2017年8月1日火曜日

NORIKIYO Bouquet Tour Final @Liquid Room


NORIKIYOの最新アルバム「Bouquet」
その Tour Finalとなるワンマンライブを見てきました。
文字通り鬼のようなFeaturing勢を従え、
2010年代のシーンの中心にいたのは、
NORIKIYOであることを
証明するような「下衆のクズのShow」でした。
僕がNORIKIYOが好きな理由は
リリシズムと熱さを兼ね備えつつ、
社会性も帯びているところ。
声なきものの声を拾う音楽としての
HIPHOPを体現する稀代のMCだと思っています。
(田我流も同じ系譜にいるMCでしょう)
ライブはアルバムの順番通りに始まり、
「朝へ運べ」「Lost Sign」
そして「It Ain't Nothing Like Hip Hop」でフロア爆発。
過去の曲でクラシックがたくさんある中で、
新しいアルバムでこれだけ盛り上がる曲が
入っていることが凄いなーと。
前回のワンマンのFeatuing勢も凄まじかったんですが、
今回は前回を超えんばかりの豪華メンツ。
それを数珠つなぎのごとく、
出し惜しみすることなく次々と披露していました。
印象的だったものを抜粋するとこんな感じ。

SHINGO★西成
「お好きな様に」
「Stay Strong」

弱い弱い人間は弱い
弱いことを知っている人間は強い

このラインを生で聞くと心に刺さり過ぎて涙腺刺激された。

ZORN
「Learn 2 Learn」
たぶん人生で一番大きな声で
「ヴィダルサスーン!」と叫んだ。

KEN THE 390, ZORN
「MAKE SOME NOISE」
この曲を企画したKEN THE 390にマキシマムリスペクト。

ZORN, AKLO, OMSB
「HEY MONEY」
OMSBのバイブス満タンな様子が良かった。
あとAKLOのバースにある、

Baby ぼんやりと家が欲しい
そんなドリームはいらない

このラインをKEN THE 390が
楽屋でどういう気持ちで聞いていたのか…

AKLO, SALU
「RGTO Remix」
なんだかんだ、盛り上がるし楽しい。

SALU, AKLO, SIMON, Y's, 
「STAND HARD Remix」
この曲、生で聞けたことは感慨深かったけど、
2017年の今、一番かっこ悪く聞こえてしまう
タイミングだったのかもしれない…
HIPHOPは残酷な音楽。

PUNPEE
「珈琲」
「新曲」
新曲がブルーハーツの「終わらない歌」サンプリング!

MACCHO, 般若, DABO
「Beats & Rhyme」
MACCHO、般若の横綱相撲が圧巻。

BES
「2Face」
確かにあの頃の切れはないかもしれない。
けれど懸命にラッピをスピットする
BESのバースで泣いた。今日もこの街を舞ーう!

このメンツ、このボリュームをもってしても、
NORIKIYOの曲の方が心に残っています。
前回の「花水木」のあと、
結果3枚もアルバムを出しているので、
ライブで聞いたことがない曲が多くて、
それらが聞けたのが良かったです。
(「耳を澄ませば」がとくに嬉しかった)
終盤に今回のアルバムの肝となる、
「Memories & Scars」「枯れない花束」では
NORIKYO自身が感極まる場面も。
アンコールも良くて「Go So Far」からの
「何度でもやる」締めで大団円!
計3時間のライブだったんですが、
全くだれる事なく楽しめました。
来週は初の著書が出るので、そちらも超楽しみ!

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