2017年7月1日土曜日

ザ・ギフト



FIlmarksという映画専門SNSを使っているんですが、
友人のレビュー見てオモシロそーと思って見ました。
ポスタービジュアルからしてホラーかな?
と勝手に思っていたんですが、
もっと深いサスペンススリラーでした。
トランプ登場以降、ポストトゥルースという言葉が
跋扈する世の中になりましたが、
そんな時代にこそ響くような内容でした。
これは本当にネタバレ厳禁系で、
ストーリーのアウトラインも何も知らない状態で
見るのが良いと思います。衝撃度が違うと思うので。
詳しいことを述べるのは避けますが、
僕が本作を見て思い出したのは長谷川豊。
平気で嘘をついておいて、
あげく自分はそんなこと言っていないと開き直る。
軽いサイコパスの領域に入ると思うんですけど、
本作の登場人物もその手の類い。
誰が本当のこと言っているのか、
最後の方まで明らかにせず、
贈り物(ギフト)を使って恐怖を増長させていく
物語の構成が見事過ぎた…!
「目には目を」な結末は全く予想していなかったし、
このエグみは最近見た映画の中でもトップクラスでした。
国会議員でさえも自分のことを調べずに、
平気で嘘をついてしまう時代に響く映画。

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