2016年1月26日火曜日

YELLOW VOYAGE LIVE TOUR 2016



たまたまチケットを譲ってもらい、
さいたまスーパーアリーナにて星野源のライブを見てきました。
昨年リリースされた アルバムの
「YELLOW DANCER」のツアー、
その名も「YELLOW VOYAGE」
僕は天邪鬼な部分があり、
色々な人に勧められていたにも関わらずスルーしてました。
その価値観をひっくり返されたのが前作のSTRANGER。
普遍的なGOOD MUSICっぷりに
完全にノックアウトされLPも買いました。
そこから著書も読みましたし、
地獄でなぜ悪いはとてもFAVORITEな映画です。
からの「YELLOW DANCER」
このアルバムは普遍的な楽曲の良さに
僕の好きなブラックミュージックの要素を足した、
本当に素晴らしいアルバムで昨年末から狂ったように聞いています。
アルバムの白眉な点は以下のリンクを参照してもらうとして、
ここではライブについて書き記そうと思います。

星野源と宇多丸『YELLOW DANCER』のスケべな魅力を語る
高橋芳朗 星野源『YELLOW DANCER』と現行ブラックミュージックを語る

セットリストは以下の通りでした。(参照先→リンク)

1.地獄でなぜ悪い
2.化物
3.湯気
4.Downtown
5.ステップ
6.Miss You
7.Soul
8.夢の外へ
9.Crazy Crazy
10.クセのうた 
11.口づけ 
12.スーダラ節 
13.くだらないの中に 
14.Nerd Strut 
15.桜の森 
16.Snow Man 
17.SUN 
18.Week End 
19.時よ 
20.君は薔薇より美しい
21.Friend Ship

まず客入れのBGMがGeorge DukeのDon't Let Go
という渋めのチョイスな時点で、
今日はナイスなライブに違いない!と思いました。
ライブには行くもののヒップホップが好きなので、
ターンテーブル2台での編成が多く、
バンドセットを見る機会が少ない僕にとっては、
目ん玉飛び出るくらい豪華なバンド編成でした。
ホーン隊、ストリングス隊、打楽器隊と
アルバムの音源を完全に生で再現するために集結。
ベースはハマオカモトではありませんでしたが、
ギターはペトロールズの長岡亮介!
(ペトロールズの新しいアルバムも超名盤ゆえに必聴!)
こんな面々かつ最高の音響で届けられる音楽は、
ライブという点でいえば人生最高レベルのものでした。
自分が好きなものにお金がかかっているということは、
こんなに幸せなことなのか!と思いましたし、
曲から放たれる圧倒的な多幸感が最高最高!
今回のアルバムはSUNをはじめとして、
ディスコ調の曲が多くライブで聴くと楽しい曲ばかりですし、
緩急として挟まれる
Miss You、Soul、Snow menがまた沁みるんですわ…
10〜13曲目はステージを移動し、
アリーナ中央でギター1本の弾き語り。
真ん中辺りのアリーナの席だったので、
弾き語りする星野源との距離は10mもないくらいで興奮。
ライブならではという点でいうとNerd Strutが良かったです。
収録曲よりも長くなっていてジャムりまくってからの、
星野源自身によるマリンバ演奏!
その圧倒的な音楽強度にただただ歓喜し唸るしかない訳です。
さらにエンターテイナーとしての魅力もふんだんに詰まっていて、
転換中のVTRは彼にしか頼めない人たちが担当していましたし、
セグウェイ、宙吊りでの移動とやりたい放題!
このアルバムで約4万人の人が来て、
皆で楽しい時間を共有できるだなんて。。。
最近読んだ1998年の宇多田ヒカルに記載されていた、
未来を悲観する内容に対する回答として、
「絶望するな。僕達には星野源がいる」と言いたい。
彼が「J-POP」のGame Changerになった瞬間に
立ち会ったのかもしれないと喜びを反芻しつつ、
赤羽で飲んで帰った最高の土曜日でした。

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