2014年10月14日火曜日

親切なクムジャさん



パク・チャヌク監督作品。
イノセント・ガーデンでハマり、
遅ればせながらオールド・ボーイも見たりして、
粛々とフィルモグラフィーを追いかけています。
本作は彼の復讐三部作と呼ばれる作品群の最終作。
クムジャさんという女性の復讐にまつわる話です。
彼女が13年の刑務所での服役を終えたところから、
物語は始まり、罪をなすりつけた男をぶち殺すお話。
服役から始まるのがオモシロくて、
刑務所ではめっちゃ親切。
恩を売ることで出所後の復讐計画に利用する。
復讐と贖罪は表裏一体で、クムジャさんは加害者でもあり、
被害者でもある部分なのがオモシロかったですね。
また最終的な復讐の方法が被害者の気持ちを、
最大限に利用したおぞましい方法…
そこからのラストまでの流れは、
許される/許すとは一体何なんだろうと考えさせられました。
豆腐とケーキを使った演出も興味深かったなぁ。
次は「復讐者に憐れみを」を見ようと思います。

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