2017年5月20日土曜日

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス



MARVELシリーズの中でぶっちぎりに
大好きなGOGの最新作ということで
IMAX3Dにて見てきました。
最近はNETFLIX依存症が深刻化していて、
映画館へ行くのが食傷気味だったんですが、
そんな気持ちを吹き飛ばす快作でした。
いつだって最高最高なスペースオペラ!

※ここからは盛大にネタバレして書きます。

1作目でGOGが他のMARVELと大きな違いを
見せたところとして音楽の使い方があると思います。
本作も前作と同じ流れにあることを
宣言するかのような素晴らしいオープニング。
引きのショットから車にクローズしていき、
そこで車でかかっている曲がこれ!



歌詞の内容を含めて本作で重要なポジションを担う曲。
IMAXの最高の音響で、この曲が鳴り響くだけで
異常な多幸感がありました。
からのクレジット紹介をふまえた最初の戦闘シーン。
そこでAwesome Mix Vol.2のテープからかかるのはこの曲!



最近だとラッパーのCommonがBlue Skyという曲で
サンプリングしていましたね。
ド派手な戦闘シーンであるにも関わらず、
それはあくまで背景でベイビーグルートが
ちょこちょこ動き回る鬼カワイイ姿をひたすら映し出す
というツッコミ要素満載の演出も最高最高!
前半は1作目のラストで少し明かされた、
スターロードの父親との関係性と、
最初のバトルの発端となったバッテリー盗難を巡るいざこざで
物語が進んでいきます。
父親が神で分子レベルでコントロールして
様々なものをゼロから作れるという、
そこそこぶっ飛んだ話なんですが、
ヒューマンスケールの家族の話に帰結していくところが
DC系アメコミの駄作と異なるところ。
父親が「惑星」であるという、
後半にかけてスケールはさらに大きくなるんだけど、
全知全能の力と仲間、どちらが欲しいのか?
ここでのスターロードの決断が
血縁主義/権威主義からの決別といった内容で好きでした。
もともと根無し草でハグレ組な5人がGOG。
衝突はするけれど大事にしなきゃいけないものを
本作の中で確認していくかのように
話を展開させていくので飲み込みやすくなっていると思います。
終盤のエモーショナルの高まり方は尋常ではなく、
本作はなんといってもヨンドゥですよねぇ。
前半で描かれるスタローン演じる頭領との確執がフリで効いてるし、
スターロードを救ったのは彼であり、
父親はヨンドゥなのであるという持っていき方に涙腺決壊。
(オープニングでMr.Blue Skyがなぜかかるのか知ってさらに泣く)
1作目は最高だった訳ですが、その更に上、
つまり最高の上の上へと到達した作品。
サントラはテープを予約したので今から到着が待ち遠しいです。

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