2017年5月3日水曜日

Imperial Dreams



最近HULUからNETFLIXへと切り替えたんですが、
NETFLIXで取り揃えられているドラマの
レベルがあまりに高すぎて、
毎日海外TVドラマを見る生活を送っています。
NETFLIXの強みはオリジナルコンテンツの
クオリティの異常な高さな訳ですが、
ドラマだけではなくて映画もあります。
本作はジョン・ボイエガ主演で、
アメリカのゲトーの話というのに惹かれて見ました。
ある程度想像はしていましたが結構重めでした…
主人公はプロジェクト育ちで、
おじのイリーガルな仕事を小さいころから手伝っていて、
そのお務めから帰ってきて、
何とか足を洗ってまともな生活をしようとストラグルする話。
貧困のループから抜け出せない
行政のシステムを正面切って描いているし、
抜け出せないストリートのしがらみもヒリヒリする内容。
こういった環境から生まれるのが
ヒップホップだと思うんですが、
本作の主人公は小説家を目指しているところがオモシロい。
自分の体験したことをストーリーにして落とし込む、
これはまさしくラップな訳ですが、
あえて小説にすることで物語全体の
叙情性が増しているように思いました。
(音楽をフライングロータスが
担当している点もアツいところでした。)
主人公を取り巻く環境は本当に厳しくて、
行政も頼れないし、おじは助けてくれるけれど、
見返りとして悪事に手を染めろと要求して八方塞り。
それでも生きていかねばならない残酷さが辛かったです。
こんなレベルの映画がオリジナルコンテンツなのかよ!
と思うと、より一層依存してしまって廃人まっしぐら。

0 件のコメント: