2016年3月16日水曜日

時をかける少女



今や細田守監督のアニメがもっとも有名かと思いますが、
大林宣彦監督が手がけた最初の映画版を見ました。
アニメ版が青春要素高めであるのに対して本作は不穏の塊!
あくまで“タイムリープ”は恐ろしいもので、
アンコントロールな能力であるという扱いで、
それに主人公の原田知世が翻弄されるというお話になっています。
不穏と思える点は2つあって1つは演出面。
当時CGが導入されたばかりという状況もあり、
非常に安っぽいんですが、
今見るとそれが逆にトリップ映像のような味わいになっていました。
もう1つは原田知世と深町の関係性。
ダイレクトなセクシャル描写はないんだけど、
2人の距離感だったり、スキンシップの見せ方によって
強烈に性の匂いがするんですよねー
これがアイドル映画として成立した時代があったのかと思うと、
改めて当時の市場の懐の深さを感じた作品でした。
「土曜日の実験室」という言葉が印象的で、
久々にキエるマキュウ feat. 宇多丸の土曜日の実験室を聞いたら、
サビとアウトロで深町君のセリフをサンプリング。
MATRIXな現実 変える土曜日の実験室!




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