2013年3月10日日曜日

ジャンゴ 繋がれざる者



クエンティン・タランティーノ最新作ということで。
劇場で見たのはグラインドハウス2本立て以来。
ちょっと長かったけど、カタルシスという点では間違いなく今年1番。
映画全体の暴力性もさることながら、持たざるものが知恵をつけ
surviveする感じが、もうたまらん!
舞台はアメリカ南部、黒人の人達が奴隷として売買されていた時代。
ドイツ人の賞金稼ぎシュルツ(クリストフ・ヴァルツ最高!)が
ジャンゴという奴隷を自由にするところから物語はスタート。
シュルツは賞金稼ぎとして金を稼ぐため
ジャンゴは嫁を取り戻すため、悪い白人たちをぶち殺しまくる。
その嫁はディカプリオ扮するプラント主が買ってて
そこで彼女をget backするのメインとなります。
高橋ヨシキ氏、宇多丸師匠の解説でもありましたが
史実をねじ曲げて、せめて映画の中だけでは「Revenge」させる
というイングロリアス・バスターズで得た発想が今回も使われています。
まーなんか言葉で説明するのが野暮とでも言いましょうか。
映画館で 「ひゃっはー!」って言いたくなる映画って
なかなかないけど、本作はそれです。
(去年はアタック・ザ・ブロックでした)
正直1回目の銃撃戦であがりまくって、そこからまだ続くんか…
とか思ってたら、そのあとの展開が最高に好きでした。
シュルツに乗せられた方法で、まんまと白人を出し抜いて
屋敷に戻り、一人残らず全員ぶち殺す。
ぶち殺す相手である白人達の悪行をこまめに挟んでいることで
最後のドーン!が圧倒的なカタルシスを生む。
この体験は是非とも映画館でして欲しいです!


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