2016年12月14日水曜日

パプリカ



東京ゴッドファーザーに続いて今敏作品。
レンタルビデオショップでバイトしてたときも、
めちゃめちゃ貸した記憶があるし、
映画好きの人からもプッシュされたこと多数。
何を今さら感ビンビンですが超オモシロかった!
マトリックスやインセプションと同様に、
現実社会とは別の世界が存在し、
その境目が溶けていく感じは大好物!
本作では別世界が夢という設定になっていますが、
それに映画を絡めているのが好きな部分。
つまり、スクリーン、夢、現実の3つの空間の
狭間にある桃源郷もしくはディストピア。
思春期に映画に恋い焦がれたキャラを置き、
後悔の気持ちを物語内で昇華させるのも好きでした。
とくにスクリーンを突き破ってパプリカを助けるシーンが、
映画好きならいつか叶えたい狂った夢想を
実現してくれていて嬉しかったです。
悪夢のイメージが二度と忘れることはないだろう、
ビジュアルで夢に出てきそうなのがまた良くて、
本当に日本人形は気持ち悪いと思いました。
ラストも映画が好きな人には粋な仕上がり。
筒井康隆の小説の方も読んでみたい、
というか筒井康隆の作品を色々ざーっと読みたい。

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