2014年10月8日水曜日

ウェイキング・ライフ



リチャード・リンクレイター監督の、
フィルモグラフィーを追う流れで見ました。
心に残って離れないBeforeシリーズよろしく、
「おしゃべり」を描く才能あるなぁと改めて。
(Beforeシリーズのジェシーとセリーヌも登場!)
本作は主人公が夢の中で、
色んな人から哲学じみたことを、
ひたすら話しかけられるという奇怪な映画です。
そのテーマで劇中の人物が語るときには、
「確かに」とか、「それはちゃうやろ」とか思うんですが、
見終わったあとに何にも残ってない。笑
でも、人間の夢なんてそんなもんだし、
夢=人生みたいな物言いがずっと言及されていたので、
そういう意味では、この感触は監督の意図したものなのかも。
哲学的な内容の興味ある無しは大きいと思いますが、
かなり平易な形で表現してるし、
あくまで会話という形を取っているので飽きない。
インセプションのような夢の多層構造の設定も良かったと思います。
本作はアニメなんですが、
この画の製作方法が実写で撮って、
それをデジタルペインティングでアニメ化してるらしい。
画面がずーっと小刻みに揺れてて、少し気持ち悪いんですが、
trippy表現ってことで納得してました。
Boyhoodもあと少しで公開なので、
それまでになるべく彼の作品を見ておきたいところです。

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