2014年3月19日水曜日

アナと雪の女王



ディズニーランドTOKYOに行ったこと無いけど、
ディズニーが生み出している映画は好きなので、見てきました。
昨年はシュガーラッシュという作品に出会い、
とんでもなく好きだったんですが、本作も例にもれず、
メチャクチャ好きになってしまったー!
そもそもミュージカル苦手で、少し心配してたけど、
むしろこの作品きっかけで、ミュージカルが好きになりそう。
というくらい、ハマってしまいました。
ストーリー自体は、それこそ古典的なんだけど、
それを表現するアニメーションが、とんでもないレベル。
普段そんなにアニメ見ないから、終始その映像美に圧倒されてました。
(はじめに流れるミッキーの短編アニメは
「今、うちはこのレベルなんで(ドヤ)」っていう宣言にも見えた)

アナとエルサは姉妹で、エルサには子どものころから、
魔法の雪の力を生まれつき持っていました。
ある日、2人で彼女の能力で遊んでいたら、
事故ってしまい、アナを凍らせてしまう。
それ以来、ある国の王である両親はエルサを部屋に閉じ込め、
力がコントロールできるようにしつける。
それと同時に妹のアンも城に幽閉されてしまう。
両親が船舶事故で亡くなってしまったことで、
姉であるエルサの載冠式が開催され、久々に開城するものの、
エルサの力が暴走し、街が凍りついてしまい…というお話。
話としてはディズニーが作り倒してきたような感じなんだけど、
色々考えさせられる作りなのが、まず好きだし、
なんといってもミュージカルパワーが炸裂しまくり!
正直お話の作りとしてはツッコミどころ結構あるんですが、
それがスノーストームで吹き飛ばされるかの如く、
すべてを凌駕しちゃう。
そして、そのハイライトは前半に集約されています。
僕が好きなのは、「For the first time」と「Let It GO」
前者はアナとエルサのデュエットなんだけど、
幽閉されていたアンが初めて外の世界と接するシーンで流れる曲。
曲の歌詞、そのシーンともに、
知らない世界に足を踏み入れるワクワク感MAXで、
本当に素晴らしかった。
曲の後半でエルサがデュエットで入ってくるんだけど、
こっちは対照的に不安、恐怖で満たされている。
この対比も見事しか言いようがない!
そっからの 「Let It GO」ね。
この曲の「愛しさと切なさと心強さ」感が好き過ぎて。
誰にも気を使わず、1人で生きていく!という
力強い宣言でもありつつ、寂しさが見え隠れするこのバランス。
この前半を見るためだけに映画館行くべき!

エルサは自分の力で人を傷つけるのが怖いから、
誰も寄せ付けないがゆえに事態は後半にかけて悪化していきます。
そんな姉を救おうとするアンと、
氷屋のクリストフの冒険シークエンスはベタな安定感。
アナは子どもの頃の事故と同じように、
エルサに心臓を凍らされてしまい、
それは真実の愛でしか溶かせないと。
この時点では、アナを取り巻く男子が2人いて、
あーこいつらのどっちかかーにしたら説得力弱いな〜と思ってたら、
そこは見事に裏切られた。今までのディズニーとはひと味ちゃうで!
という気概を感じました。
物理的に凍っているのはアナの方だけど、
本当に凍っているのはエルサの心そのものであり、
この凍った両方を溶かすことができるのは、真実の愛。
これまで自分の能力に縛られ、
誰かのことを大切に思うのを躊躇していたエルサが、
初めて本気で大切に思うその愛が、世界に「生」を与える。
人との関係はあくまで双方向という部分では
こないだ見たドン・ジョンとも本質的な部分では似てるなー
とか考えつつ。

ディズニーで見れてないの結構あるから、
いつかローラーかけて主要作品全部見な!
と改めて思わされた作品でした。

0 件のコメント: