2016年4月29日金曜日

Suchmos Tour Love&Vice



今もっとも注目すべきバンドの1つ、
Suchmosのワンマンライブに行ってきました。
昨年後輩に教えてもらった、
1stアルバムの「The Bay」が本当に素晴らしくて、
ジャズ、ファンク、ソウルといった、
ブラックミュージックの要素が満載で、
繰り返し聞いていました。
そして昨年末にリリースされたLove &Viceに
収録されたStay Tuneという曲で
一気にブレイクした2010年代を代表するバンド。



セットリストは以下の通り(via http://dailysetlist.net/archives/28555)



いやーぶっちぎりでカッコよかった!
会場が渋谷Quatroだったんですが、
なかなか、この規模で見れなくなると思うので、
ホントに忘れがたいライブとなりました。
PacificというChillチューンから始まり、
意外な展開でビックリ。
とにかくボーカルのYonceの魅力が炸裂しまくりで、
ファルセットも華麗に放つソウルフルかつ、
matureなボーカルが最高最高でした。
ステージングも心底音楽が好きな様子が
伝わってくるビートへの乗り方や、
謎のワイニーな動きや
オモシロいな〜と思ったのはターンテーブルの使い方。
声ネタのスクラッチもあったんですが、
それよりもコーラスをターンテーブルで
差し込むというのがフレッシュだなーと思いました。
コーラス入れなくても曲が豊かになるし。
当然のことながらバンドのグルーブはたまらなくて、
Yonceのボーカルとの相性は抜群。
ボーカルとサウンドが互いにリスペクトして、
Suchmosの音楽が形成されていることが、
ステージングからビシバシ伝わってきました。
ライブのハイライトはMireeからのStay Tune!



照明のバキバキ具合を含めて最高にキマってました!
また、彼らのルーツであるJamiroquaiの
Blow Your Mindも披露。



AlrightはもろにJamiroquaiをサンプリングした曲なんですが、
メッセージ性の強さをライブで見て改めて感じましたし、
メロウな曲で政治的なメッセージを込める方法は
モータウンの魂を受け継いでいるのかもしれません。



7月6日に新しいEPがリリースされるそうで、
何曲か新曲も披露されて、
鬼ストレートなロックな曲も興味深かったんですが、
MINTという曲が良かったです。
家に帰ってからライブ終了後に渡されるフライヤーの束を
なんとなく見ていると、こんなものが!



歌詞を見ると込み上げてくるものが、、
新作EP「MINT CONDITON」がとても楽しみです。

2016/11/4
ロッド・テンパートンというアメリカの作曲家が亡くなり、
僕が好きなアメリカの70〜80年代の曲の多くが、
彼のサウンドであることを知り愕然としました。
没後に知ることは本当に悲しい話なんですが、
DJ SpinnaのTribute mix聞いてたら、
SuchmosのGet Readyという曲の元ネタが!




彼らの登場後、雨後のタケノコのように
Good Music系バンドが出てきていますが、
こういった先人へのリスペクトが
エッセンスとして仕込まれているがゆえに、
彼らが一つ抜けているように感じるんだなと思いました。

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