2014年1月19日日曜日

ドラッグ・ウォー 毒戦



ジョニー・トー最新作ということで!
東京では香港ノワールものがかなり公開されてますが、
あんまり見れていない…
初めてジョニー・トー作品を劇場で見ましたが、
やっぱヒリヒリすんなー!と思いました。

タイトル通り、ドラッグにまつわる争いを題材にした映画です。
冒頭から大した説明もなく、色んな人が出てきて、
色んな話が同時並行で進んでいきます。
ある交通事故をきっかけに、それぞれの話が収束していき、
あるドラッグ・ウォーに帰結する。
交通事故を起こしたやつはヤクの製造者で、
売り手と買い手を仲介する仕事もしている。
こいつが警察に捕まってしまい、捜査に協力することに。
(中国ではドラッグ50g所持で極刑になるから)
ここから始まるのが彼をスパイとして、
また1人の刑事をドラッグの売り手/買い手になりきる。
このシークエンスにおける腹のキリキリ具合よ!
刑事の二人三役の演じっぷりが特に強烈。
売り手にコカインきめろ言われて、
キメタあとの刑事のリアクションは
ドラッグのダークサイドを見せつけるのに十分。
このdealをうまく乗り切ったあとは、ドラッグ工場へ。
ここで働いているのが聾唖の人。
はじめは亡くなった人の弔いで、
紙銭の代わりに現金燃やしたりする義理固い人たち。
そこへガサ入れるんすけど、
この聾唖の人々が笑っちゃうくらい強い。
優しい眼をしていたのに、全く笑っていない眼になる。
トイレから二刀流で撃ちまくるシーンが好きだったな〜
一方で、刑事は売り手を摘発しようと動く。
捜査を続けると、あることが判明するんですなー
そして、終盤はジョニートー節全開の大銃撃戦!
撃って〜撃たれて〜また撃って〜の繰り返し。
そんな中でも笑わせるシーン入れてくんのが最高でした。
タイトル通りの内容で満足できる映画。

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