2014年7月12日土曜日

All You Need Is Kill



予告編を何回見たか分からなくて、
その中で紹介されている設定に惹かれて見てきました。
日本のライトノベルが原作で、
いきなりハリウッドで映画化という珍しいパターン。
しかも主演がトム・クルーズ!
ところどころツッコミたくなる場面もありましたが、
とても面白かったです。
何よりも日本国内でしょうもない形で
映画化されずによかったな〜と。笑
どんな話かといいますと、宇宙からギタイと呼ばれる
エイリアンが侵略してきて、それを食い止めようと
世界各国が団結して戦っている。
トム・クルーズ演じるケイジは軍の広報担当。
軍隊出身ではなく、広報として入隊している。
対ギタイ用に開発されたパワードスーツの宣伝のため、
最前線に取材行ってこいや!と言われるものの、
それを拒否したところ、脱走兵扱いにされて、
二等兵として戦闘の最前線に放り込まれることに。
戦闘経験がないので、あっけなく殺されてしまうんだけど、
彼が1匹だけ殺したギタイが特殊で、その血を浴びたことにより、
時間をループする能力を身につける。
つまり、死ぬとリセットされて、
記憶はそのままに戦闘の前日に戻るという能力です。
この能力を使って何とか地球を守ろうとする話。
ループ能力が予告編で紹介されたときに、
「ミッション8ミニッツやん!」と思いましたが、
他人の意識に潜入するのではなく、
自分自身が経験を蓄積していく点が違いましたね。
前述した通り、軍出身でもない人が
いきなり最前線に放り込まれるので、
めちゃくちゃ感情移入できる作りで掴みはバッチリ!
しかもギタイはエイリアンなんだけど、
戦闘場所がビーチ(ほとんど砂漠)で、
ルックは完全に戦争映画のそれ。
この映画はループ設定が多少の無理はあるものの、
それを生かした演出の1つ1つがめちゃくちゃ面白い!
戦闘能力を鍛えたり、戦い方を変えたり、
物語全体の進め方自体もループ構造を
モロに生かした作りなのは好きでしたね〜
また能力に対する戸惑いや絶望が、
トムの徐々に変化する顔の表情で
伝わってくるのも良いなと思いました。
物語のテンポもよくて、はじめはルール、舞台説明で、
じっくり時間を使うんだけど、それが一旦終わってからは
saveとresetを繰り返すRPGかのごとく、
たたみかかけるように物語は進んでいきます。
ケイジだけが記憶が蓄積していく
演出はいくつかあるんだけど、コーヒーのくだりが特に好き。
未来を予測というか先に体験してるから、
敵の動きを記憶するものの、それじゃうまくいかなくて、
自分が強くなるしかねぇ!
いくらループしていて予測できたとしても、
未来はその瞬間の選択の連続で成立してるんだという、
当たり前のことを改めて感じたり。
終盤はリセットできないという設定により、
ハラハラが増幅することでツッコミたくなるのも軽減。
かなりタイトに仕上がっているので、
もしかしたら原作と比べるとアレなのかもしれませんが、
純粋に映画だけ考えると超楽しかったです!

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