2014年10月5日日曜日

パイレーツ・ロック



リチャード・カーティス監督の
フィルモグラフィーを追う観点で見てみました。
むちゃくちゃオモシロかった!
今年見たDVDで一番良かったかも…
(見終わってからDVDとサントラをソッコーで買いました)
1966年のイギリスではBBCでは音楽がほとんどかからない中で、
海賊ラジオ局がたくさんあった時代。
その中のRadio Rockという局にまつわる物語。
このラジオ局は船から放送していて、
簡単に説明すると南極料理人のラジオ版みたいな。
主人公は18歳の青年で、彼が非行によって、
更正という名のもと、ラジオ局の手伝いをすることに。
そのラジオ局での仲間たちとの愉快な共同生活を描いていきます。
いかんせん、音楽が逐一最高過ぎた!
60年代のロックってこんなgood musicに溢れてたのかと。
本作のような映画をきっかけに、
ここ2~3年でロックも好きになっているんですが、
その流れが一気に加速しまくり。
見ている間にShazamを何回かざしたか分からない。笑
あとは役者陣の魅力。それぞれがキャラ立ちしてるから、
起こっていることは大したことじゃないけど、
見てて楽しい時間がひたすら続く。
(最近亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンも、
最高のキャラだったので亡くなったことが余計に辛かった…)
この映画が好きなのは、
日常に音楽があることの素晴らしさを感じさせてくれところ。
とくにラジオの良さというか。
1960年代はラジオが音楽メディアの中心だったこともあるんだけど、
それぞれ異なる環境で聞いていて、
世界でその音を共有してるんだという何とも言えない気持ち。
政府がそのカウンターで出てきて、
音楽が無い生活、状況の閉塞感がよく分かる作り。
音楽好きな人には是非見て欲しい傑作!

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