2012年10月21日日曜日

気球クラブ、その後



園子温監督のフィルモグラフィーを追いかける一環で。
これは好きじゃなかったす…
リリースが2006年で同年に「紀子の食卓」があって
そのカウンター的な存在なのかも。
基本的にヌルいんですよねー
別に暴力描写がないからとかじゃなくて。
気球クラブっていう大学(?)のサークルがあって
当時その部長だった村上が交通事故にあったところからストーリーが始まる。
そもそも、気球クラブにいたやつらの大半は気球なんて
どうでもよくて、ただ繋がりが欲しいんですね。(大学で、よくあるやつ)
その村上が死んだことで気球クラブのやつらで集まって…みたいな。
途中、過去の回想も入りながら。
個人的にこの映画に出てくるような人達が好きじゃないんですよね。
とくに大学入って痛感したんですけど
サークルとかで、そのもの自体に興味がある訳じゃなくて
ここにいたらイケテルとか。ここにいたら一定のポジションが得られるとか。
そういった欺瞞に満ちた人間性がスゴい嫌なんです。
この映画に出てくる人達は、まさにそんな感じ。
部長が交通事故に遭って、最終的には死んじゃうんですけど
それを弔うために集まって飲もうぜ!って…
映画全体見ても、それを揶揄するような形にも見えないし、、、
劇中で「気球なんてどうだっていい」というセリフあるけど
それも部分的だしなー
でも、永作博美と川村ゆきえのMurdererっぷりは最高でした。



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