2012年10月21日日曜日

選挙


タマフルで想田監督の最新作の特集やって
そういえば全然見てへんなーと思いまして。

ものすごく虚しい気持ちになりました。。。
なんなん!マジで!

映画はある一人の人間が自民党公認で選挙に挑み
そこから結果が分かるまでを観察スタイルで追いかけるというもの。
ドキュメンタリーです。
このときの自民党はちょうど小泉人気真っ盛りで
どーしよも無い議員が大量に生み出されたころかと思います。
この主人公も一緒で補欠選挙なんですが
自民と民主の議員数が同じで、彼が当選するかしないかで
議決権が決まるという選挙だったんですね。
要するに単なる数合わせなんですよ。
この人は公募で受かったけど、その理由も非常に一面的なもので。
だから、彼が何者であろうが関係なくて
なおかつ本人もなんにも考えてないんですね。
(記者からインタビューされてるところ見れば分かるんですけど)
周りの自民党の市議会とか衆議院の議員に
こーしろ、あーしろ言われて言われるがまま。
この時点でかなり怒り狂いそうになるんですけど
取り巻きの先生と呼ばれている奴らの発言の1つ1つが
さらに油を注ぐ形となり、最近で一番発狂しそうになりましたw

映画を一通り見れば、日本の選挙がどういう形で
行われているかが分かる仕組みになっていて
おそらく今も似たような形で行われているんでしょう。
選挙カーで市街地回って、やたら名前を連呼するとか。
じじい、ばばあに媚びへつらってヘコヘコして
自分の主義主張よりも嫌われないことが何よりも大事。
見た目、世間からどう見られるか。これは家族まで巻き込む。

じゃあ、なんでこんな形で選挙を戦えるんですか?
それはボクを含めた選挙権を持った人間が生み出しているんですよ。
この映画はかなりファニーな部分もあるけど
ただ単にファニーだなぁで終わるんじゃなくて
こんなクズが議員になれる社会を作っているのが
自分なんだっていう切ない気持ちが最後に溢れてきました。

投票率が国政だとよくて60%でしょ。
世の中に不平不満を垂れ流す前に
しっかり自分で考えて選挙行け!

1 件のコメント:

rakawa さんのコメント...

ぼくはなぜドキュメンタリーを撮るのか、めちゃ面白かった。