2014年9月15日月曜日

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー



公開前から話題沸騰だったので、

もう少し後に見ようと思っていたんですが、
繰り上げて公開2日目にIMAXで見てきました。
久々に血沸き肉踊る系映画といいますか、
映画館で映画見るのは楽しいな
と思わされた素晴らしい映画でした。
アメコミ原作の映画は近年山のように出てる訳ですが、
比較的シリアス要素強めな作品が多い中で、
真逆のコミカル要素を全面に押し出しつつ、
スターウォーズを彷彿とさせる王道SFとしても楽しめるという、
皆が欲しかった、それでいて最近は無かった、
全部乗せ型映画だと思います。
監督はジェームズ・ガンという人で、
同じヒーロもの「スーパー」という作品の監督です。
スーパーはキックアスに近くて、自警としてヒーローを始めたら、
とんでもない事態に巻き込まれていくみたいな話。
これも基本はコミカルなんだけど、途中ギョッとする暴力があったり、
終盤の展開は結構パンチ効いてるんですね。
そのバランスを考えると、本作の仕上がりにも納得。
クエルという人が主人公で、子どものころに地球から誘拐されて、
宇宙で盗賊として活躍している。
いつもどおり、クライアントの要求に応えて、
「オーブ」と呼ばれる球体を盗んだところ、
その中には「無限の力」を秘めたパワーストーンが
内包されていることが発覚。
盗んだクエルに賞金がかかり、アライグマと木のお化けが、
その賞金を狙い、緑のねーちゃんがオーブを狙い、
街中でどんぱちしたところ捕まって刑務所に放り込まれる。
そこで出会ったデカいおっさんと4人で脱獄。
こんな成り行きのハグレ組集団が宇宙を救う話。
全体で見ると、前述したとおり、古典的な王道SFなんだけど、
登場キャラの濃さがとんでもないので、
彼らのじゃれ合い見てるだけでも楽しい。
シリアスとコミカルのバランスの良さも秀逸で、
一番ビビったのはラスボスとの一騎打ち手前の空かし。
ダンスバトルって!笑
異なるヒーローが協力して戦い、
世界を救うといえば、同じマーブルのアベンジャーズがあります。
アベンジャーズは1人1人に背景が多過ぎて、
それが集まると、要素が分散して逆につまんねーなと思ってました。
本作はゼロベースから始まり、
それぞれが愛すべきキャラとなっていくので良かったなーと。
あとアベンジャーズとの比較でいうと、
パワーバランス問題もなかったと思います。
予告編ではアライグマがやたらとPUSHされてた訳ですが、
当然彼の魅力は存分にあるものの、
5人それぞれの力を発揮し、戦う姿に好感を持ちました。
あとは何と言っても、音楽でしょうねー
Mixtape出てくる映画に外し無し!という法則がありますが、
これまではあくまで青春甘酸もの中心でした。
本作は亡くなった母の形見としてMixtapeを大々的にfeature.
(宇宙船にプレイヤーが埋め込まれてる。笑)
母が好きな音楽ということで、60〜80年代の音楽ばかり。
音楽演出の素晴らしさは冒頭から溢れてるんですが、
サニーでもあったヘッドフォンを女の子に聞かせるやつとか
相当グッときました。甘酸が分かってるなーと。笑
ヘッズ的な観点で言うと、PUNPEEのMovie On the Sunday
という曲の元ネタもアガりましたね。
(しかも本作を見たのが日曜日ということで倍で刺さった)
そしてラスト前にかかる不滅のクラシック、
Ain't No Mountain Higher!!
ここは歌詞込みの演出なんですが、早熟のアイオワを想起。
曲のエモさ込みでブチ上がりーの、
ラストはI want you backのモータウン畳みがけで悶絶。
とにかく見てる間、ワクワクしっぱなしだし、
アトラクション映画としては今年No.1級に好きな作品でした。
クソみたいな宣伝してた有村昆のことは一切忘れて、
是非劇場で見て欲しいところでございます!

※劇中歌がYoutubeでプレイリストになっていますので、
こちらも参考にしてくださいませ→リンク

0 件のコメント: