2013年3月9日土曜日

アニマル・キングダム


DVDの予告編で、殺人一家にまつわるストーリーって見たときから
気になってて、やっと見ました。
ややネタバレで書かせていただきますので
これから見る方は読まないでね。

暴力的かと思いきや、物語として深みある感じでした。
親戚一家が強盗一家で、母親を亡くし身寄りが無くなった高校生が
そこへ放り込まれる話。その一家はもう無茶苦茶。
アニマル・キングダムというタイトルにもあるように
ライオンみたいな奴らばっかり。
そこへ内気なシマウマがいきなり入って、弱肉強食の世界で
どうやり過ごすかという話。
最初は軽い気持ちで接しているけど、ある事に協力したことをきっかけに
逃れられない状況にどんどん追い込まれていくんですね。
報復に次ぐ報復が繰り返されていく中
高校生の証言に有罪/無罪になるかが決まる状況になって
その高校生の彼女は口止めで殺されてしまっているから
当然、親戚一家が有罪になるような証言するかと思いきや
無罪になるような証言をするんですね。
その時点で、うわー救いないなぁと思ってたけど
最後の最後でシマウマがライオンになるんですね。
カタルシスを感じる一方で、
結局ライオンとして決着をつけるっていうのが怖くなった。
この高校生もライオンであることに気づいてなかっただけで
自分の大切なものが奪われたときには
親戚一家と何ら変わりない。この部分にグッときました。。。
世の中、きれいごとでは片付かないっていうね。
タランティーノもオススメしているので是非。

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