2014年7月14日月曜日

百万円と苦虫女



友人の強い薦めで見てみました。
蒼井優のアイドル映画っぽいなーと思ってて、
大して好きでもないからスルーしてました。
見た結果…とんでもなくオモシロいやないかい!
甘酸っぱい要素もあるし、
なによりも蒼井優の魅力が炸裂してますよね〜
監督はタナダユキ。
この人の近年の作品は何作か見てますが、
日本の監督の中では相当好きな人。

蒼井優がルームシェアの同居人にした
仕打ちによって前科一犯となってしまう。
そこから100万円貯まるごとに、
別の街へと移住するという生活を始める。
それは自分のことを誰も知らない街に住むことで
他人と深く関わらずに生きていけるから。
自分探しの旅はよくありますが、
さながら「自分無くし」の旅をしている状態。
それがメインで対比として、
小学生の弟の生活が並行して描かれます。
この2人が対照的で、旅人のような生活の蒼井優に対して、
弟は人生でもっとも閉塞された状況、
「小学校」でいじめられているという地獄。
前半は蒼井優の暮らしの魅力がふんだんに描かれてるんだけど、
後半になると、それが反転していくっていうね〜
難しいところなんすけど、逃げちゃダメだ!立ち向かえ!
みたいに体育会ノリでいわれるとウーンとなる。
でも、この伝え方されると逃げずに、
真摯に向き合うことは大切だなぁと感じちゃう。
最後はキュン死しそうになる森山未來の言動からの
ホロ苦いオチで悶絶…好きな映画だ!

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