2016年5月3日火曜日

ブラックホーク・ダウン


以前から気になっていた戦争映画。
ちょっと前に地上波で放送していたんですが、
こんな映画を放送できるのか!というぐらい、
戦闘シーンが相当ハードでした。
最近の戦争映画は戦闘シーンよりも
その前後を丁寧に描くことで
感情移入しやすくなっているし、
戦争のメカニズム、核心に迫るものが多いと思います。
しかし、本作はその真逆でひたすら戦闘シーンが続く。
もともと30分の拉致作戦だったものが、
予想以上の敵の抵抗によって
人員、物資が不足した街中ゲリラ戦へと変貌。
戦争が命を奪い合う殺し合いであることを
ひしひしと感じる作品になっていました。
本作の舞台となっているのは1993年のソマリアで、
軍事政権を打倒するため、
アメリカと国連軍が軍事介入した
実際の戦闘をベースにしています。
公開されたのが2001年12月で、
911の後でもっともアメリカ国内の戦意が高揚していた時期。
そんな中でも全体としてみれば、
反戦モードで仕上がっています。
ただ終盤の現地住民からの歓待シーンは
その時代の空気を示している気がしました。
今ならあのバランスでは作らないはず。
戦争って本当に嫌ですねぇ(遠い目)

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