2014年3月31日月曜日

ザ・ファイター


デビッド・O・ラッセル監督作品。
世界に一つのプレイブック、アメリカン・ハッスルと、
大好きな作品ばかりな訳ですが、やっと本作を見ました。
これまで見たものより、段違いにストレートで、
とてもオモシロかったです。
ボクシング映画なんですが、ただの感動映画ではなく、
デビッド・O・ラッセル節炸裂っ!といった感じでした。

マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベイルが
主人公で、2人は歳の離れた兄弟。
ベイルは昔ボクサーだったんだけど、
ジャンキーに成り下がってしまっている。
ウォールバーグは仕事をしつつ、
ボクサーとして現役で戦っている。
ジャンキーの兄貴と、
タバコ吸いまくりの母親がプロモーターで、
ウォールバーグを支えているんですが、成績は鳴かず飛ばず。
しかも、家族はウォールバーグのファイトマネーに依存しまくり。
劇中で何度も「あなたのため」「お前のため」という台詞が
家族から放たれるんですが。この欺瞞感がハンパ無い。
その家族に対して、ウォールバーグは疑問を抱き、
彼女であるエイミーアダムスの助言に従って、
家族と関係を絶ち、ボクシングに集中することで、
成績が徐々に上向いてきます。
実話ベースで、最後はザ・ボクシングな終わり方なんですが、
この映画のメインは家族にまつわる話。
それをデビッド・O・ラッセル特有の会話劇で描いていました。
ベイルのダメっぷり、母親のヤダ味とか大好きだったな〜
母と周りの姉妹や姑がエイミーアダムスの家に
殴り込みかけるシーンが最高沸点でしたw
ボクシングシーンの映像の感じも当時のTV加工な感じで良かった。
見る人を選ばない素晴らしい映画でございました。

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