2017年6月28日水曜日

ブロウ



NETFLIXのナルコス全部見て、
メキシコ麻薬戦争の本を読んだりと、
先日まで個人的なドラッグブームだったんですが、
ジョニー・デップ主演の本作を見て再び盛り上がりました。
実在した伝説の白人ディーラーを描いていて、
スカーフェイスを筆頭に、
ドラッグでHustle Hard!した人の
栄枯盛衰物語はいつの時代もオモシロい。
はじめは大麻で儲け始めて一度捕まるんですが、
そこであきらめることなく次はコカイン!
とアグレッシブに金儲けしまくる。
彼はディーラーであり、
コロンビアから如何にしてアメリカに輸出して、
それをさばくかが課題。
見た目はパッとしないし、
本人自体もバイオレンスさはなく、
かなりビジネスライクなドラッグ映画だと思います。
(ゆえにスカーフェイスのように神格化されにくいのかも)
ジョニー・デップってティム・バートン作品を中心に、
ファンシーな作品が代表作になっていますが、
こういったマッドな役を定期的に引き受けているのが
かっこいいなーと思います。
本作で印象に残っているのは彼の目つき。
常に死んでいる感じというか、
稼ぎまくって栄光を手にしているはずなのに、
目はどこかうつろで虚無感が漂っているんですよねー
終盤に色んな人に裏切られ続けるところは辛いし、
ラストは娘の期待を自分が裏切ってしまう切なさ。
隠れたドラッグ映画クラシックかと思います。

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