2016年3月25日金曜日

野獣死すべし



昔の映画を見ようということで
松田優作主演の本作を見ました。
名前だけは聞いたことがあるけど、
中身の情報ゼロで見たのもあり、
超オモシロかったし衝撃を受けました。
伊達というサイコキラーを
主人公にしたサスペンスなんですが、
このキャラクターがとにもかくにも強烈!
冒頭にクライマックスレベルの
ガンアクションがあるんですが、
カジノでの立ち振る舞いからして狂気に満ち溢れていました。
また、ここのアクションは引きのワンショットで
撮っているのも特徴的で、松田優作の体全体を使った
アクションを楽しむことができます。
伊達の特徴としてはクラシック音楽をこよなく愛し、
東大卒のエリートで元通信社勤務。
この通信社勤務のころに世界の戦場をまたにかけて、
凄惨な写真を数々撮ったことで
精神に異常をきたしているという設定。
前半の落ち着いた冷静沈着に事を進める姿から、
後半の化けっぷりは驚愕するしかありません…
電車内で追ってきた刑事に諭すように語る、
リップヴァンウィンクルの話の怖さよ!
また、共犯者を演じるのが鹿賀丈史で、
料理の鉄人のイメージしか持ってなかったんですが、
本作では主演の松田優作に負けず劣らずの
狂気を感じさせてくれました。
Huluに昔の角川映画が色々入ってきているので、
他の作品も見進めたいところです。

追伸
あと、この映画に出てくる松田優作は
僕に似過ぎてて少し怖い気持ちになりました。




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