。
そのまま雑色のコーヒーロースターへ。
BUCKLE COFEEというお店で工場跡地を活用していた。
フレンチプレスで入れてくれたアイスコーヒーを飲み、
ブレンドの豆を買って帰った。超美味。
一般的なマーケティングで考えれば、
あそこに出店するの非効率で仕方がないけど、
廃工場をロースターにするのは、
サードウェーブ系の王道だし大田区は工場が多いから
清澄白河みたいになる可能性がないことはないし
オモシロい試みだなと思った。
家に帰って枝豆ゆでたり、
買ってきたピザをバルミューダで温めたり、
お酒のツマミ系晩ご飯を作って食べた。
とくにこないだ渋谷の居酒屋で食べた、
白菜の浅漬けに大葉を刻んで入れるやつ、
引くくらい美味しいのでオススメ。
日記をまとめて書いて就寝。

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