2014年9月25日木曜日

リアリティ・バイツ



「若者たち」というドラマを心折れそうになりながらも、
なんとか見続けてきた中で、本作がfeatureされてました。
若者たちは過去のリメイクなのでしょうがないんですが、
2014年の若者像を一切提示してなくて、
オジさんたちの若者像、つまり過去の自分を投影している感じがして、
全然好きじゃありません。
とくに主人公が言う「理屈じゃねえんだよ!」という台詞に
逐一イライラするんですが、
あのメンツは二度と見れない気がしているので、惰性で見続けています。
それはさておき、
リサ・ローブが歌う本作のエンディング曲を
長澤まさみがカバーしてて、それが素晴らしい。



っていうキッカケで見てみました。
ベン・スティラー初監督作品で、本人も出演。
ウィノナ・ライダー、イーサン・ホークが主演の青春映画。
これは大学4年か社会人1年目に見るべきだったなぁと。
学生までは勉強もろくにせず、親に保護されてきた人が、
いざ社会に出たときに「働く」ことと否が応でも対峙させられ、
苦労し、社会に適合できなかったときに、
果たしてどうすべきか。みたいな話です。
冒頭、大学の卒業式の答辞のシーンで、
自分たちの親世代の価値観の否定から始まるんですが、
その後に否定したものの有り難みを痛感させられる皮肉な作り。
若い頃は理想に燃えるのは当然で、
年を取るにつれて、良い意味でも悪い意味でも老成していく、
ということを見ていてヒシヒシと感じました。
いかんせん、ウィノナ・ライダーが超可愛いんだけど、
どうしようもなく子どもで超イライラする。笑
イーサンの台詞がかっこよくて、原文ママ引用。

This is all we need. 
A couple of smokes, a cup of coffee, 
and a little bit of conversation.
You and me and five bucks. 


足るを知るってことなんですが、
こんなこと、さらっと言える人がモテるんですなー
あとベン・スティラーがウィノナの映像を、
勝手にいじったあとの弁明が社会人になると刺さってきますね。
ラストにかけて、ラブストーリーに帰結していくところが、
現実逃避にしか見えなかったのが残念だった。
好きなことを好きなタイミングでするってことなんだろうけど。
若者たちとシンクロする部分も多いので、
ドラマを見てる人は見た方が楽しくなると思います。

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