2016年7月30日土曜日

A



森達也監督作品。
FAKEで初めて見たんですが、
オウム真理教を扱った彼の代表作ということで見ました。
地下鉄サリン事件から約1年後に、
監督が教団に密着したドキュメンタリーなんですが、
事件から20年経った今でも
考えさせること山の如しでした。。。
確かにオウム真理教のメンバーは
取り返しのつかない犯罪を行ってしまった訳ですが、
ここまで社会から拒絶されて追い込まれるのかと。
宗教と社会の関係って難しいなと改めて思いました。
その宗教が反社会的行動を取った場合に、
宗教全体が悪とされる連帯責任システム。
最近のISISとイスラム教の関係もそれに近いでしょうか。
贖罪としてどこまですべきなのか、
信仰の自由は果たして存在するのか。
どんどん教団のアジトが破壊されていく様や、
とくに警察からの取り調べのシーンは
見せ方込みでマジかよ?!と思わされるくらい。
何度も言いますが、オウム真理教として、
あの事件のことは一部の人間がやったことですので、
私たちは関係ありませんというスタンスは
おかしいと思いますし、
社会的制裁は受けてしかるべきだと思います。
ただ、正義が振りかざされたときに見せる
異様なまでの暴力性が見るに堪えなかったです。
続編のA2も早く見たいと思います。

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