2016年3月1日火曜日

チャイナタウン



ロマン・ポランスキー監督作品ということで見ました。
ノワールなんですが、謎解き部分のオモシロさもさることながら、
音楽や演出がとにかくカッコよくて大好きな映画になりました。
主人公はジャック・ニコルソン演じる警官くずれの探偵で、
単純な浮気調査を引き受けたことから
大きな陰謀に巻き込まれていきます。
夜のシーンが印象的で闇が立ってるといいますか、
物語の題材となっている水の話も伴って、
彼が夜の闇に吸い込まれていくような気がしました。
事の真相に迫り、おおむね事態は把握できたところで、
必ずしも解決することはないという空虚さがたまりません。
(エヴリンのお父さんが最悪で最高最高!)
あとタバコを吸う仕草の粋さは
他の映画では見られないカッコよさ。
そして最後に放たれる名セリフ
”Forget it Jake. It’s a China Town.”
このカッコよさは映画でしか、
体験できない類のものだなーとシミジミ思いました。

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