2014年10月18日土曜日

復讐者に憐れみを



パク・チャヌク復讐三部作の一番最初の作品。
復讐連鎖系の話でございました。
その後の2作に比べると、かなりシュールでしたし、
ギャグっぽい部分も多いんですが、
やはりどうしようもない結末を迎える。
耳の聴こえない青年が主人公で、
彼のお姉さんは病気で腎臓が悪いため、
移植手術をなんとか受けさせようと懸命に働いたところ、
臓器ブローカーに騙されて、移植代を根こそぎボラれる。
そこから誘拐を彼女(ペ・ドゥナ)と企てるものの …という話。
はじめは皆が幸せな形で解決しそうになるんだけど、
1つのきっかけからすべてが悪い方向へと向かっていく様は、
「なんでこんなことに…」と言いたくなること山の如し。
拷問スタイルとか殺し方が役柄によって異なるんですが、
どれもフレッシュでおもしろかったなー
青年は耳の聴こえない役なので、
躍動感全開でど突き回すのがナイスでした。
ソ・ガンホは電気屋の社長役なんですが、
それを生かした電気ショック、
アキレス腱をピッ!としちゃうのがナイス。
「目には目を、歯に歯を」という、
ハンムラビ法典の原理では、
最終的に殺し合いしか産まないなーと思った作品でした。

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