2017年1月6日金曜日

THE ICEMAN 氷の処刑人


公開当時気になっていた作品。
(もう4年も前という事実に震えた)
これは劇場で見たかったなーと思うほどに、
とてもオモシロかったです!
いろいろ好きだった要素はあるんですが、
一番大きかったのはキャスティングです。
主人公のククリンスキーをマイケル・シャノン、
その奥さんをウィノナ・ライダー、
マフィアのボスをレイ・リオッタ、
のちにククリンスキーの相棒となる殺人鬼を、
クリス・エバンスという豪華布陣。
本作は実際に存在した殺し屋を描いた
半自伝的映画なんですが、
マイケル・シャノンから滲み出るマッドネスが最高。
僕が持ってるシャノンのイメージは、
スーパーマンの近年のリブートシリーズでの、
ゾッド将軍しかなくて …(偏りすぎ)
イメージが異なるという点では、
キャプテン・アメリカのイメージしかない
クリス・エバンスも衝撃で。。。
見てるときは全然気づかないくらいに別人でした。


あとはレイ・リオッタはいつものレイ・リオッタ。
すげー汚いマフィア役がよく似合っていました。
(ジェームス・フランコの雑な使い方も最高)
この布陣で見せる殺し屋の話なんてオモシロくないわけない。
実話ベースということ何が真実か見極めつかないんですが、
お話の展開がとにかくオモシロい。
単なるビデオダビング屋さんが
殺し屋へと変貌していく過程を描いてくんですが、
物語が進むにつれてククリンスキーのマッドネスの源が見えて、
実は昔から。。という展開が怖かったです。
それが炸裂するのが、家族とのドライブ中におかま掘って
相手のドライバーにブチ切れてのカーチェイス。
Mr.アンストッパブルを体現していました。
舞台が70年代NYというのもアガるポイントで、
なおかつ夜の撮り方が上手いんですねー艶やか。
殺し屋実話系ではかなりオモシロい部類に入ると思います。

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