デビッド・O・ラッセル監督作品。
世界に一つのプレイブック、アメリカン・ハッスルと、
大好きな作品ばかりな訳ですが、やっと本作を見ました。
これまで見たものより、段違いにストレートで、
とてもオモシロかったです。
ボクシング映画なんですが、ただの感動映画ではなく、
デビッド・O・ラッセル節炸裂っ!といった感じでした。
マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベイルが
主人公で、2人は歳の離れた兄弟。
ベイルは昔ボクサーだったんだけど、
ジャンキーに成り下がってしまっている。
ウォールバーグは仕事をしつつ、
ボクサーとして現役で戦っている。
ジャンキーの兄貴と、
タバコ吸いまくりの母親がプロモーターで、
ウォールバーグを支えているんですが、成績は鳴かず飛ばず。
しかも、家族はウォールバーグのファイトマネーに依存しまくり。
劇中で何度も「あなたのため」「お前のため」という台詞が
家族から放たれるんですが。この欺瞞感がハンパ無い。
その家族に対して、ウォールバーグは疑問を抱き、
彼女であるエイミーアダムスの助言に従って、
家族と関係を絶ち、ボクシングに集中することで、
成績が徐々に上向いてきます。
実話ベースで、最後はザ・ボクシングな終わり方なんですが、
この映画のメインは家族にまつわる話。
それをデビッド・O・ラッセル特有の会話劇で描いていました。
ベイルのダメっぷり、母親のヤダ味とか大好きだったな〜
母と周りの姉妹や姑がエイミーアダムスの家に
殴り込みかけるシーンが最高沸点でしたw
ボクシングシーンの映像の感じも当時のTV加工な感じで良かった。
見る人を選ばない素晴らしい映画でございました。
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