2014年6月22日日曜日

300 帝国の進撃



予告編を見たときに「キター!」と
アドレナリン全開で楽しみにしていた作品。
前作はDVDで見たんですが、
今回は映画館の大画面+IMAX 3Dで
メチャクチャ楽しんで見れました。
前作は構図が単純で、
300人のスパルタ兵士vs数万のペルシア軍。
しかし、本作はもう少し話が複雑化。
300の前日譚でもありつつ、その先の話でもある。
そもそもペルシア軍がなんでギリシャに攻め込んできたか?
それはギリシャ軍に父親を殺されたクセルクセス王の復讐。
その背後には凄腕の女軍曹アルテミシアがいて、
彼女はもともとギリシャ生まれなんだけど、
ギリシャ兵に虐げられた過去を持ち、
復讐の業火を燃やしている。
それに立ち向かうのがギリシャ軍のテミストクレス。
(今回はスパルタも出てくるけど、あくまでサブ的な役割)
アルテミシアvsテミストクレスの海上バトルの物語。
最初の因果となる戦いの時点で、
ザック・スナイダー印のストップ&スローなアクションが炸裂!
血は遠慮なく出るし、バッタバッタ死んでいくし、
この時点で心はグッと掴まれます。
(ちなみにザックは今回は製作で、監督は別の人になっています)
この戦いで父を亡くしたペルシアのクセルクセスは
神王としてギリシャへの報復を行うことに。
その情報をキャッチしたギリシャ側は団結して戦おうとする。
テミストクレスがスパルタの説得に行くんですけど、
そこでの兵士への「かわいがり」が余りに過剰で好きでした。
結局、スパルタは己のプライドのために戦うと連合入りを拒否。
これが前作の300の話となる訳です。

今回のすべての戦いが海上で行われるんですが、

ギリシャ側の兵力、舟の数はペルシアより圧倒的に少なく、
奇襲や作戦を練ることで何とか迎撃していきます。
ここで仰天シークエンスがあって、
女軍曹アルテミシアがテミストクレスを引き抜こうと、
陽動作戦として誘惑しまくった結果、
敵の大将同士によるセックスが始まるというね…
結果的には決裂するんですけど、
テミストクレスが自軍に帰って来てからのセリフが、
イイ感じにバカで最高だな〜と思いましたw
フラれた形となったアルテミシアは
恐ろしい作戦として海上に石油をばらまき、
それに火つけて、文字通りの火の海を産み出して、
ギリシャをフルボッコ。
一方で300人のスパルタも皆殺しになったことが判明。
そして、ラストの海上での最終決戦へ。
スパルタの300人同様、見た感じで絶対勝てへんやん!
それでも己や友人、家族のために戦うんや!
勝てる根拠なんて無くても戦うのは
国とか関係なく、戦時独特のメンタルだし、
それが見てて上がるな〜と思いました。
ラストにかけては戦いの中で躍動する姿は
素晴らしかったんだけど、
一騎打ちが今いちパッとしなかったのがもったいなかったかな?
物語が終わったあとのアヴァンタイトルは最&高でした。
頭からっぽにして、この祭りに参加すべし!

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