2014年1月14日火曜日

プッシャー



ハリウッドリメイク版を先に見ていた訳ですが、
TSUTAYAでもとの3部作が出ていたので、
ソッコーで借りて見ました。
リメイク版、結構好きだったけど、
諸先輩方にあの演出はダサいと言われて…
んで、本作どんなもんじゃい!と思ってみたら、
やっぱとんでもねー!って感じでした。
ドライブで一躍有名になった、
ニコラス・ウィンディング・レフンのデビュー作。
麻薬売人が胴元に追われて、いろいろと奔走する話。
低予算映画で、1996年の作品なので、画質荒いし、
画はあんまり綺麗じゃありません。
しかも、リハ無しでガンガン撮ってたということもあり、
あんまりカット割りが無いっていうのも特徴かな。
その結果、全体的にsolidでminimalな印象を受けました。
ギャングがギリギリのせめぎ合いで生きてる世界は
もはや問答無用で上がらざるを得ない。
あとラストシーンの何とも言えない
顔アップのオチも怖かったなー

DVDに収録されているレフン監督を追ったドキュメンタリー、
その名も「Gambler」というのが超オモシロかった。
プッシャーが記録的ヒットになったんだけど、
Fear Xという映画で大コケしてしまい、借金地獄に。
そこで起死回生の一手として、プッシャーの続編を作ろうとする。
でも、金もないし、どうやって作るねん…と、
ひたすらレフン監督と制作会社が苦しむ。
普段、何の気なしに映画ボンボン見てるけど、
映画を作って公開するまで、こんな苦労するとは思ってなかった。
この監督自体がプッシャーに出てくる主人公みたいに、
根拠の無い金の出所にすがるのは見てて震えた。
(そうしないと映画が撮れない時代でもあった訳ですが)
まさに「ライフはべガスよりもギャンブル©AKLO
その他にも、いろいろと刺激を受けました。
2、3ももちろん見るぜ!

0 件のコメント: