渡辺あやが脚本で、主演がハ・ジョンウ、音楽が砂原良徳!
このコンビネーションは何事?!と思い、見てみました。
監督がキム・ヨンナムっていう人なんですが、
さっと調べた限りでは本作以外は撮ってないみたい。
話が結構立て込んでいるので、詳しく説明しませんが、
ハ・ジョンウは韓国から日本まで、
ボートでドラッグの運び屋やってて、
そのボートを迎えにきているのが妻夫木君。
ある事件をきっかけに、2人が行動を共にするようになるものの、
ヤクザとのゴタゴタがあり…という話。
今やハ・ジョンウは漢の中の漢な感じですが、
本作ではフラフラしたチャラめの若者を演じています。
日本のスナックでカラオケするシーンがあるんですが、
そこで歌うのが浜崎あゆみの「マリア」っていう…笑
本作では90年代から2000年前半のポップスが、
ポイントポイントで使われてて、
PUFFYの「アジアの純真」をデュエットで歌ったり、
チャットモンチーの「シャングリラ」が車中で流れたり。
全部、絶妙に良い意味でダサい感じが好きでしたねー
劇伴は砂原良徳の攻めた音楽で、
物語全体に通底する割り切れないニュアンスを上手く、
後押ししているなーと思いました。
(ウッドベースと映画は合うと勝手に思っています)
一方の妻夫木君はやってることはダーティーなんだけど、
本当は家族思いの良いお兄さん。
本当は家族思いの良いお兄さん。
韓国語マスターっぷりも驚きました。
家族に捨てられた人間と、家族を捨てたい人間の、
それぞれの思いや葛藤をバディ映画として描かれていました。
自分勝手に生きてきたハ・ジョンウは
家族、ひいては誰かのために生きることについて、
妻夫木君の行動を目にして変わっていく。
渡辺あやさんの好きなところは、
何気ないシーンで本質グサーっと突いてくるところ。
2人で車乗っているときの
「もし捨てるなら誰?」のくだりは胸が締め付けられました。
終盤は少しご都合主義的に展開しますが、
ラストが好きでしたね〜「えっ?そういう話?!」
みたいなところから、ドーン!っていう。
興味ある方はどうぞ。
興味ある方はどうぞ。
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