2012年11月20日火曜日

バス男


邦題が残念なシリーズ。
音楽ではよくある話だけど、映画でもありますね。
原題は「Napoleon Dynamite」
主人公の名前。ではなぜこんなタイトルがついたかというと
主人公の通学手段がバスで、いわゆるnerd(オタク)の恋愛ものっていうだけ。
このタイトルで日本で人気が出ると思えるマーケティング力よ…

舞台がアメリカの高校で、主人公がもう何をやってもダメ。
唯一自分でスキルフルと思っている絵もてんでダメ。
おまけに家も貧乏で車もないから小学生のスクールバスで通学。
お兄さんもチャット野郎で、
そこに加えて自分が栄華を極めた'82年を忘れられない叔父まで
押し掛けてきて、もはや全く何も良いことが無い。
映画の約8割がこの話。コメディなので、チャームさを加えながら。
もう徹底的にダメ過ぎて、見てるこっちが
「もう分かったから…」って言いたくなりました。
特にこの曲が流れるシーン



個人的に結構思い入れある曲なんですけど
この曲ってアメリカの高校の卒業式アンセムになってるということを
本読んで知りました。(歌詞見ると納得)
この映画ではプロムのシーンで流れるんですけど
皆はパートナーとダンスしていて、このときが永遠に続いて欲しい
つまりforever youngでいたいと思っている。
でも主人公にとっては、この地獄がforeverになるのか…
といったような音楽の使い方がおもしろかったです。

この映画を見た誰も忘れられないシーンは本当に最後の最後。
主人公が生徒会選挙の出し物としてダンスを披露するシーン。
正直、このダンスをするきっかけになる話とか
公衆の面前でダンスすることへの苦悩とか一切なく
披露されるんですね。しかも特別かっこいいとかじゃないし。
でもJamiroquaiの曲とあいまって、ただただイケテル!
込み上げる何かがある! かっこいい!
ダサくたって、一生懸命やれば伝わる「何か」
何事も中途半端な自分にカツ入れられました。
タイトルでhesitateしないで、見てみて。

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