2016年3月17日木曜日

エンド・オブ・ホワイトハウス



続けてアントワン・フークア監督作品。
同時期に似た様なタイトルの作品がありましたが、
原題はOlympus has fallen。
ホワイトハウスがテロリストに攻撃、占拠されるというもので、
この手のアメリカ本土内のテロを扱った作品としては、
ドラマの24がぶっちぎりだと個人的には思っています。
なぜなら、これらの作品の魅力の中心である、
テロリストとの駆け引き、裏切りものといったギミックは
時間をかけて見せられることで興奮度、緊張感が増すからです。
なので、あまり期待はしていなかったんですが、
比較的大きなバジェットで製作できる映画の強みを
生かした内容だったので楽しむことができました。
まず前半のホワイトハウス陥落までのアクションが凄まじい!
銃撃シーンは迫力たっぷりだし、遠慮なく人が死んでいくので、
「陥落」という言葉がぴったりなくらい、
アメリカがボコボコにされます。
(しかも、今回のテロリストが北朝鮮系というのがフレッシュ!)
そこから1人の元シークレット・サービスの男が
ジャック・バウアーさながらに孤軍奮闘しアメリカを
取り戻そうとするんですが、彼がなぜ大統領を救うのか、
という背景を冒頭にセッティングしているのが良くて、
感情移入しやすい作りになっていました。
ただアメリカ最高フゥー!ていう結論は、
本作内で起こった事態を考えると、
そんな簡単に収束するのかな…と感じました。
続編としてエンド・オブ・ロンドンの製作が
決まっているらしいので、
そちらは劇場で見ようと思います!

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