2014年6月23日月曜日

KAMIKAZE TAXI



某先輩に薦められて、
ずーっと放置していたものをやっと見ました。
超社会派ハードボイルドな作品でした。
原田眞人監督作品は初めてでしたが、
タフも含めて色々見ていかなアカンな〜と思いました。
ヤクザ×政府の人×在日外国人という掛け合わせで
産まれたものがコレか!という。
ヤクザの人が政府の要人の家を襲い、
金を奪ったのちに、たまたま出会ったペルー人の
タクシードライバーと逃避行の旅をする話。
wiki見てたら、以下の逸話が…

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2002年に出演した『ラスト・サムライ』の撮影初日に
トム・クルーズに自らの監督作品のビデオを数本渡したと云う。
その中の1本『KAMIKAZE TAXI』と
数年後に観たトム・クルーズ主演の『コラテラル』の
設定・台詞が酷似していた事に憤りと絶望感に苛まれたと云う。
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真偽はさておき、確かに超似てるかも。
なんだけど、狂気の具合は段違い!
ペルー人を役所広司が演じてる時点で、
「えっ?」ってなるし、高橋和也のチンピラっぷりもたまらない。
中盤は少し退屈やなーと思いつつも。
後半にかけてのギアのかかり具合たるや。
最初はかわいかった役所広司の片言の日本語が、
笑えないくらい怖くなってくるのが良かったな〜
(パチンコ玉×ネクタイの武器化は衝撃…)
あと映画自体が政治性を帯びていると、
当時の空気が分かって、その点も興味深い。
約20年前くらいの話だけど、
日本人の対外的な姿勢は全然変わってないなーという
隔世の感があまり無いのもポイントかもしれません。
刺激強い邦画見たい人はオススメです。

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