2016年5月1日日曜日

カールじいさんの空飛ぶ家



先日ピクサー展に行ってきたんですが、
ピクサーの画像処理、3Dなどの
技術革新の歴史を改めて知ることができました。
まだまだ未見の作品が多いので、
時間を見つけて少しずつ見ております。そんな中での本作。
めちゃくちゃオモシロかったですね〜
監督はモンスターズ・インク、インサイド・ヘッドで
監督を務めたピート・ドクター。
この監督は物語のオモシロさ、
それこそ子どもでも楽しめるシンプルな物語の中に、
大人がハッ!とするメッセージを仕込むのが
非常に巧みだなーと思います。
(その集大成が頭の中という抽象概念の塊を
映画化したインサイド・ヘッドだと思います。)
はじめは頑固ジジイの話で
感情移入しにくいなーと思っていましたが、
中盤ぐらいから物語にグイグイ引き込まれて、
終盤には完全に涙してしまいました。。
年をとればとるほど、過去の思い出であったり、
これまでに得てきたものに執着することが多くなりますよね。
それに対して本当に大事なことは何ですか?
思い出(過去)に逃げて、目の前の出来事(現在)から
目を背けてもいいんですか?というねー
この問いにカールが正面からぶつかって、
子どもを助けるんですが、
心理的、物理的に過去を清算する見せ方が
あまりにも良く出来過ぎ!天才か!
舞台となった南米のベネズエラ取材が、
特典VTRとして入っているんですが、
そこでもピクサーの本気度を見ました。

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